未知との遭遇・二次


[その後―圭―]

股間がひりひりする。

あのあと、三十分ほど休んでから部室を出た。
なんとか家までたどり着いたが食欲はない。
お母さんとお姉さんは夕食の準備をしていたが、
具合が悪いと言って、準備を手伝うこともなく、
ひとり、自室のベッドに身を投げた。

うとうと・・・。

まどろんできた。
眠ってしまいたい。が、
今日の〈おやつ〉でべとべとだし、
シャワーを浴びなきゃな。
ゆっくりと体を起こし風呂場へ向かう。
リビングからはお母さんとお姉さんの笑い声が聞こえる。




ぐぅぅ。

おなか、すいたな。
制服を脱ぎ、上下の下着と靴下だけの姿で、ふと思った。
そういえばシュークリームも、いまひとつ美味しかった記憶がないな。
シャワーを浴びる前に、ようをたそうとする。

「「、、、シュークリームの味がしなかったら上の口で味わって食べて、、、」」

便座に腰をかけつつ、
あいつが帰りしなに言った言葉を思い出す。
よく聞こえなかったが、あれは〈お願い〉されたのか。
美味しそうだったな、秋風のシュークリーム。
それに、おなかもすいている。

にちゃ。

聞きなれない音を立ててパンティーを足首まで下ろすと、
左足だけ脱ぎ、そのまま便座に乗せ、立てひざの形になる。
下着と同じ色の靴下のまま。
便座の上ですべってしまいそうだが、なんとか平気そうだ。
下の口を覗いてみる。
こんな色だった、か。
シュークリームとは似ても似つかないものが、ひくついている。
―――おなか、すいたし。



はあ。

一つため息をつき、右手をシュークリームに伸ばす。
左手は、左ひざを抱えたまま。
狭いトイレの個室の中で秘部をいじっているなんて、
まるで淫乱みたいだな。
苦笑を自覚しつつも、
味わいたい、その気持ちは変らない。
人差し指を伸ばしほじくってとりだそうとしている。
けれど、秋風の〈蓋〉のおかげで奥まで行ってしまい、なかなか出てこない。

ぺろ。

指についたクリームをなめる。
うえ、変な味。
ご丁寧に味の補正をしてくれちゃって。まったく、
もとのクリームを味わいたいんだがな。
ひとりごち、視線をおろす。
右足首にからまった〈蓋〉を見つけると、思い出した。



そうだ、ナカからも押し出してやろう。

確か、自慰をしながら〈おやつ〉を食べるといいんだったか。
さきほどから秘部をいじくりつづけたのにくわえ、
空腹が限界に達しそうだ。
記憶が曖昧。
「「、、、が食べたくなったらトイレで、、、、いてるし、オナニーしながら食べて、、、、」」
これは、誰に向けていっていたんだ。
ぼんやりしつつ人差し指を再挿入し、今度は左手も使ってみる。
黒のブラジャーを押し上げて、
かたくなっている胸の突起をつまむ。

ん、はぁ。

おなかすいた。
はやくたべたい。
気持ちよくなっていく頭の中で、リフレインするあいつの言葉。
「「上の口で味わって、、、」」

にちゃ にちゃ にちゃ にちゃ にちゃ 。

下の口の音が大きくなってきた。
リビングではテレビを見てるのかな。
食事が始まったらトイレには来ないと思うけど、
いけない、
いくら〈おやつ〉を食べる為とはいえ、
余計な音を立てたらあやしまれる。
唇を噛み、意味もなく出てくる喘ぎ声をかみ殺す。
はやく たべたい
はやく たべたい
はやく たべたい
たべたいたべたい
たべたいたべたい
たべたいたべたい
一心不乱に動かす右手。いつの間に挿入されている指は二本に増え、
シュークリームをつかみ出そうとしている。



にゅりゅ。/・・・ァ。

出てきた。
軽くイッてしまった、のか。なんてこった。
トイレに落としてしまわぬように、
用心しながら、かきだす。
左手は、乳首の大きさを二倍に膨らましそうに、
乳房をこねくり回している。
粘液まみれの右手。
若干汗ばんだ左手。
両手でシュークリームをもち、顔の前に持ってくる。

ひどいにおいだな。

そう思ったのも束の間
大きく口を開けると、たちまちすべて頬張る。。
咀嚼。
味わう。
かすかに残るクリームの甘さは、
ときたま舌をよろこばせる。

ごっくん。

うえ、不味ッ。
正直、自分の粘液の味しかしなかった。
今度あいつに文句をいってやる。
ほとんど脱げかけているブラジャーを左手で取り、
右手についたクリームの残りをすべて舐めとる。

さて、シャワー浴びて寝よ。
トイレから出て、靴下を両足とも脱ぐと、
絡まっていた〈蓋〉の内側に、少しのクリームが残っていた。



「「味わって」」

まだすこしおなかもすいてるし、それに、もったいないな。
〈蓋〉を手に取り風呂場に入った。
蛇口を廻し、シャワーから熱めのお湯を出す。
不味ぅ、
そう思いながら、
わずかに残る甘みを求めて、〈蓋〉の内側に舌を這わす。
左手は、内部に残るクリームを味わおうと、股間をまさぐったまま。

Fin


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