とある酒場の冒険者

いつもの酒場での、いつも通りのミーティングのハズだった。
「あひぃん、もっと突いて!!」
「そこ、そこがいいのぉ!!」
私が所属するパーティは、ちょっと珍しい女性ばかりの冒険者の集まりで…
「ほらぁ、全然足りないよぉ。もっと腰を動かしてくれないと!!」
「あ、またイっちゃう、気持ちよくなっちゃう!」
女が3人集まればかしましいというけれど、私たちのパーティは確かに騒がしいことこの上なくて…
「そんなとこ、ダメなのにぃ…でも、イイよぉ!!」
「お汁が止まんない、オチンポ欲しくてどんどん出てくるのぉ!」
だけど決して、こういう形で騒がしいわけじゃなかった。


「いい加減、現実に目を向けたらどうなの?」
声をかけてきたその女を、自分で張った結界越しに、敵意を込めて睨み返す。
まるで下着のような露出度の高い衣装を身につけた女の額からは、二本のねじくれた角が生え、
背中には蝙蝠のような翼が備わり、足下にはぬらぬらと光を放つ黒い尻尾が揺れている。
突然酒場に現れ、そこにいた男女を全て肉欲の虜に変えてしまった淫魔。
神官である私ですら、自分の身を結界で守るのが精一杯だった。
−−こんな高位の淫魔が、なぜこんな街中に?
私は彼女に気づかれないよう唇を噛んだ。
私達だって、いっぱしの冒険者。それを抵抗する間もなく催淫魔法にかけるなんて、
そうそうできることではない。
けれど実際、こうして彼女の手を逃れた私ですら、自分の結界から動くこともできず、
かつての仲間が、見ず知らずの客と交わるのをじっと見ているしかないのである。
「そんなに怖い顔をしないでもいいじゃない。みんな、私のおかげであんなに気持ちよさそうでしょう?」
「…何が狙いなの?」
知恵ある魔物と会話するときは、決して相手のペースに巻き込まれないこと。
冒険者のセオリーに従い、私は冷静さを失わないように深呼吸する。
「別にぃ、ただちょっとおもしろい魔法を思いついたから、そのテストをしてみようと思って」
そのテストとやらの結果がこの状況なのだろうか?
淫魔の自分勝手な動機に、怒りがわき上がる。ダメだ、冷静でなんていられない。
怒りに燃える私のようすに気づいたのか、淫魔はふふっ、と馬鹿にしたような笑いを浮かべた。
「何がおかしい!」
「いいえ、実は私、まだテストをはじめていないの」
「何ですって?」
淫魔は肉欲のサバトと化した酒場をぐるりと見渡した。
「誰に試してみようかと思ってたんだけど…貴女に決めたわ」
「何のつもり…ウッ」
頭に、重い何かがのしかかるような感覚が襲ってきた。魔法による干渉!?
淫魔の唇が、微かに動いている。
呪文の詠唱だ。やられた!!
「これ、は…」
体の芯から、突き上げるようにわき上がってくるモノ。
熱を持ち、私をドロドロに溶かそうとするモノ。
いけない、いけないのに…
「はあ、ああぁぁぁ」
体から力が抜け、がくりと膝をつく。
結界が消え、周囲の淫気がねっとりとからみつくのを感じる。
このままじゃ、私が私でなくなってしまう…

「そうそう、その絶望の表情、ステキよ…その悔しさがホラ、段々別のモノに変わってきたでしょう?」
「なにを…ん、んん!!」
右手が勝手に、私の胸をまさぐる。
下着をずらし、乳首を探し当てると、すでに硬くなっていたそれをコリコリといじり回す。
「あひぃん!!」
こんな、こんなことって…
首を振るけれど、手の動きは止まらない。
「イヤ、いやぁ…」
「本当にイヤなのかしら?」
淫魔の顔が近づき、その唇が私の唇に重なる。

はぅむ、ちゅぷ、れろ、ちゅぷ

あ、気持ちいい…
「ほら、イヤじゃないでしょう?」
そう、かも…イヤじゃない…
「イヤじゃないなら、もう少しいじっても大丈夫、そうよね?」
うん、だいじょうぶ…だから、もうちょっとだけ、激しく…
「あふん、はぁ、あ、ん♪」
こうやって、乳首コリコリってしながら、今度はオマンコに指を這わせて…
「ハア、ハア…アハ…」
自然と笑みが浮かんでしまうのがわかる。
今、私はすっごくだらしない顔をしてる。
だって、気持ちイイんだもの、仕方ないよね…気持ちイイのは仕方ないこと、当然のこと…
ああ、認めちゃったらもっと気持ちイイのがこみ上げてくる!
「あ、あひぁああああ!!」
ああ…私、イっちゃったんだ…
ぼうっとした頭が、事実を認識する。
けれど、それは始まりに過ぎなかった。
「え、なに、これ、なにこれぇ!?」
絶頂に達したのに、わき上がってくる欲望は膨れあがったまま。
体はさらなる快楽を求めて、より激しく自分自身を撫で回す。
オマンコを擦りあげていた指が、一本、二本と割れ目から侵入していく。
「な、なか、オマンコのなか擦ると気持ちイイ!」
今まで考えたことすらないような方法で、私の体は快楽を引き出していく。
どうすればもっと気持ちよくなれるのか、私の本能が知っているみたい。
でも…
心の中は飢えたまま、まだ足りない、そうつぶやき続けている。
さっきからずうっと絶頂に達しているようでありながら、それでも、それが頂上ではないことを、
本能が囁きかけてくる。
もっと高いところまであがれる。そうしたらもっと気持ちよくなれる。
でも、指だけじゃそこまで昇っていけない!!


「もっと、もっと気持ちよくなりたいよぅ!!」
オマンコをいじりながら、私ははばかりもなく叫ぶ。
「んふふ、もっと硬くって、奥まで入るモノが欲しくなったかしら?」
淫魔がささやきかける。
私はがくがくと頷き、自らオマンコをぱっくりと広げてみせた。
「うんっ、欲しいの、オチンポ、ここにぶちこんでほしいのぉ!!」
「なら、求めなさいな。ここにいるみんなに、どうか犯してくださいって」
そうだ。
なんでそんな簡単なことに気づかなかったんだろう。
私はテーブルの上にはい上がり、腰を突き上げて哀願した。
「みんな、私を犯してぇ!! オマンコずぷずぷして、中にせーえきいっぱい出していいから、
お尻にも、お口にも、好きなだけ出してイイから!!」
大声で呼びかけるけれど、それぞれ快楽を貪るのに夢中で、誰一人として反応しない。
「どうして、どうしてみんな来てくれないの!」
ぴゅ、ぴゅ、と愛液を飛び散らせながら、苛立ちに声を荒げるけれど、やっぱり誰もこちらを見ては
くれない。
「それは、あなたに魅力が足りないからよ」
「そ、そんなぁ…」
私は感度を増した体を見下ろす。
確かに、胸はそんなにないし、体つきも冒険向きの鍛えたものではある。
「だから、もっとみんなを魅了して、従わせたいと願いなさい」
「ねが、う…?」
願えば、いいの? それだけ?
「そう、もっといやらしい自分になって、その魅力で彼らを支配するの」
「うんっ、いやらしく、なるっ!!」
いやらしく、もっと淫らに。
欲望が膨れあがる。
そう、私はどうすればいいのか知ってる…
本能が導くままに、私は快感の奔流を、あるべき形に導いていく。
「フフ、始まったわね…」
欲望でドロドロになった体の芯が、今までとは別のモノに生まれ変わる。
そこからわき出したのは、溢れんばかりの魔力。
それが私の体を作り替えていく…

き、気持ちイイ!!

体がひくひくと痙攣し、額と、背中、それにお尻にむずがゆさを感じる。

メリメリメリッ!!

「あああああっ!!」
軽い絶頂と共に生まれ出たのは、ねじくれた角と蝙蝠のような翼。それに尻尾。
お姉さまと同じ姿になった私には、この場に流れる淫気がはっきりと感じ取れる。
「ふふふ…」
私は自然と、笑い声を漏らしていた。


ふふ…どうせなら…
男達のいきり立ったモノを物色する。
今の私には、集まった男達の中から、一番大きな男性器を持つ人間を物色するだけの余裕があった。
「そこのあなた、こっちへいらっしゃい…」
艶めかしい声で誘うと、獣のように荒い息を吐きながら、戦士風の屈強な男が歩み出た。
ふふ、みんな、うらやましそうに彼を見てる。大丈夫よ。みんな気持ちよくしてアゲルから…
「さあ、せっかく選んであげたのだから、がんばってちょうだいね」
テーブルに乗ったまま、彼の腰に脚を絡める。
そしてそのまま、一気に腰を引き寄せた!

どぴゅ、どぴゅっ、どぴゅるるるぅ!

「あふうぅうん!!」
私の中に入った瞬間、男のチンポが射精したのを感じる。
ゼリー状の濃厚な精液が、膣の中を満たしていく。
我慢できなかったのね…まあ、仕方ないかしら
けれど、当然、それで終わりにはならない。
男の肉棒はさらに硬さを増し、精液と愛液を潤滑油にして私の奥を突き上げる。

ずぷっ、ずぷっ、じゅぽ、ぬぽっ!!

「ハアッ、あなたのモノ、結構いいわよ…あん、子宮の入り口突いてきてるぅ♪」
周りの下僕達の視線が、私の興奮を更に高める。そうそう、あなたたちも気持ちよくしてあげるんだったわね。「みんな、あうん! 見てないで、あひぃん!! まだお口もお尻も空いてるんだからぁ!!!」
その言葉に、人間達がはじかれたように飛びかかってくる。
口には僧侶の、お尻には酒場のマスターの肉棒が突き込まれる。
淫穴にありつけなかった魔術師風の優男二人のチンポを、それぞれ手で包み込み、擦り立ててやる。
かつての仲間達は私の胸や首や、脚さえも舐め回す。
私達は一つの生き物のように蠢き、その動きは全て私の快楽へと変換されていく。

ああ、さいこぉ…
生まれ変わったこの体にとっても、これだけの快感は得がたいもの。
全身に与えられる快感が、私の頭を痺れさせていく。

「あはぁ、みんな、これからはっ、私の奴隷、わたしの手足として生きるのっ、いいわね!!」
私の言葉が、彼らの脳みその最奥にまで染みこんでいくのがわかる。
そうして支配が深まると、ぞわぞわする心地よさが這い上がってくる。
そう、このまま、みんなで最高の絶頂を迎えるの!!
もう、言葉を交わす必要すらない。
私の意志に反応して、肉奴隷達が動きを早める。

ジュプッジュプッジュプッジュプッ!!

ああ、イクッ!!

「みんな、一緒に…!!」

視界が、真っ白に染まる。
その瞬間、私が支配するこの部屋の全員が、人外の絶頂を迎えた。




「どうかしら? 人間から魔族に転生した気分は…」
絶頂の残滓にたゆたう私に、声がかけられる。
お姉さまったら、見ればわかるくせに…
生まれ変わった体を見せつけるように立ち上がると、私を包んでいた奴隷達が、花開くように退く。
豊満かつ形のよい乳房、むっちりとして欲情を誘う腰のライン、男だろうと女だろうと
一目で魅了し、奴隷へと変えてしまう瞳。
今の私は、お姉さまと同じ生き物。人間の精気を吸って生きる、闇の淫獣。
「最高です…私を選んで下さったこと、とっても感謝していますわ…」
私の答えが満足のいくものだったのだろう。お姉さまが、心を蕩かすような笑みを浮かべる。
「実験は成功したみたいね…」
そう、お姉さまが試したのは、人間を淫魔に変える魔法。
それは確かに、私を作り替え、淫らな生き物へと変化させた。
ただ、私が生粋の淫魔と違うのは、人間の精気を吸い尽くして殺すのではなく、
魅了し、支配して、肉奴隷にして楽しみたいという欲望を持ったこと。
おそらくはそれも、お姉さまの予想通りなのだろう。
その新たな欲望のままに、私は甘えた声を上げる。
「ねえ、お姉さま。私、もっと奴隷が欲しいわ…」
「好きになさい。この町を支配するくらい、今のあなたにはわけないでしょうし」
「ありがとう、お姉さま…」
感謝の証に、お姉さまの尻尾に口づける。
「ふふ…これからしばらくは、退屈しないですみそうね」
お姉さまの言葉に応えるように、私はその美しく淫らな尻尾を舐めしゃぶるのだった。





保管庫へ戻る