悪魔の特別授業

 それはまずありえないことだった。
それは実技の時間のほうきによる模擬試合でで、優等生のシャロンとアロエが衝突を起こしたのである。
この二人は性格も歳も違うもののお互い仲のいい少女たちであった。
各教科の成績も高いほうだったのだが、なぜか今回はほうきの制御がうまくできなかったのが原因だったのだ。
衝突した二人はそのまま地面に急降下、そして二人は気絶したのであった
「おーい!、保険の先生はまだかー!!」
かくして、二人は他の生に運ばれたのであった。
その二人にあのような運命が起きるのは一人除けば誰も知りようがなかった……。


「…………ん…」
保健室の中、最初に目を覚ましたのは少し幼い少女アロエであった。
「…ここは……」
アロエは、眠たい目を擦りながら少しずつベッドから起きた。
「あら……アロエちゃんもう起きたのね」
カーテン越しに保健室の先生ミランダの声がした。
「……はっ…」
続けて、シャロンが目を覚ました。
シャロンはベッドから飛び降りるなり保健室の時計に向かって突っ走る。
「げっ…も、もうこんな時間ですの!?」
アロエも社論に続けて時計を除いた。
太く短い針は4の字を、細く長い針は5の字を指していた。
「四時……二十五分………いやあああああああああああ!!」
保健室にお嬢様の叫び声が響いた。
そう、この二人がぶつかった授業は3時間目の体育、すなわち四時間の授業がお釈迦になっていたのだ。
「シャロンちゃんそこまで大袈裟に叫ばなくても……」
苦笑するアロエにシャロンはアロエの肩を掴んで揺らす揺らす…
「たかが四時間ですって!? 『あなたは時は金なり』と言う言葉を知らないの? だったら今からその言葉を……」
もちろんアロエはたかが四時間など言っていないが、パニック状態のシャロンにそれを理解するのはまだかかる…
もちろん、ミランダはシャロンの大暴走を止めないわけにも行かなかった。
「こらこら、シャロンちゃん落ち着いて…」



まあ、そんなこんなで保健室は何とか静まったようだ。
「ああ…まさかこの私が四時間も無駄にするなんて… 私としたことが……ああ」
お嬢様育ちで何不自由なく過ごした容姿のシャロンが落ち込むのも無理はない。
彼女は意外と真面目で、授業を休んだことは一つもないのである。
また、勉強だって常に努力しているからこそ成績は(アロエの次に)優秀なのだ。
まあ、アロエがシャロンの勉強に協力しているのもあるが…。
「そう落ち込むことはないわよ 今回無駄にした分は私が教えてあげるわ」
ミランダは優しくウインクした。
「します!! 是非ともさせてください!!」
シャロンはまるで神を見たかの如くミランダに感謝の視線を投げた。
「フフフ…真面目さんなのね 
そうそう、あなたたちの友達にプレゼントをあげたいって子が、
これを渡しておいてくださいってくれたものよ」
ミランダは二人に蝙蝠姿のマジックペット型のイヤリングを渡した。
「じゃあ私はこの部屋をしまうから少しの間廊下に出て行って頂戴」 「「は〜い」」
二人は保健室の窓の廊下へ……
「おほほ、いい気分ですわ」
シャロンは早速、イヤリングを両耳へ装着した…
「シャロンちゃん ここでつけちゃダメだよぉ」
真面目なアロエはイヤリングをポッケにしまった。
「つけてあげたほうが送った子に喜んでもらえますわよ」
アロエは苦笑するしかなかった。
さっきの落ち込みっぷりはどこへ行ったのだろうか…。
遅れを取り戻せて有頂天なシャロンの後ろでミランダは、
一瞬悪魔のような笑みを浮かべた。
「はっ」
アロエは振り向いたがそこはいつも通りのミランダであった
(気のせいか)
「お待たせ、じゃあ私の家で勉強を教えてあげるわ」
かくして二人はミランダの自宅へ向かうことになった。




ミランダ自宅で早速勉強が始まった。
「「じゃあ、よろしくお願いします」」
二人はミランダに向かって礼を一回
「じゃあ、まずは四時間目の勉強から…」
シャロンはイヤリングをつけたままだが、
アロエはイヤリングを筆箱に入れていた。
彼女はイヤリングを付けたい気分でもないからだ。

授業四時間分の遅れを取り戻す授業は終わったのだった。
しかも、その時間たった二時間である。
「二人とも、よくやったわ
じゃあ、次はミランダ先生の特別授業を受けてみない?」
「特別…ですか?」
アロエはきょとんとした。
「まあ、今までの復習ってとこね」
「はいはいはーい! 是非ともやらせていただきますわ!!」
シャロンは大興奮している。
シャロンは大賢者を目指している。そのための努力なら何でもするタイプだ。
「ええっ ホントにするの?」
「もちろん せっかく先生が作ってくれたんですもの」
「じゃあ、わたしもしようかな…」
アロエも特別授業に参加するのであった。

「うわっ すごい量…」
アロエが驚くのも無理はない
100問の問題がたっぷりあるプリントだった。
しかしなぜプリントなのか説明しなければならない。
アカデミーがテストなどで使うのは答案用紙型の石盤である。
この石盤はいわゆるテスト用紙の物のために使われているのである。
しかし、一般授業では石盤は使われないのである。
まあ、その辺は『我々の世界』と同じようなものだろう。
それはさておき、そのプリントはアカデミーの今までの教科の問題で埋め尽くされたのだが、
終盤あたりの問題の文字が自分たちの字とは違うことにシャロンは違和感を持った。(アロエの問題は普通に常用文字)
「先生、この文字ってまだ習ってませんわ?」
シャロンはミランダに質問した。
「ああ……それはこれから習う古代文字で書いた問題よ
大丈夫、これは簡単だから」
「まあ、これも大賢者の道なら…」
「じゃあ、特別授業スタート!」
かくして、二人は特別授業(?)をはじまった。




(ひゃあ、こりゃ帰るの遅くなるなぁ…)
アロエは静かに思った。この問題数は半端じゃない、でもあと少し…
「おわったああああああ」
ついに、アロエは全て終わって背伸びした。
「おめでとう アロエちゃんもシャロンちゃんものど渇いたでしょ、 はい、ぶどうのジュースよ」
ミランダがジュースを二杯持ってきた。
「ありがとうございます」
めでたしめでたしな笑顔のアロエとは裏腹に、
シャロンはすごいしかめっ面で、しかも右の顔を手で押さえながら問題に四苦八苦していた。
「んぎぎ〜」
シャロンのは恐ろしい形相でうなり声を上げた。
「シャロンちゃん、そう熱くなっちゃダメだよ これはタダの練習問題なんだから」
「うるさいですわ!」
シャロンはものすごく興奮していた。
「解けないならもって帰ればいいのに…」
アロエはそう言いながら時計を見た。もう一時間も経っているのだ。
「この私が一問も答えられないなんて…そんなの私のプライドが許せないの!」
彼女のは真剣だった。 お嬢様育ちの性格だが芯は強いのであった。
「じゃあ、悪いけど私は宿題でもしてよーっと!」
アロエは鞄から宿題を取り出した。

「シャロンちゃん 秘密の呪文を教えてあげる」
ミランダは悩んでいるシャロンに微笑みながら話しかけた。
「秘密の呪文?」
「そうよ、目を瞑って…」
シャロンは目を瞑り、祈るように手を重ねた。
「そしてこう唱えるの…」
ミランダの言うとおりにひそひそ声でその呪文を唱えた。
呪文を唱えた後、シャロンの耳に付けたイヤリングが変形していく…
そのイヤリングは元の形を失って半分に切った水晶の形のしたスタッドピアスへと変わっていった。その色は妖艶な金色…。
だが、アロエはそれを気づくことはなかった。



シャロンは突然喉が渇く感覚を感じた。
…………喉が渇いてきた…何か飲みたい……
…あそこにジュースがある…おいしそう…

そのジュースは先程ミランダが二人に出したぶどうジュースだった。
コップに入ったジュースをがぶ飲みするシャロン、コップにある液が尽きてもいやらしく舌を出してコップを傾けた。
「はあ……はあ…」
突然シャロンははっとした。
「うっ……私ったらなんてはしたないことを…」
ストローを無視してコップに口を出すならまだしも、がぶ飲みなんて……
アロエは普通にストローで飲んでいるのに私ったら…
とりあえずシャロンはご馳走様とばかりにコップをミランダのほうへ向けて「ありがとうございます」と言った。
その時、ミランダが怪しく微笑んだのを気づくことはなかった。
(フフフ…目覚めたわね…悪魔のイヤリングの効果が…)



さて、始めよう…
あ…なんだかさっきまで難しかった問題が簡単になってくる……
これは…こうよね……

………6問…7問…8問…9問…10問!
その瞬間、シャロンは突如耳に快感を感じ始めた。
そう、彼女の耳が変形していく…
その形はエルフの耳が凶悪になったかのような形に、
まるで悪魔のような耳になっていた。

……19問…20問!
今度は歯茎に快感を感じた。
そう、彼女の上下の八重歯が伸びていく…
その形はまるで肉食獣のような形に、
まるで悪魔のような牙になっていた。

……29問…30問!
今度は目が熱くなった。
そう、彼女の蒼い瞳が妖艶なゴールドに変わっていく…
そして、瞳孔は猫のような切れ長に、
まるで女悪魔のような瞳になっていた。


一方のアロエは宿題を済ませていて、宿題を片付けているところだった。
「ねえ、シャロンちゃんもうかえ……」
シャロンの方を向いた途端、アロエは戦慄した。
そこには涎を垂らしながら、快楽に溺れながら問題を解く一匹の悪魔…
いや、悪魔と化していくシャロンの姿だった。
「キャアアアアアアアアアアアア!!」
アロエは驚き叫んだ。
長い耳、尖った牙、金色の瞳、血の通っていないような青い肌、これが今のシャロンなのだ。
その彼女は今、50問を突破した。
その瞬間、シャロンの尻の辺りから悪魔の尻尾が勢い良く生えた。
「あ、ああ 先生に伝えなきゃ!」
後ろに回った途端に何かにぶつかった。
「あら、アロエちゃんどうしたの?」
「先生! シャロンちゃんが…ああっ!?」
ミランダの姿に驚くアロエ
『先生』の姿は悪魔に近かった。
耳は長く、牙があり、紅いこうもり形の翼、そして黒い尻尾があった。
「私がどうかしたの? アロエちゃん」
「せ、先生…その姿…」
「ああ、これ? 私悪魔になったの」
「そんな…どうして…」
「まあそれは今度の話でね。 そんなことよりシャロンちゃんどんどん変わっていくわ」
アロエはシャロンの方へ振り向いた。
シャロンのつめが伸びていく。背中からは蝙蝠の翼が生えていく。角が生えていく。
「シャロンちゃん ダメぇー!」
時すでに遅し。
既に問題は90問突破!突然シャロンは笑い始めた。
「あっはははははははははははは! ああ!キモチイイ!!」
アロエはシャロンに掴みかかった
「シャロンちゃん!目を覚まして!!」
「うるさいっ! これで終わりますのよ!!」
言うなりシャロンはアロエの胸倉を掴み そして、壁に叩きつけた。
「はあはぁ…これで終わる…」
シャロンは最後の問題をすらすらと解いた。
「はああああああああああああああああ!!」
シャロンは絶頂した。
「終了ね、どう?気分は」
「はい……すごいいい気分です…本当にありがとうございましたミランダ様」
シャロンはミランダに忠誠のポーズをした。
「ふふふ……アロエちゃん泣かないで…」
アロエはその恐怖の後景に涙を流していた。
「あなたも悪魔になるのだから!」
ミランダは悪魔の笑みを浮かべた。
「いやああああああああああああああああああ!!」



「さあ、シャロンちゃん アロエちゃんを捕まえて頂戴!」
「はい ミランダ様」
命令を受けたシャロンはアロエに飛び掛った。
「いやあ! シャロンちゃん目を覚まして!!」
「目? 目は覚めてますわ! だからアロエさんも一緒に悪魔になりましょう!」
「悪魔になんて…んんっ!?」
シャロンの唇がアロエの言葉を塞ぐ
アロエの口の中でシャロンの長い舌が入り込んだ。

そんな中でミランダはアロエの鞄の筆箱を物色する
「あったあった!」
ミランダがの目当てはあのイヤリングだった。
「アロエちゃん このイヤリング実はね私が作った物よ」
「んんん!?んんんんんんん〜(じゃあ!? あれは友達のじゃないの?)」
シャロンのキスでまともに喋れないアロエ
「そうよ これを付けた子が悪魔になるためのアイテムだもの…」
そのイヤリングを付けようとするミランダ
そして、イヤリングがアロエの耳たぶに付けられた。


「シャロンちゃんもういいわ」
その命令でシャロンは、口を離した。 口に唾液でできた糸が伸びた。
「喉が渇いたでしょ?ジュースをあげるわ」
ミランダがそう言うと、魔法でぶどうジュースの容器を呼び出した。
そしてジュースをコップへ注ぐ…
「さあ、飲みなさい」
アロエは言われるままジュースを飲む、
早く逃げなきゃという背徳感を抱えながらもジュースを飲んでいく
しかし、それを飲んでいくうちに背徳感が消えていく…
アロエの瞳から光が消えていく…
「どお? 今の気分は…」
全て飲み干したアロエは空ろな瞳で頷いた。
「じゃあ、一緒に呪文を唱えましょう」
ミランダの言葉を聞いて、アロエは先程シャロンと同じように
目を閉じ、祈るように手を重ねた。まるで神に祈るかのように…
「「閉ざされし悪魔の力よ、今目覚め、我を汝と同じ体にしたまえ!」」
その時、アロエに付けたイヤリングが反応し、変形する…
そしてアロエのイヤリングは、シャロンと同じスタッドピアスに変化したのだ。
その時アロエの瞳に光が戻った。
「……はっ!?」
「気がついたようね でももう遅いわ もうあなたは悪魔になるしか道はないわ」
耳たぶのピアスがアロエを悪魔にする運命を決定した。

もう戻れない……だったらもう…

彼女は心の片隅で落胆した。



「じゃあ、あなたにはこれを解いてもらうわ あなたならできる、がんばって!」
ミランダは優しく言った。
それはシャロンに出したものと同じ後半が謎の文字でできたプリントだった


体はプリントの問題を解き始めた。
最初の問題は学校では習った比較的簡単な問題だった。
この位はアロエも簡単に答えられる
問題を解いていくごとに感じる快感を少しずつ拾っていく…

10問目の問題を解いた時、異変が始まった…

 耳が熱い…左手で片方の耳に触れる…
 耳の先が尖っていく…まるで悪魔ような耳に変わっていく…

ドクン!……
アロエは最初の変化に少しだけ『気持ちいい』と感じ始めた。
周りの音がさっきよりも聞こえる、だが今のアロエはただ問題を解いていくしかなかった…

20問目の問題を解いた時、また異変が起きる…

 口の中の犬歯が伸びていく…
 口をを開いた…そこから牙が出てきた…
 口元に収まらないから牙を外に出そう…

はあ……
アロエはため息をつく、口が『気持ちよく』なっていた。
誰かに噛みつきたい…そんな思いがアロエの脳裏をよぎった。
牙は次第に伸び縮みするだろう、だが今のアロエは次の問題に取り掛かった…

30問目の問題を解いたとき、みたび異変が起きる…

 突然目が熱くなった!
 とてもじゃないけれど目を開けてられない…
 涙がこぼれる…何が起きたか知りたい…

「せ、先生! 鏡を…鏡を貸してください!」
 ミランダ先生は手鏡を貸してくれた。
 熱が引いた…

アロエは目を開く、そこには彼女が悪魔になっていく過程がきっくり見えた。
先の鋭い耳、口元に収まらない鋭い牙、金色で切れ長の瞳孔をしている瞳、もはやアロエは悪魔と化していくのゆうに解る…




「これが…今の私……?」
今の自分の顔を見たアロエは絶望しなかった…
ただ、体がゾクゾクする感覚が突っ走るのみだった………
「ああああ……足りない、これだけじゃ足りないよぉ!
もっと悪魔になりたい! 完全な悪魔になりたいよぉ!!」
もはやそこにはアカデミーの優等生の様ではなかった、
今のアロエは、ただ悪魔になることに快楽を感じる雌だった。



50問を突破した時アロエは、、柔らかい小麦色の肌がどんどん血の通わない青に染まっていく…
アロエは皮膚の変化の快楽を左手の親指を噛みながら感じていく…

60問を突破した時アロエは、尾てい骨のあたりからまるで男性の射精のような感覚を感じた。
そこから悪魔のような…いや、悪魔の尻尾が勢い良く粘液を纏いながら伸び始める。
アロエはその尻尾を左手できゅっと掴んで快感を感じていった…
その尻尾は握られる度にプルプルと蠢く…
(はあ……あはぁ………しっぽつかむともっと気持ちいい…気持ちいいともっともんだいがとけちゃうぅ…)
アロエは快感を味わうたびにだらしなく涎を垂らしていく…
それは、セックスに近い感覚だった。
それなのにペンを持つ右手は勉強状態だった……


70問突破した、その時アロエは突然ペンを放した。
左右十本の爪が鋭く伸びていく……
だが、伸びたのは経った一瞬…すぐに爪は鋭さを残したまま元の長さに戻った。
左手は尻尾を優しくゆっくりと引っ掻く、
(しっぽ……しゃぶりたいなあ………)
そして尻尾のハート型の先端を口でしゃぶる、たまに牙で甘咬みしながら……
そして右手は、勉強を再開した。


80問、アロエは背中にむず痒さを感じた。
背中から翼が粘液を纏って突き出す、
その翼の形は蝙蝠の形となって何回かはためかせた。
(バサバサするときもちいい…だから…もっとバサバサしよぉ!)
アロエはさらに勢い良く翼を暴れさせた。
そして、左手と口は尻尾を弄っている
右手は、勉強している。


90…アロエの頭から山羊の形の角がギリギリと突き出した。
(ああああああああ!! 頭があぁ! くりゅうううう!
くりゅっちゃうよおおおおおおぉ!!!)
アロエの思考は暴走している。
口元から牙が狼の牙のような長さに伸び、舌も伸びていた。
舌に関してはミランダ自身も予想外だった。
獣の様に眠ったシャロンを膝枕しながらミランダは微笑んだ。



アロエが挑んだプリントはもはや涙と唾液で左半分がベトベトしていた。
問題は既に古代文字でできている問題だった。
アロエは問題文を眺めた。
(びゃあああああああ わかりゅ、わかりゅのおおおおお!!
これぇあくまのもじだったんだあああああああああぁぁぁぁ!!)
問題文を見た途端、さらに涎を散らす。
そう、この問題文は悪魔の文字だったのだ。
余談だが問題は単純なものだった。

そして100問目、そう、全問終了した。答えは完全正解だ。
「いっ…いぐうううううううううううぅ! いっちゃううううううううううぅ!」
ぷっしゃあああああああああああああああ!!
その瞬間、アロエは大きくのけぞった。


アロエの制服は愛液でたくさん濡れていた。
内股あたりはもはや大量の愛液でベショベショだった。

「ミランダ様ぁ……終わったよぉ……」
ミランダを様付けしているアロエの姿は変わり果てていた。
長い耳、口元に収まらない牙、金色の瞳、青い肌、長い尻尾、
蝙蝠型の翼、山羊型の角…
これを悪魔と言わずなんというのだろう……
アロエはシャロンとほぼ同じ姿と化していた。
ただし、シャロンの角はバッファローの形だが…

「二人ともおめでとう
あなた達が悪魔になった記念にこれをあげるわ
さあ、脱いで」
言われるとシャロンとアロエは制服や下着を全て脱いだ。
二人の肌の色はどこまでも青い…
アロエのそこはまだ濡れていた。



「はあ、この服…すっごいいい」
アロエの悪魔衣装は小悪魔をイメージした露出度の高い子供らしい服だ。
「この服でいやらしいことをしたいですわ…」
そしてシャロンは、ボンテージ服に悪魔的要素を含めた服だった。
「二人とも可愛いわよ」
悪魔の姿をしているミランダは微笑んだ。

そして、時間は深夜
三人とも人間姿だった(制服はきちんと元に戻っている)。
「じゃあ、明日も実技があるらしいから準備時間に
ほうきを悪魔魔法で細工してね」
「「はい、ミランダ様」」
「こらこら、人間の時は『先生』よ」
「「はい、」」
かくして、二人は自分の家に帰っていった。


実はあのジュースとテスト用紙には悪魔化を促進する能力
があった。自宅に一人残ったミランダはそのジュースをぐびっと飲んだ。
「フフフ……このまま生徒を悪魔にしていけば
アカデミーは崩壊して世界は瘴気に包まれていく……いい祭りになっていくわね…ふっ…あはははははは」
そう呟いたミランダは大きく笑っていった。


一方の二人は悪魔姿で体を交わらせながら生徒に悪魔になっていく快感をみんなに伝える悦びを感じていたのだった……

世界が瘴気に包まれていくときヒトの目に映るのは何なのだろう………