【みんな】ハーレムな小説を書くスレ【仲良く】 10P

237 :さくさくしっとり ◆eUGz.uKlsw :2007/07/26(木) 20:45:17 ID:1dbbgwtv

僕、寺田ミツオの住むオンボロアパートには、僕以外に住んでいるこ人がいない。
大家さんが好意で経営しているので、新規入居者が来るでもなく、お年を召した大家さんがなくなるか僕が出て行くかしない取り壊しも改築もないと思う。

しかし最近、どうも誰も居ない部屋や天井裏、床下などから人の気配がするのだ。

このアパートの曰くなどは知らない。
だが、最初に部屋探しでここを見せてもらったときに……まぁ、廊下の隅や流しの下、押入れの中などにお札や盛り塩があったことには気付いた。
なんとなく怖かったので、お札も剥がしていないし盛り塩も欠かさず行っている。
しかしそれでも、こうして六畳一間の真ん中に布団を敷いて寝ていると、真上の天井裏や真下の床下からボソボソ、ボソボソと声が聞こえる気がするのだ。

僕は、昼間は大学、夜はバイトでこの部屋にはほとんど寝る時しか居ない。
バイトが肉体労働なので、帰ってくると風呂だけ浴びてあっという間に寝入ってしまう。今までは。

ではこうして変な気配がするようになってからはどうかと言うと。

部屋に帰り着くと、身体が重くなってすぐにまぶたが落ちてきてしまう。
夜中に身体が重くて薄く目を覚ますと、金縛りにかかっていて、身体の上に和服の女が座っている。
朝起きると、筋肉痛のようになって身体が痺れているいる。
そして、背中や首筋に引っかき痕やミミズ腫れなどが出来ている。
そんなことが頻繁に起こるのだ。

貧乏学生である僕には引越し資金などないし、大家さんに文句を言うこともできない。
どうしたらいいだろうと思いながら、ざわざわと気配のする不気味な部屋で、僕は今日も泥のように眠りに付く。



238 :さくさくしっとり ◆eUGz.uKlsw :2007/07/26(木) 20:45:53 ID:1dbbgwtv


「────ミツオ様はお眠りになられたようでござるな」


天井裏から見下ろした部屋の中で、いつものように目標とする人物が寝息をかいている。
覗き穴からでも目標人物の疲れて脱力した表情がはっきりと見て取れる──照明を消して、暗くなった部屋でも、である。

「リーダ〜。誘眠香の準備できました〜。5分後に効果出るでごさる〜」
「リーダ〜。弛緩香仕掛けたでござる〜。誘眠香の効果出る頃には、ばっちり動けないでござる〜」

しゅばっ、と背後現れた娘二人の気配にもリーダーと呼ばれた娘は驚かず、決意を秘めた目と共に言った。
「──よし。ではいつものように、強精丸薬の経口投与と媚薬の塗布は拙者が……」

『ズルいでござる!!』

ちょいと照れ気味で言ったリーダーの言葉に、その場に居た二人のみならず、瞬時に現れた十数人の娘が吼えた。

「わっ、馬鹿馬鹿、ミツオ様が起きてしまうではないでござるか!」
「そんなこと言って、リーダー昨日も一番槍でシテたじゃないでござるか!」
「拙者たちだって一番絞りが欲しいのでござる!」
リーダーの娘が小声で叱ると、他の娘達も小声で叫び返す。そのままヒソヒソ、ボソボソと言い合いを続ける。

「いい加減にせぬか! 拙者たちの目的を忘れたのか!」

リーダーが一喝すると、娘達はびくっ! と身体を硬くし、声を揃え真剣な表情で言った。

『我ら一族、『猛忍群娘。』の里の復興でござる!』



239 :さくさくしっとり ◆eUGz.uKlsw :2007/07/26(木) 20:46:35 ID:1dbbgwtv

六畳一間の真ん中で無防備に寝こける目標人物を囲み、十数人の動きやすそうな和装──忍者装束の娘達が思い思いに彼の寝顔を覗き込んでいた。

「──それでは……失礼いたすでござる……」
枕元に座っていたリーダーの娘が、舌の上に黒い丸薬を乗せてミツオの口に吸い付いた。
「──あみュ……ちゅ、ンむゥ……ゥふぅ……あ、あぅぅ……」
すでに丸薬がミツオに飲み込まれ、しかしリーダーの娘はミツオの唇を貪るのを止めようとしない。

「……あ、あぁン……ミツオさまぁ。お慕い申し上げてるでござるぅ……ゥん」

とろりと陶酔した表情で、リーダーは口づけを続ける。

「それではァ」
「コチラの準備は拙者たちがいたすでござる!」

先ほど香の準備をした二人の娘がミツオの掛け布団をすばっ! と剥ぎ取った。
秘伝の催淫軟膏を持って、いそいそとミツオの股間に顔を近づけていく二人に、リーダーの少女が胡乱な視線を向ける。

「あ〜あァ、またでござるよ、リーダーは」
「嫉妬心強すぎなのでござるよ。目的を忘れてるのはどちらなのやら」
股間の二人を睨むリーダーは、後ろに立つまた別の二人に呆れたように言われ、ぼふぉ、と赤面する。

「ば、馬鹿! 拙者はそんな……!」
ミツオの顔から離れ慌てて弁解するリーダー。
「はっは、言い訳は不要でござるよー」
「運命なのでござろぅ〜? もうその話は耳タコでござるー」
「なっ、ぅわっ、お主ら……!」

『こちらの準備も完了でござるー♪』

うろたえるリーダーを尻目に、股間の二人がガッツリ屹立した一物を握って嬉しそうな声を上げた。



240 :さくさくしっとり ◆eUGz.uKlsw :2007/07/26(木) 20:47:12 ID:1dbbgwtv

瓦解してしまった『猛忍群娘。』の里を離れ、やってきた都会で、拙者達は途方に暮れてしまったていた。

──忍者。

幼い頃から訓練を受け、ただ仕える者のために能力を尽くすために生きてきたのに、ある日全てがなくなった。
彼女らの指導者である首領が亡くなったのである。
命令を受けるように作られた拙者達は、死ぬ間際に首領に言い渡された、

「お前達の主となる御館様のもとにいけ」

という言葉に従うことしか出来なかった。

しかし御館様の手がかりは『寺田ミツオ』という名前と大まかに東京に居るという情報しかなく、行き場もなくして忍び込んだ古いアパート──。


「──そこで拙者は御館様に運命的に出会ったのでござるッッ!!」

「あーはいはい」
「もういいでござるか?」
熱く語るリーダーに、他の面々の反応は薄い。
「大体、そんときは拙者たちだって居たんでござるが」
「名前調べてきたのは拙者でござるー」
「というか違う人だったとしても、リーダーの目は最初っからハートだったでござる」
「お主ら水を挿すんじゃないでござる!」
わいわいがやがやと娘達が揉めると、ミツオはうーんうーんとうなされる。
「騒いでないで、とっとと順番決めるでござるよー」



241 :さくさくしっとり ◆eUGz.uKlsw :2007/07/26(木) 20:47:51 ID:1dbbgwtv

すでにミツオの服は全て脱がされていて、仰向けに寝て勃起したまま寝苦しそうにしている。
そして娘達はその足側に集まって、

「じャぁんけェん……」
『ぽ!!!!!』

十数個の手のひらが突き出される。
一つはチョキ。残りはパー。

「やッたでござる〜ッッ!!」
「ぬ〜、また今日もリーダーが一番でござるか」
「何でそんなにジャンケン強ェんでござるか!」
「ずッけェでござる〜。拙者最後ばっかりでござるよ〜」
「まぁまぁ、どうせ今日はリーダー安全日でござる。危険日にはジャンケン弱〜くなるでござるよ」
「外野うるさいでござる!」

怒鳴りつつ、リーダーがしゅるりしゅるりと下帯をす。
秘部はすでに十分に濡れそぼっている。リーダーは下帯をそのまま落すと、ミツオの屹立にゆっくりと腰を落としていく。

「ミツオ様ぁ……今日こそは拙者に既成事実を……」
陶酔した表情で、秘所に先端を触れさせたまま、リーダーは眠り続けるミツオを見つめながら言う。
そのまま秘壷で屹立を──。

「はやくするでござる」
「あとがつかえてるでござるよ」

ズシッッ! シュボッッ!!

いきなり肩に二人分の体重をかけられ、ミツオの屹立が一瞬でリーダーの奥まで達する。
ガフゥッ! と息を一気に吐き出して口をパクパクさせるリーダー。



242 :さくさくしっとり ◆eUGz.uKlsw :2007/07/26(木) 20:48:30 ID:1dbbgwtv

「いッきっ……おくッ……な、なんてことを……」
見開き、涙さえ浮かべた目でリーダーは方に乗っかった娘達を見る。
「一番手からじっくり味わってちゃ皆に回らないでござる。それとも拙者たちの協定すら忘れたのでござるか?」

里を出る時に、里に残った老人達から言われた言葉がある。

「いいか、『拙者たちの主になってください』とか、いきなりくのいちコスプレで言っても普通の男は引くだけじゃ。DQNとも思われかねん。
お前達がまずすべきは、御館様とこっそりファックして、証拠映像を撮っておくこと。その上で妊娠して、責任を取らせるという大義名分を作ることじゃ!
お前達に必要なもの、それは『既成事実』じゃ!」

「以来我々は全力を尽くし……!」
「あ〜も〜、リーダーうっさい!」
「セックスしないなら退くでござるよ!」

横から忍者ドロップキックを喰らい、結合部がのぷんと抜けてリーダーが吹っ飛ぶ。

「二番手は拙者でござる!」
「今更そんなの関係なし!」
「ミツオ様〜。愛してるでござる〜♪」
「あ! 乳首舐めるのは拙者の担当でござるよ〜!」
「だからそんなの関係ェね〜でござる!」
「わぁっ! コラ、抜くな抜くな! 折角もう少しなのに!」
「せめて精液だけでもよこすでござる〜!」

ドタバタとミツオの上で暴れる娘達。そこへ下半身を丸出しにひっくり返っていたリーダーが身を起こす。

「お前達いい加減にするでござるよー!」
喧騒は続く。



243 :さくさくしっとり ◆eUGz.uKlsw :2007/07/26(木) 20:49:05 ID:1dbbgwtv

──朝。
僕は今日も体に疲れを残したまま目を覚ます。
せめて顔を洗いさっぱりしようと流しに行くと、そこに置いてある鏡に自分の姿が映った。

身体中に、力ずくで引っ張られたり絞められたりしてような手の痕がついている!

僕は血の気が引くように一気に気味が悪くなり、転がるように服を着てオンボロアパートを飛び出る。

「おや、寺田君おはよう。お出かけかい?」
アパートの外では大家さんが門の前を掃除している。
僕は手をばたばたと動かし、焦って大家さんに説明しようとしたが、大家さんの暢気そうな様子に萎れるように気が失せる。
僕はこの大家さんが好きで、迷惑をかけたくないのだ。大家さんの所有物件にけちをつけるなど。
「……………………………………………………………はい。出掛けてきます」
僕はトボトボと駅の方に歩き出した。しばらく友達のところに泊まろうかしら。

〜〜〜〜〜

気落ちしたように歩いていくミツオを見て、大家の老人が溜め息をつく。
「やっぱり、オボコばっかりのあやつらに御館様を篭絡しろと言うのは無理があったのかのぉ?」
柔弱な笑顔の下に、獲物を狙う鷹の目を潜めている。
「死んだことになっておるワシが出て行ったらあやつらどうリアクションするじゃろうか。やっぱり陰からのほうがいいのかの」
大家はついとアパートの二階、空き部屋のはずの部屋の窓を見上げる。何か影が焦ったように隠れたような気もするが、気のせいだろうか。
老人は改めて溜め息をつき、

「じゃが諦めんぞ、ミツオ様! 『猛忍群娘。』の里の復興のため、何としてもあなたにはワシらの主になっていただく!」

何かの決意に燃えた大家は、気合を入れ──また大家らしくもそもそと掃除に戻っていった。




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