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Die Katze hat 7 Leben

Die Katze hat 7 Leben

日記は無理ですが、近況報告を月一くらいで書けたらいいなぁと思います。

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2012年1月30日

あけましておめでとうございます。


と、かなり今更ですが、今年もよろしくお願いします。
今年はまだ、いつ何を書くのかお話できない状態なんですが、新作について色々構想中です。
来月になれば多少はご報告できるんじゃないかと思います。

『小説ウィングス 秋の号』の読者アンケートにご回答くださった皆様、ありがとうございました。皆さん、楽しんで頂けたようで何よりです。
また、web拍手下さった方々もありがとうございました。

前回更新したSSについて、コメント下さった方。
そーですね、いや、そのとーりなんですけど、そこでそういう方向に思考がいかないというか、それで解決できないのがあの二人……。
反射的にちょっと追加のSSを考えたのですが……今月はプチ崖っぷちにいまして。
崖っぷちの理由はまだ語れないんですが、色々まとめて来月あたりに更新予定です(会社が無茶を言わなければ><)。
今しばらくお待ち下さい。

ではでは。


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2012年2月11日



「花嫁失格!?」の文庫化が決まりました!!



これもひとえに皆様の応援のお陰です。
有難うございました。
発売は5月です。よろしくお願いします。

さて。
文庫化となると書き下ろしがつきます。
今回は100頁くらいは書いても良いとのこと。

「ここはやはり、ノエルとギィ・アドルフの出逢い篇でしょう!!」

と、拳を握り締めたものの、実は二人の出逢い篇は投稿時代からこの十年以上、書こうとしては何度も挫折した鬼門のお話なのです。
というのも、なにせ、暗い。重い。
ノエルが可哀相[※後ろに(笑)がつかない]な話で、作った本人すら憂鬱過ぎて書くのが耐えられなくなるほどなんです。

しかし、そうは言っても、やはり二人の出逢い篇は読みたい方が多いのではないかと思い、また、世に出す最後の機会だとも思いまして。
担当さんに「出逢い篇は凄く、暗くて重い話なんですが、駄目でしょうか?」と持ちかけてみました。

担当さんからはとりあえず編集長様に相談してみるとの返信メールが返ってきたのですが、ただし。


「『8割暗いですが、ラストは現代に戻って来て幸せな初夜です』となったら、すごく通りやすくなるかも、とは思ってます」



ヒィッ! と、読んだ瞬間、夜中なのに変な声がでちゃいましたよ(><)

「しょ、しょ、初夜なんて、書けませんよっっ!」と恥ずかしがるには、もうかなりいい年した大人なんで、まあ、あの、はい。

た、ただですよ、ただ、普通のカップルならともかく、あいつらですよ?
結婚式の誓いのキスをさせることですら、何ヶ月も作者を苦しめた連中ですよ?
つーか、初夜って失敗したら、結婚式のキス以上に、目も当てられないというか、心が折れそうじゃないですかっ!(誰のとは、あえて言わない)
そんな気の毒の上塗りをしていいんですか、いくら自分の小説内のキャラクターだからって!!!

わたし 「……それ、今日は幸せな結婚式です、じゃ駄目ですか?」
担当さん「駄目じゃないですけど、結婚式はもう本篇で書いていただいているので、通りやすいということにはならないかと思います」



……この攻防(?)の結果は、また後日お伝え致します……。


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追伸:web拍手を下さった皆様、有難うございました。
昨夜、拍手下さった方、お気遣い有難うございます!
実は気管支炎に苦しんでいる今日この頃、インフルエンザまで拾ってこないよう重々注意したいと思います。

まだまだ寒い日が続きますので、皆様もご自愛下さい。


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2012年3月15日

先月お伝えしました攻防戦ですが……


敗北しました……_| ̄|○






一応プロットの時点では、とりあえず「今日は幸せな結婚式です!」で、な方向に落ち着き、
一旦勝利を収めたのですが。

第一稿を提出したところ、重すぎると。
後半はいつものとおり、某キャラが気の毒な感じの話でお笑いで終わっていたんですけれども(←それはそれでどうなんだと(笑))、とにかく前半が重すぎると。

そんなわけで、担当さんと相談の結果
「ラストだけでなく、全編で過去篇と現在篇を交錯させましょう」
ということなりました。
ええ、現在篇は、初夜です……。






途方に暮れました。

「……花婿の心を折らずに、その夜の出来事を書くには、いったいどうすれば……」


……悩みどころは、そこかっ!?
と、突っ込む方は……少なくともこのページを見ている方の中にはいない気がします(苦笑)

しかも、過去篇ときたら、「出逢いからずっと、こんなに気の毒なエピソードを積み重ねてきて、よくもまぁ無事に結婚式まで辿り着けたもんだ」と、改めて作者が感動するくらい気の毒なんですよね、あの人。
いやもう、過去篇の最後あたり、気の毒過ぎて気の毒過ぎて、書いてて笑いが止まらなかったんですよね(……あれ?)

先日もweb拍手からこんなコメントを頂きました。

描き下ろし、暗くても楽しみです。
ノエル様が幸せなのは一度も疑ったことありませんもの(笑)

師兄は大丈夫かなって思ったことはありますが(爆)


……読者様にまで、こんなに心配をされている状況なのに、書くのか初夜篇…………。

「おかしいなぁ、この二人、相思相愛なのに……」

と、去年の今頃も、同じように悩んでいた気が。
歴史は繰り返すというか、1巻の書き下ろしの頃から、毎年、繁忙期のこの時期にやってくるので「花粉症か、貴様は?!」な気持ちで一杯です。

いやいやこれが最後なんだから、後から振り返ればきっと全て美しい思い出になるはず……と、去年も思った気がしなくもないけれども、とりあえず。
とりあえず!がんばります……。


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<注記>
2月の記事も3月の記事も出来事が起こったのは、実はそれぞれ数週間前のことです。
諸般の事情により、記事作成時期と更新時期をずらしています。
この後どうなったかは、また、4月の更新までお待ち下さい。
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web拍手を下さった皆さん、いつも有難うございます!

上記で勝手にコメントを引用してしまった方>
引用勝手にしてすみません。
自分も「大丈夫か? 生きてるか?」と言いたくなることが多かったですが
多分幸せに生きていると………………。
あ、アレクは残念ながら、今回の書き下ろしにもでてきません。
ただ、ノエルがアレクの住むあたり(←本編未読の方向けネタバレ防止表現)を訪れた時は、立ち寄ったりします。
手紙もけっこう頻繁にやりとりしています。

kiruriさん>
SSを読まれて「初めて師兄が可哀想になりました(苦笑)」とのこと。
あのSSさえなければ師兄は可哀相とは思わない方もいらっしゃるというのは、ちょっと心強いかも(笑)
そうか、今のままでも、奴は十分幸せなんですよね!!!

……とはいえ、初夜篇を書くことになりましたので、えーと……「初夜に名前を呼ばないというのも、どうなの?」な気持ちになり、えー……この件に関しては善処の方向で進んでおります……ええ。


そのほか、5月の文庫本への期待コメントを下さった方、コメントなくweb拍手を下さった方々、有難うございました。
とても励みになります。
また、ご感想や、気になる点がございましたら、お気軽にどうぞ♪


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2012年4月27日

お久しぶりです。こんにちは。
web拍手を下さった皆様、有難うございました。

前回の更新から、ちょっと日が経ってしまいました。
実は会社のほうでも作家業のほうでも色々ありまして……まあ、人生で何か起こる時というのは、何かとまとまって起こりますよね……と遠い目をしたり。

それでもなんとか『花嫁失格!?』の書き下ろしは、〆切日までに無事に脱稿しました。
本は予定通り5月10日頃発売です。よろしくお願いします。

担当さんから課せられたハードルも、(多分)乗り越えたんですが……ええっと…………

………今は色々、精根尽き果てていますので、懸案の件については本のほうでお確かめ頂ければ幸いです。



さて先日、新作の取材で東京へ行きました。
そして、せっかくの上京なのでと、デビューして丸6年になろうというのに、初めて(!) 新書館さんを訪問致しました。
編集部もちょっぴり覗かせて頂きました。
(編集長様、副編集長様、また、新書館の皆様、その節はお世話になりました)

もちろん担当さんにも、久しぶりに直接お会いしました。
ちなみに初めてお会いしたのが、2009年の冬で、『姫君返上!』の2巻発売前です。
メールと電話と郵便で事足りてしまいますので、なかなか東京まで挨拶に行く機会がなく、お会いするのは今回が2回目でした。

直接お会いしたこの機会にと、先日からずっと気になっていたことを伺ってみました。


私    「初めてお会いした時、(ノエル達は『チュー以上は書けとは言わない』 と仰ったんですが、覚えていらっしゃいますか?」
担当さん 「覚えてません!」



……ええ。
そうだろうなぁ、きっと素で覚えていらっしゃらないだろうなぁとは、思ってたんですが。
ええ、ちょっと訊いてみたかったんですよね…………。

担当さん「いや、私もあんな話を書かれなければ、初夜を書けなんて言いませんよ? たとえばアレクの話とかだったら、ぜんぜんそんなこと、言わなかったですよ?」

いや、アレクの初夜を書けなんて言われたら、今度こそ、何も思いつかず、海にでも身を投げなければいけませんよ、私。
いやいやいやいや。
ともかく。
ともかく、ノエル達の初夜を書いたのです。
ノエル達の話は出会いから結婚式の夜まで全て書き切ったのです!
すべて、終わったのです!!
ノエル達を書いている間、回を増す毎に、気持ち的に1000m単位で高くなっていった担当さんのハードルも、もうこれ以上は上がらないはずなのです!!! \(^O^)/




……と思っていたのですが、新作の話を煮詰めていましたら、内容的に来年に延期したほうがいいのではということになりまして。
相談の結果、今年はもう2回、『姫君返上!』シリーズの番外篇を書きましょうという話になりました。

『小説ウィングス』夏の号と秋の号に、(たぶん)アレクが主役と、(ほぼ間違いなく)ジークが主役の話が掲載予定です。
内容は、担当さんが「アレクの初(略」とか「ジークの(略」とか、無理難題  果敢な挑戦 を持ちかけないような話になるはずです。






……うん。だ、大丈夫なはず……………………。


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2012年5月10日

花嫁失格!?

【新書館】 【Amazon】 【楽天】


姫君返上!シリーズ外伝 『 花嫁失格!? 』 本日、発売です。
どうぞよろしくお願い致します。



見本誌は数日前に私の手元にきたのですが、実はそこで初めて担当さんが書いてくださった帯の文面を知りました。
(カバー裏の粗筋とかは確認メールが来るのですが、帯は特にないのです)


『書き下ろしは(中略)笑いと 感動の初夜篇 !!』


…………えっと。

少女小説で初夜を扱うとなったら、普通はもっとロマンティックでセンシティブで甘くてキラキラしたコピーがつくような気がするのですが、どうなんでしょうか?

でも、「笑いと」と帯に書かれても、作者として0.1%も反論ができないのも、また事実……orz
(あ、「感動の」については本の帯の定型文ということで、「感動しなかった!この帯は嘘だ!」と怒る方いないかな、と)


そ、そんな本ですが、楽しんで頂ければ幸いです。
そして、よろしければ、ちょこっと感想を聞かせて頂けると大変嬉しいです。


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2012年6月28日

こんにちは。毎日暑いですね!
熊本は「火の国」と言われていますが……うん。本当に喩えレベルじゃなく、火の国ですよ……。
まだ、夏本番じゃないというのに、しゃれにならない暑さ。
黒いくまもんの中の人が熱中症にならないか、心配になる今日この頃です。
皆様もご自愛下さい。

さて、先月発売になりました姫君返上!シリーズ外伝 『 花嫁失格!? 』  、ご購入下さった皆様、有難うございます!
web拍手で感想下さった方、web拍手を叩いて下さった方、有難うございます。とても励みになります♪
まだ、購入されてない方は、是非よろしくお願いします<(__)> 

この 『 花嫁失格!? 』 に収録されている 『 花嫁失格!? 』という話(なんかくどい言い回しですね…)は、担当さんから

1) ノエル達の結婚式の話
2) 今まで書いた話の中で一番甘い話

という2つの和泉的には超難題な注文を頂きまして。
それはそれは四苦八苦したのですが(この辺の七転八倒っぷりは2011年のRecentlyに詳細が)、それとは別に個人的に目標がありました。

それは。


「ジークをプチ不幸にする」

 
……と、言うものでした。

本篇を書き上げた時に、なんだか一人だけ完全無欠と言っていいくらい、ジークが幸せに思えまして。
他のキャラ(アレクとかアレクとかギィとかギィとか)に比べて、一人やたらと幸せに思えまして。

「ジークは、もうちょっと、何か痛い目に遭ってもいい気がする……」

と、思えてしまったのです。
別に作者は彼のために世界を回していないのに、なぜ一人勝ちしているのかなぁと。

ただ、本格的に不幸にしようとすると、他のキャラに被害甚大な気がしましたので、プチ で。
ちょこっとだけ、痛い目に遭ってもらおうかな、と。

そんなわけで、作者はジークをプチ不幸にする方法を、色々考えました。
考えて考えて考えて。

「……『恋愛音痴閣下(単独) VS 異世界生物な恋する乙女猊下』戦をやったら、さすがのジークも苦労するのでは?」

と、思い至りました。

実は本篇三話目、ギィ・アドルフの求婚までのエピソードは、「ジーク、使えない!」「ぜんぜん使えない!」「黙れ! 貴様は余計なことは言うな!」とジークに文句を言いながら、書いた記憶がありまして。
本になったものでは、そんなにジークが邪魔をしている感じはないかもしれませんが、第1稿から最終稿まで、書いている間はジークが二人に水を差しまくるので、奴の台詞は5つのうち4つは削除する有様だったのです。
本当に、あの話は、アレクがあの場にいなかったら、どうなったことやら。

そんな感じだったので、

「二人の結婚式で何か揉め事が起った時、アレクが横にいて新郎新婦間の調整をするならともかく、ジーク単独ならば、あの異世界生物な新婦を御せるはずがない!
きっと奴は、言葉も理屈も通じない異世界生物に苦労するはず!!!!」

と、確信を持って、書き始めたんですね。










……ええ、その目論見がどうなったかって…………。(※未読の方は、『 花嫁失格!?』でお確かめ下さい……)

そんなわけで、ただいま、「打倒!ジーク」のリベンジ中です。
いや、自分のキャラなんですけれどもね、おかしいなぁ……orz


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2012年7月

この度の九州北部豪雨の被害者の皆様に、謹んで哀悼の意を表します。



今月11日から14日にかけての豪雨のニュースに、和泉は無事かと、Web拍手で声を掛けて下さった方がいらっしゃいました。
気に掛けて下さって、ありがとうございます。
幸い、和泉が住んでいるあたりは、特に被害はなかったです。

しかし、阿蘇のほうをはじめ、県下で甚大な被害に遭われた方が多く、各種報道で被害者の方のお話を聞くに胸が痛いです。
和泉のできることなんて本当にささやかですが、無事だった人間が目の前の仕事をやること、その積み重ねがどこかで誰かを支える一助になっていると信じて、頑張りたいと思います。


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2012年7月28日

現在、秋の号の原稿を書いています。
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すみません。
いつもこのページでは、その時(か、少し前)の原稿について語っているのですが、現在の原稿について、何を語っても、夏の号のネタバレになるような気がします。

そんなわけで来月、夏の号が発売されて「皆さん、夏の号を読まれましたよね?」な頃に、今現在の苦闘については語りたいと思います。
ぜひぜひ、来月、小説Wingsの夏の号を読まれてから、こちらを覗いてやって下さい。
8月10日発売です。
次回更新はそれ以降です。(……多分、末頃?)

ちなみに今回も、かわい先生のイラストはとっても素敵です。
和泉の小説は…………とりあえず、「涙なしには読めません!」とか「真夜中に読んだら、怖くて背後が振り向けません!」とか、そーいうたぐいの話ではないです(……そんな話になるとは、誰も思われていないとは思いますが(笑))


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2012年8月26日

小説ウィングス夏の号、ただいま絶賛発売中です!!

【新書館】 【Amazon】 【楽天】

諸先生方の素敵な小説が楽しめます。是非是非、ご一読ください!
拙作「姫君返上!番外篇 初恋到来?」も掲載されています。
どうぞ、よろしくお願いします。







さて、夏の号に掲載されました「初恋到来?」は、


「ジークが、プチ不幸になりますように」


と、毎日呟きながら、作者が寝る間も惜しんで書いたお話です。

(※以下「初恋到来?」及び「花嫁失格!?」のネタバレが含まれますので、未読の方はご遠慮ください)

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アレを読んだ方の誰が、信じてくれるかっつーのっっ!!!!(号泣)


……な、なぜ、こんなことになったんでしょうか……orz

元々あの話は「花嫁失格!?」の後日談として、当初、このサイトに掲載するつもりで書いていたのです。


「ギィ・アドルフよ、藤花選帝侯国の商人達に対する港湾施設の使用料の件じゃが、値上げはまかりならぬ。即刻、三年前の水準に引き下げよ」
 故郷の島から戻った途端、いきなり師父に呼びつけられて、そんなことを言われたギィ・アドルフは文字通り面食らった。
「師父、何を寝ぼけたことを言っているんですか? そんなことはできるわけがないでしょう」
「どうしたんですか、師父? いきなりこんなことに口を出すなんて? 港のことはいつもは師……ギィ様に任せっぱなしなのに」
 妻となったノエルからも援護が入る。
 しかし、師父はいつも以上に強硬だった。
「うるさーい! 儂の命令じゃ! 教皇命令に逆らう気か!?」
「だから理由を……。まさか、藤花選帝侯に何か言われたんですか?」
 思い当たったことを口にすると、師父はバツが悪そうに黙り込んだ。
「師父、そうなんですか? ジークが何か言ったんですか?」
 藤花選帝侯の異母姉になるノエルも重ねて問う。
 それに逆ギレしたのか、師父は座っていた机から勢いよく飛び降りた。
「そもそも、そなた達のせいなのじゃからな! そなた達が何の揉め事もなく、無事に結婚してくれれば、儂だって藤花選帝侯に借りを作らなくて済んだのじゃ! ともかく儂も教皇の名で選帝侯と約束した以上、ばっくれるわけにはいかんのじゃ! よいか、直ちに使用料は三年前の水準に引き下げよ!!!!」
 バタバタと子供が癇癪を起こしている時みたいに顔を真っ赤にして――見えてはいないが、容易にその様子は想像できた――、両手を振って命令する上司兼師父兼義父に、ギィ・アドルフはほとほと呆れ果てた。
 いや、呆れ果てた相手は今や彼の義弟となった藤花選帝侯に対してか。


「教皇猊下のご機嫌はいかがでしたか?」
 己の執務室に戻ると、待ち構えていたように今度は港湾施設の責任者である男が尋ねてきた。
 聖書語を話しているが笑みを含んだもの柔らかな口調は、件の藤花選帝侯を思わせる。妻に言わせれば顔立ちも似ているらしい。
 この国に来て、髭を落とし、髪をかなり短く切った上に赤く染めているせいか、故国を捨てる前とは随分と印象は変わったらしいが。
「良くない。藤花選帝侯国の商人に対して港湾施設使用料を三年前の水準に下げろと言う話は、聞いているか?」
「はい。教皇猊下が島からお帰りになったその日のうちに」
「……では、もう値下げは断行済みか?」
「いいえ。副祓魔師様のご意見も伺わずにそのようなことはできませんと突っぱねておきました」
ギィ・アドルフは少しばかり驚いて、相手の方に顔を向け直した。
「……教皇猊下の命令に逆らったのか?」
「逆らうなんてとんでもない。ただ、副祓魔師様のご意見を伺いましょうと申し上げただけで。なんなら私が聖アルトリウス島に行きますが、と申したのですが、休暇中の副祓魔師様を煩わせるのは忍びないと、猊下が止められまして」
「……なるほど」
 確かにそんな使者が来ていたら、休暇は棚上げで聖都に戻っただろう。
 師父もそんなギィ・アドルフの性格を読んだからこそ、気を遣ったのだろうが。
 ――というより、俺に叱られるのが嫌で、先延ばしにしたというのが正解な気もするが……。
「それで、港湾施設料の件はいかがなさいますか?」
「教皇猊下が、教皇猊下の名で約束した以上、しかたがない。猊下の仰るように取りはからってくれ」
「かしこまりました」
 そう応じたものの、相手が立ち去る気配がない。
「……まだ、何かあるのか?」
「副祓魔師様は、このまま大人しく藤花選帝侯の言いなりになるおつもりなのですか?」
「猊下が言質を取られている以上、しかたあるまい。……君にも、都合のいい話だったのでは?」
「私に? 今の私は、藤花選帝侯国とは何の関係もない聖都の神官で、港湾施設の総管理者ですよ。あれほど大口の顧客の使用料を減額されては、港湾労働者の賃金も当分据え置かねばならないでしょうし、施設の改修費用や拡張費用の予算をどう組めば良いのかと頭が痛い」
「……すまない。今のは失言だった」
「いえ。副祓魔師様も問題をよくよく理解されていればこそ、私に八つ当たりもしたくなりますでしょう」
 苦笑気味に「八つ当たり」と指摘されて、ギィ・アドルフは零しかけた溜息を飲み込んだ。
 確かに今のは八つ当たりである。
 港湾使用料の値上げ問題は、軽微なようで、聖都の運営には根が深い問題であった。
 過去の長い歴史の中で、聖都……つまりは教会組織の運営を信者の寄進に頼って、結果的に信者を搾取してきた教会にギィ・アドルフは疑問を持っている。
 信者からお金を集めるのではなく、他のやり方で教会組織は運営されるべきで、逆に教会が得た富を貧困に喘ぐ信者に再分配するべきだと考えているのだ。
 故にギィ・アドルフは交易都市としての聖都の価値を引き上げることに、長らく苦心してきた。
 商船が大量に集えば集うほど、聖都の市での交易品は増え、その交易品を求めて、さらに船が集まる。
 聖都の港は地形に恵まれた良港であるが、多くの商船を呼ぶには、その場所の地理的な価値や救世主教の総本山であることもさることながら、いかに船が停泊しやすいか、いかに物資の積み卸しが円滑に行われるかなどの点も大きく評価される。
 故に定期的な施設の改修や、より多くの船を受け入れるための拡張工事は欠かせないし、労働者の賃金も他の港湾都市より高めに設定することで質の高い人材を集めてきた。また、低い賃金で働く者は気持ちも荒れやすいから、聖都の治安の維持にもそれは必要なことだった。
「……確かに、諸々の予算を工面するのは頭が痛いな」
「一つ、私に腹案があります。藤花選帝侯と同じ手を取られては、どうでしょうか?」
「……同じ手?」
「左様。副祓魔師様が教皇猊下の命令に逆らえないように、藤花選帝侯も上司の……つまり、聖レーミッシュ帝国の皇帝陛下の命令には逆らえないと思いますが、どうでしょうか?」




なんて流れで、ギィ・アドルフがアレクを味方に付けると。
その上、ミレーヌを使って、クローゼ伯爵夫人もギィ・アドルフ側に引き込んでしまえば……ギィ・アドルフ陣営は最強じゃないですか。

某国民的RPGに喩えれば*註(1)

ジーク陣営ギィ・アドルフ陣営
・ジーク
(戦士Lv88)
・教皇
(僧侶:Lv99)
VS ・ギィ・アドルフ
(僧侶Lv99→賢者に転職:Lv97)
・ノエル
(戦士Lv48→僧侶に転職:Lv90)
・叔父
(商人:Lv99→僧侶に転職:Lv52)
・母
(魔法使い:Lv35→商人に転職:Lv99)
・アレク
(商人:Lv28→勇者に転職:Lv53)
・ミレーヌ
(魔法使い:Lv47)


こんな感じでしょうか?

長らく某ゲームを触ってないので、物凄い適当な喩えですが。
(そもそも勇者は、転職してなるものではなかったような(笑))


ともかく、とりあえず、こんな感じだったので「勝った……!」と思ったんですね。

圧勝ですよね? 
人数だけでも3倍。
もう、負けるわけがないですよね、常識的に。

そんなわけで、ジークが敗北してめでたしめでたしという予定で書き始めたのです。




……なのに、なんで、負けてくれないのかな、ジーク?
と言うか、なんでこの布陣で負けるかな、ギィ・アドルフ?

いや、今回は特にギィ・アドルフに過失があったとは言わないけど、逆に過失がないのに負けてしまうあたり、日本人だったら神社かどこかで、お祓いを頼むレベルですよね……(「義弟を祓うんだ!」と言うのはry)


こうなったら秋の号こそリベンジを!

と思って書いていたのですが、えーと……。




……もう、「ジークをプチ不幸にする」計画は、諦めた方がいいのかもしれないと思う今日この頃です……。


**************************************
*註(1)
この表を見た小梅さんから「師兄が賢者なら、師父はずっと前から賢者のような気がします!」というツッコミが。
……えーと、確かに教皇はギィ・アドルフが賢者なら、賢者じゃなきゃいけない気もしますが、和泉は奴に「賢者」のイメージを欠片も持っていなくてですね……。むしろ遊び人Lv99とか(苦笑)

**************************************
web拍手ポチって下さった方、
感想を送ってくださった方、
有難うございました!
すっごく励みになります。

8/14に感想を下さった方へ
あ、そのご要望は……ちょ、ちょっと……かなり……滅茶苦茶……難しいです。
難しいですが、ががが頑張ります。
……ただ、あのー、期待は、あのー、あまり、大量には、しないで頂けると……(懇願)
所詮、ああいう性格のキャラですから、作者がどう頑張ろうとも、色々限界がですね……(涙)


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2012年9月29日


脱稿しました。





と、4倍角で書き記したいほど、苦労しましたが、なんとかなんとかなんとか先日、秋号の原稿を脱稿しました。
当初の予定よりどれだけ遅れたかを考えると……もう担当さんとかわい先生にはお詫びの言葉もありません。
本当に申し訳なかったです。



さて。
もう何年も(笑)挑み続けてきた 「 ジークをプチ不幸にする  」 ですが、この度、無事、成就しました。





……ええ、ええ、ええ。
本当ですよ? 
本当に成就したんですよ!!!

プチ、どころか、RPG(この間からコレばっかりですが、ゲームはもう何年も触っていなかったり……) に喩えるならば、

「Lv99の戦士でも即死間違いない」
「OVER KILL状態」


ってな感じの、痛恨の一撃をくれてやったのです!

その章を書き終わった瞬間、超シリアス展開なシーンだったにも拘わらず、喜びに打ち震え、小躍りしてしまいました。
もうPCモニターの前で、万歳三唱する勢い。

「やった!\(・◇・)/ ついにやったよ!!\(・◇・)/ ジークに痛恨の一撃を与えたよ!!!\(・◇・)/」

と、ひとしきり興奮し、それから心を落ち着け、次の章に向かい……



「やだなぁ、アレク(以下略」





……あれ? 

作者は、さっき、君に大ダメージを与えていませんでしたっけ?
一生……少なくとも、三日くらいは落ち込んでも当たり前なダメージを、与えませんでしたっけ?
それなのに、なんでそこで、ニコヤカ〜に、いつも通りに、異母弟を楽しそ〜に苛めていますか、君?

……た、立ち直ったの?
瀕死と言うか即死ダメージ受けた箇所から、徒歩10歩、時間にして5分弱しか経ってないと思うんだけれども、立ち直ったの?
それとも、あれは、ダメージじゃないのっっ?!
あんな目に遭っても、君への精神ダメージは 0 なのっっ??!!!
プチダメージにもならなかったのっっ!!!???

いいいいいやあれは普通の男性なら超特大ダメージ自殺を考えてもおかしくないきっと作者にも見えないところでショックは受けたはずきっとそうだよジークだって一応普通の感性というか情緒を多少なりとも持ち合わせているはずだからして多分多分普通の人並みの神経が多少は残っているはずだからきっときっとプチダメージくらいは心のどこかで感じてくれたはずでこの平常運転に見えるジークは演技をしているんだきっとそうだそうだそうだ……

……などと、作者が平常心を取り戻すのに時間がかったり。

我がキャラながら、なんて恐ろしいんでしょうか……。

まあ、そんな色んな意味で恐ろしい ジークの話ですが、11月発売の『小説ウィングス秋号』、お楽しみ頂けると嬉しいです。





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感想を送ってくださった方、
有難うございました!
夏の号のアンケートに返答下さった皆様も、有難うございます!
いつも励みになります。

★前回の更新のあとで、遊び人と賢者についてご教授下さった方★
ありがとうございます〜。なるほど、そーいうことならば確かに、師父は遊び人からの転職賢者でもいいですよね。
……私のイメージでは賢者から転職、遊び人ですが。
僧侶→賢者→遊び人……。なんて無駄な転職人生(苦笑)


★ジークファンは少ないのかと嘆いていらっしゃった方★
カウントしたことはありませんが、感触としてジークファンですと言われる方は残念ながら少ないです。
しかし、秋の号の話は少なくともイラストは、カラー口絵から扉、本文イラスト全部ジークが制覇する予定です。
和泉の小説はともかく、かわい先生の描かれる超カッコイイジークを堪能して頂けること間違いなし!! ですので、ぜひぜひ秋の号もよろしくお願いします。


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2012年10月29日

こんにちは。

もう10月も終わりですね………………。

あれやこれや顔面蒼白な思いでカレンダーを見ております。
いや、もう、なんだって(以下ただの愚痴のため省略)



……ええっと、気を取り直しまして。

もうすぐ、『小説ウィングス秋号』が発売です。

「プロの小説家になれて、良かった!!」と思うことは色々ありますが、その中でもやはりプロの方にイラストをつけて頂けるというのは、良かったポイントが、メチャメチャ高いです。

『姫君返上!』シリーズでは、毎回、かわい先生が素敵なイラストをつけて下さるのですが、今回は本当に凄いです!

前回の更新で、カラー口絵から扉、本文イラスト全部ジークが制覇すると書きましたが、実は前回の更新の時点ではラフ画が到着しておりませんでした。
担当さんと相談して、イラストの箇所を指定して、かわい先生に依頼を出し、ラフ画が届くのを待っている頃でした。
(かわい先生の名誉のために念のため補足しますが、いつもならもうイラストのラフはとっくに頂いている頃で。私の原稿が遅れたからラフが先月の更新の時点で頂けていなかったのです……orz)

で、先日(と言っても、もうかなり前)、ラフを頂きました。




……萌え死にました……!!!




自キャラに萌えるって、落ち着いて考えるとちょっと恥ずかしいですが(苦笑)
えー、でも、かわい先生のイラストに! ですから。
自分で、自分が書いた小説に「いやーん、萌死ぬぅうううっっ(><@)」とか叫びません(笑)

そもそも和泉が、決してジーク贔屓でないことは、本篇終了後の外伝+番外篇計3話の裏テーマが

「ジークをプチ不幸にしよう!」

だったことでもお解り頂けるかと(苦笑)
前回の更新を読んだ友人から、「そんなに不幸にしたかったのね」と呆れられたくらいですし。

そんな和泉でも、あまりに可愛いジークの姿に、萌え死にそうになりました。
小説ウィングスは、新書館さんから必ず1冊頂けるのですが、保存用に1冊、別途購入しに本屋に走らねば! と、固く心に誓ったくらいです。

……あ! 
ちなみに「可愛いジーク」というのは、二十歳過ぎのいつものジークではなくて、今回、子供時代のエピソードがありまして、そのシーンを描いて下さったんです。
しかも、そのすっごく可愛いジークが、カラーになるんですよ、完成稿はっっ!!!

そして、大人ジークも、もちろん素敵に描いてくださってます♪ 
どんな風に素敵なのかを説明するにはネタバレ要素が多いので、今は語れませんが……完成品を見るのがとても楽しみなイラストばかりでした。

うわぁあ……こんな素敵なイラストをつけて頂けるなんて、なんて、幸せなんだろう…………。





……ということで、あと10日ほどでやってくる小説ウィングスを楽しみに、目の前の会社の仕事と小説の仕事の積み上がった巨大山脈(-_-;;;;)に、立ち向かいたいと思います。




ええっと、
もしかしたら今回の更新は引かれた方もいたかもしれません……。
が、『小説ウィングス秋号』であの素敵なイラストをご覧になれば、きっと作者がここまで狂喜乱舞するのも無理はないと思って頂けるはずでございます。

そんなわけで、11月10日発売の『小説ウィングス秋号』をよろしくお願いします。

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2012年11月23日

小説ウィングス秋号、ただいま絶賛発売中です!!

小説ウィングス秋号

【新書館】 【Amazon】 【楽天】

諸先生方の素敵な小説と美麗なイラストが、たくさん掲載されています。
是非是非、ご一読下さい!
和泉の拙作も掲載されています。
どうぞ、よろしくお願いします。










さて、秋号をお読みになった皆様には、前回更新の際に力説した、かわい先生の素敵なイラストは堪能して頂けたことと存じます。
いやあ、本当に本当に素敵なイラストでしたよねっっ!!






……なのに、この萌え死にそうなほど素敵なイラスト群を持ってしても、今回のジークの溢れる残念感は払拭できていない気がします……。
(↑言うまでもないことですが、これはかわい先生のイラストに問題があるという話ではなくて、私の小説が救いがたいという意味です)

なぜに、こんなに恋愛方面に才能がなかったんでしょうかね、ジーク…………。

奴にその手の才能がないことは本篇三話目あたりで気づいていたので、できることならばジークの恋愛方面の話は書きたくないと、ずっと思っていました。
また、今年の春に今回の原稿の依頼を受けた時も、担当さんは「恋の話を」と特に指定はされなかったので、今回のネタは避けることも可能だったのです。

が。

が、そこで「恋バナを書け!」というテレパシーを受信したと言いますか、副音声の空耳が聞こえたと言いますか。

他のどのネタより、やはり皆様が読みたいのは、本篇終了後のアレクとジークの話で、二人がそれぞれどんな奥さんを迎えるかということではないかと神のお告げ(?)がやってきまして。

そんなわけで原稿の依頼に対して「では、アレクとジーク、それぞれの恋の話を書きます!」と答えてしまいました。
相手が決まっていること以外はほとんど何の見通しもなかったのに、我ながらなんてチャレンジャー(笑)

それで、春からずずっっと
「アレクはともかく、この残念閣下に、どうやったら恋だの愛だの語らせることができると?」
と自問自答しては胃を痛めておりました。

ジークの回は巻頭カラーになってしまいましたしね。
いやいやもちろん非才の身で巻頭カラーを頂くなんて、有り難いお話なんですが。
すっごく嬉しいんですが。
今回のかわい先生のイラストは本当に永久保存版!って感じで、イラストに関してはただただ有り難いとしか言えないのですが。

ですが、しかし。

「……巻頭カラーの原稿を、もし落としたら……、もしも落としたら……、万一落としたら……」

と、書いている間のプレッシャーは、ハンパなかったです。

無事に終わったから笑い話で済みますが、今回の原稿ってば、8月も後半になってから、その時点で書き上げてた原稿184枚が 全 没 になってるんですよね、あははは………………。

……………………本当に、よく間に合ったなぁ…………。



実はジークの妃が誰になるのかということだけは、連載初期から決まっていました。
本筋と無関係のエピを織り込めるほどページに余裕がなかったので、本篇で二人が接触するシーンはほとんどないですが(苦笑)

本篇2話目のあのエピソード(と、秋号未読の方のため、ちょっとぼかし)とか、ジークはいつもの笑顔の下で腸を煮えくりかえらせておりました。ジークのトラウマ刺激しまくる状況でしたしね。

もし、あそこで伏線を仕込めていれば、仕込めていれば、今回の話は………………仕込めていても、今回の話を書くのに、ま〜ったく役立つ感じがしないのは、なぜなんでしょうか(苦笑)


「指一本触れることが許されない彼女に十年以上一筋なんて、すっごい 純 愛  だよね!」


と設定を作った時は思えたのに、実際に書いてみたら皆様の感想のほとんどがいつも通り

「ジークは腹黒」

系なのは、もう残念閣下の仕様としか。



なにはともあれ、今回のお話で、『姫君返上!』シリーズは終了です。

当初全3話だった予定を超えてたくさん書かせて頂けたお陰で、本篇はもとよりノエルとギィ・アドルフの恋の話や過去篇、アレクの両親の話、ジークの子供時代やらその後のヴィルヘルム一家のことなど、「この辺は全部裏設定で終わるよなぁ……」と思っていたエピソード群をどれも書くことができて  (色々大変ではありましたが><) とても嬉しかったです。

これも本誌や文庫を買って下さった皆様のおかげです。
本当にありがとうございました。

次のシリーズも楽しんで頂ければ幸いです。

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いつもありがとうございます♪ 

☆拍手で質問された方へ☆
『花嫁失格!?』にチラリと書いていますが、あの世界に聖武具は7つあります。
『花嫁合格!』に出て来た祓魔師は聖剣でも聖槍でもなく、聖弓の遣い手です。
……でも右半身の動きが微妙なので、戦う時は弓で殴り、矢を短剣的に使って刺すという……。

聖祓魔師一家の最初の子供は女の子です。
非祓魔能力者で、ツンデレなお嬢様。
五つ下の長男他、彼女の弟妹達が両親のあとを継ぐ予定となっております。


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2012年12月27日

こんばんは。
今年最後の更新です。
今年も皆様のおかげで、なんとか……本当になんとか1年乗り切りました。

終わってみると、どうやって乗り切ったのか謎なくらい色々と大変な年でした。
今月はガツンと大きくガッカリすることがありまして、とてもとても萎れていたのですが、悪いことがあれば良いこともあるもので。


かわい先生から、『姫君返上!』の連載終了記念にイラストを 頂きましたっっ!!



かわい先生からメールを頂くまで、けして短くはない人生でワースト5に入るくらいガッカリしてたんですが、翌日、久しぶりに会った小梅さんから
「そう言えば、この間、大変なことが起ったと言ってたの、なんだったの?」
と訊かれるまで、すっかりそのガッカリ事件を忘れてましたよ(苦笑)
我ながらなんて現金なんだ。

頂いてから48時間くらい頬が緩みっぱなしで、会社で真面目な顔を作るのに苦労しました(苦笑)
サイトに掲載許可も頂いたので、公開させていただきます♪

ただ、頂いた喜びのあまりに書いたSSが『姫君返上!』シリーズのネタバレ? になってしまいましたので、鍵付きの場所に置いています。(考えてみると、すでにけっこうこのページでネタバレ的なことを書いてきた気がしなくもないから、今更なのかもしれませんが……orz)

☆『姫君返上!』シリーズ本篇および番外篇全話既読の方は、コチラからどうぞ☆
IDのところにはヴィルヘルムの姉の愛称カタカナ三文字をローマ字変換して全て半角英小文字。
PWは小説Wings70号掲載の「姫君返上!」またはウィングス文庫「姫君返上! 民を守護する者」内にある聖レーミッシュ帝国大空位時代終了年を半角数字4桁です。


かわい先生、本当にありがとうございました♪


かわい先生や担当さん、そして皆様のおかげで来年も無事にお仕事が続きそうです。
ありがとうございます。
来年の今頃も同じ挨拶ができるよう頑張ります。

ではでは、皆様もどうぞ良いお年をお迎え下さい。



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☆拍手で質問された方へ☆
いつもギィ・アドルフの幸せを心配して下さっている方は、同じ方なのでしょうか。
うちの拍手フォーム、メッセージ欄が狭くて何度も小分けに送信知る仕様で済みません><
ちょっぴりメッセージ欄を大きくしましたので、また、使って下さると嬉しいです。

さて。ご質問の第一子と第二子の年の差の理由は……鋭い突っ込みですね(^^;
それはノエルが体を壊したからだったり。
踏んでも壊れそうにない、体の丈夫さが取り柄の人が、体を壊すと周囲はそりゃ青ざめます。
そんなわけで長女が生まれてからしばらく色々あったんですが……そのあたりは、あんまり少女小説向きのネタではないので、はい。

最終的には「父様も母様もいい年して、ベタベタしすぎっっ!!」と長女がキレるくらい、いつまでもラブラブ夫婦なんで。
……うん。ちゃんとギィ・アドルフも幸せ。





………………たぶん(←おい


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