【一夫】ハーレムな小説を書くスレ【多妻】 9P

130 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 19:24:50 ID:Mpeu9pth
 その日も肉彦は奇声をあげて街へと飛びだした。目についたもの、片端か
ら頭突きをかまし、粉々の粉末にすることを夢想したが、あえなく頭蓋の衝
撃に断念し、縫合の緩みを感じながらトボトボと帰路に着いた。漠とした田
んぼ道は地平線まで続き、カラス除けの黒いビニールが宗教的な葬列のよう
に河川敷に沿って並んでいる。反対の地平には大理石に覆われたハイウェイ
の入り口が、橙色の光に覆われて浮かびあがっている。肉彦の足は蛾の羽よ
うにその光に、引き寄せられていった。
 トンネルの一つから、わずかな嬌声が漏れでてきたときも、肉彦の足はた
めらわなかった。この日の肉彦には、身の危険に対する心構えとか、危機意
識とかいったものが欠落していて、その声の先に武装したチンピラがたむろ
しているかもしれないなどという想像力が完全に働かなかった。
 実際6人の少女は肉彦の無警戒な現れ方にゾッとして、先ほどまでの楽し
げな雰囲気をいっぺんに凍りつかせた。肉彦の足をひきずりながら、彼女達
の輪の中に向かっていった。ボロボロに砕けた家具、撒き散らされたお菓子、
割れたナトリウム灯の光の中に、威嚇する猫の目の群れが肉彦を見ている。
 この時の肉彦は愉快で仕方なかったし、その感情は肉のゆがみとなって顔
にでていた。


131 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 19:26:14 ID:Mpeu9pth
「ぅぇあっ!?」
「ちょ…ちょっと…!」
 最初に動いたのは端正な顔立ちをした黒いショートヘアの少女で、その動
作に触発されて隣のメガネの少女も飛びのいた。というのも肉彦のゾンビの
ような指が、ショートの少女の乳首をピンポイントにつまんだからで、肉彦
からしてみれば熟練の農婦がイチゴのヘタをつまむのと同じようなものだっ
たが、少女の反撃はそのしなやかな手首にスナップを効かせ、最も脳を揺さ
ぶる角度で的確に肉彦のジョーを捉えた。もちろん無敵の肉彦にそんなネコ
パンチが効果をあげるはずもなく、肉彦は笑いながらひざから崩れ落ちて頭
を打った。

「ぷはっ!ははははっ!!!」
 昏倒する肉彦の頭の中に、コルクの栓を抜いたような笑い声が反響した。
それはほの暗いトンネルを吹きぬけながら、調子にのったドラムスを思わせ
る音程だったが、肉彦の知る限り、これは人生が楽しくて仕方のない人間が
垂れ流す産声だ。
 リーダー格の金髪の少女は、腐ったソファの背もたれに尻をのせ、短いス
カートから股の付け根を隠す素振りすら見せずに肉彦を見下ろしていた。そ
の瞳にはうっすらと毒物の輝きをともして、肉彦を酷く魅了した。
「ハレナ、あんたこんな時間にこんなところうろついてるからそんな目にあ
うんよ」
「な…たっ、他人事かよ!」
 金髪少女は、床に転がったカールや、マーブルチョコレートなどを踏みつ
ぶしながら、無様にのたうつ肉彦に歩み寄った。驚くべきことに彼女は素足
だった。斉藤シィキル、このバカみたいな名前は後から聞いた金髪少女の名
前だが、この人形のように自堕落な手足は、しかし意外なまでに躍動感をも
ち、強制的に持ち上げられた肉彦の首級は彼女のへそ辺りで抱きかかえられ
る形になった。
「ごめんね、アイツ蛮族の末裔だから乳首が2つあるの」
 なるほどそれなら仕方ないな、と彼女達の間でしか通用しないであろう隠
語めいたジョークの類に寛容な理解を示す肉彦の鼻腔に、少女の股間から漂
ってくるバニラの香りが乳香のような効果をもたらした。彼女は子供がはじ
めて触る粘土細工に対する手つきで、ペタペタと肉彦の顔面を愛撫し、時折
鼻の穴や口の中にそのすばしっこい指を突っ込むのだった。
「あぜら、おいで!」

132 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 19:27:51 ID:Mpeu9pth
気がつけば残りの5人は皆、肉彦とシィキルからつかず離れずの距離をと
って、ことの成り行きを見守っていた。この意志薄弱な精神がこの国をダメ
にするのだ。その歯がゆさがどうやらシィキルにも伝わったらしく、その声
にはわずかに険があり、あぜらと呼ばれた少女は、その丸っこい艶のある黒
髪の中にさらに己を萎縮させて、おずおずとうかがいながら歩みでてきた。
「あぜら、ちゅーして、ちゅー」
「……?…??」
 ただでさえ気の弱いウサギが、地球上で最後の一匹になったのならこんな
様子にもなるだろう、彼女は実際眼が赤かったし、終始小刻みに震えていた。
「あたしじゃないの、この子、肉彦にちゅーしてあげて」
 はてナ、果たして肉彦はシィキルに自己紹介をしただろうか?そういえば
若者言葉で、肉彦は身元不明の死体を意味する隠語であると、この間友人の
骨太郎がいっていた。
「こらっ!こっちはあたしがするから、お前はそっちだろ!!」
「……!?っ…!??」
 肉彦はこのとき、うつ伏せに臥せりながらシィキルの恥丘にほおずりし、
黄金のうぶ毛に眼を奪われていたので、あぜらの目線からみれば肉彦と肉彦
の肉物は「人」という字を描きながら支えあって見えただろう。あぜらが戸
惑うのも無理はない、シィキルのふくらはぎによって愛撫を受けていた肉彦
の肉物は、施工業者が置き忘れた機材のようにふてぶてしく横たわっていた
のだ。もはやこの時点で肉彦は己の肉物がなんらかの粘膜的な癒着に達する
ことに疑いをもっておらず、北欧の妖怪神話のように理不尽な厚遇に、わず
かに人の脳みそをバリバリ喰らう女郎蜘蛛に関する懸念を抱いたが、別にこ
の子らとセックスできるなら死んでもいいやと思っていた。
「…!っ……!!っ…!!!」
 あぜらは必死に窮状を訴えていたが、周りの少女は皆モジモジして目をあ
わせようともせず、かといってトンネルの出口はあまりにも遠すぎた。亀の
ように仰向けにひっくり返された肉彦は、照明を受けながらやさしく笑うシ
ィキルに覗きこまれ、世界で最初に生まれたプリンのようなくちびるにその
息を吸われた。砂糖菓子の甘いにおい。糖度の多い、液状化したアメのよう
なよだれが、肉彦の食道内壁を満たしていく。肉彦は彼女の舌の裏にたまっ
ていたザラメの粒を発見し、二人の歯と歯で潰した。

133 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 19:29:15 ID:Mpeu9pth
 あぜらが、わずかな決心を元手にソロソロと肉彦の肉物を摘みだすと、そ
のときには間欠泉のような激流が肉彦の尿道を走りぬけ、あぜらの首、あご
すじ、ほおや眉間といっただけでなく、要するに全身ベッタベタに肉液を塗
りたくった。彼女は涙目になりながらも、過ぎ去った過去を笑いながら見送
った。肉彦は父親の眼差しでそれを見つめ、虫の湧いた頭で彼女を誇りに思
った。

「あぜら」
「……?」
「はやくちゅーしてみせて」
「……!!!?」
 こうしてあぜらはよく肥えたナマコのような肉物を、再び生気をとりもど
すまで咥えていることを命じられた。肉彦はシィキルの非人間的な仕打ちに
憤りをあらわにしながら、半生の肉物であぜらの口腔をくまなく愛撫した。

「ゆーくん、こっちこっち」
「ハ…ハイッ!」
 ユウリューという名の少女は突然刺殺されたかのように驚き、飛び上がっ
て淫乱の圏内に入りこんできた。おでこの手前で切りそろえた短髪はにわか
に脱色して、パサついた髪は成長に任せて手入れをほったらかした証である
が、どれほど乱雑に扱ってもその若さは覆いようのないものだった。服は上
下とも黒でそろえて、初夏の子供達のような二の腕は剥きたてのゆで卵さな
がら、わずかに茹だって、ワキワキと落ち着きなく動く。素足を覆うように
幼いゴム靴を履いて、それを脱ぐときに短いスカートの下にはなにも履いて
ないのだと知った。
 彼女は肉彦の腹筋の上にまたがるように指示されると、未開通の襞肉を自
らの指で押し広げた。肉彦の視線からは彼女の、シワ一つない尻の穴が丸見
えで、肉彦がそれはレディの行いではないと指摘すると、ほおを赤らめなが
ら指で隠した。
 シィキルがいうには、ユウリューは処女であり、妹のようであり、かわい
くてしかたがない。ゆえに生まれてこの方空気に触れたこともない彼女の肉
腔が、肉彦のような得体の知れないキ○ガイにのち○こにかき回されて、凝
縮された神経細胞がずたずたにされたり、この世で最も多感で神聖な粘膜が
ずた袋と同列に配されるのを想像するのは悦楽の極みである。
 肉彦は酷く感銘をうけ、油断していたあぜらの顔に射精した。いまやシィ
キルの股間は蒸れて強烈な女のにおいを発しており、それが甘味のにおいと
ないまぜになって肉彦の鼻や味覚を覆っている。

134 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 19:30:41 ID:Mpeu9pth
「ぁ……ぅあっ…」
 ユウリューの苦悶が、悩ましげなためらいが、丁度彼女の肉腔の有様を代
弁する様に、呻き、その細いノドを絞り上げる。窮屈な入口を抜けると、あ
とは軒並み、こわばった筋肉を解きほぐしながら彼女の肉井戸の底まで到達
する。
 生まれて初めてその役割を認識した筋肉は、ためらい、混乱し、安穏と眠
りこけていた同胞をたたき起こした。過密な情報は、感覚回路をパンクさせ、
おそらくは彼女の意思とは無関係にヒクヒクと、締め上げたり、弛緩したり
する。ユウリューは与えられた過剰な神経情報に翻弄され、その矛先を求め
るように身体を反らしたり、ひねったりする。
 ふと肉彦は、自分の両手がガラ空きであることに気づくと、その小さな尻
を伝ってユウリューの細身の身体を撫で回し、彼女の身体を調整しながら抱
きかかえるような体勢をとった。間近に寄ったユウリューは目尻に涙を溜め
て、くちびるからこぼれたよだれが肉彦の鎖骨にポタポタとたれた。

「ふっ…ぁ」
 そのよだれを舐めとるようにシィキルの舌がユウリューのあごを伝い、気
泡の潰れる音を発しながら彼女のくちびるをふさいだ。
「ゆーくん、お前はいい子ね」
「ふ…ぇ?」
 シィキルは肉彦とユウリューをまたがるように立ち上がり、湿ったパンツ
で足についた菓子やクリームを落としながら、その清らかな恥毛をあらわに
した。彼女は二人の上にのっかかり、おそらくはユウリューの肛門を責めだ
した。というのも肉彦の角度からではもうなにがなんだかわからない。シィ
キルとあぜらの愛撫の音、時折ユウリューが激しく悶え、舌らしき粘性流体
生物が、肉彦の玉といわず、肛門、ユウリューとの接合部やその周辺をくま
なく這ったりする。
 肉彦は時折のぞくシィキルの果肉に視力を集中し、黄金のリンゴのような
尻を手でまさぐったりするのだが、あまり調子こいたりすると足で蹴られる
のだった。天啓をを得た肉彦は射精の間際にユウリューから肉物を抜きとり、
彼女の肛門のにおいを嗅いでいたシィキルの顔面めがけてぶっかけた。シィ
キルは意外にも怒ったりなどせず、肉彦の肉液を恍惚と舐めとりながら、ユ
ウリューの頭に向かって放尿した。当然肉彦の眼にはいった。

135 :名無しさん@ピンキー:2007/06/01(金) 19:31:46 ID:Mpeu9pth
 肉彦は何度となく射精し、気がつけば眠りに落ちた。あの後肉彦は、ハレ
ナと呼ばれた少女やメガネの娘、残るミヤミというまったく触れられなかっ
た少女を首尾よくものにし、あぜらと共に絶頂を迎えながら意識が途絶えた。
 肉彦が目覚めるとシャツ一枚羽織っていない自分に気づいた。トンネルを
ぬける風がやけに白々しく、昨夜の濃霧のような淫靡な霧はすっかりはれて、
棄てられた家具だけがポツネンとたたずんでいた。
 そう、すべては夢だったのだろう、狐にでも化かされたのだ。しかし今コ
コで肉彦のち○こを舐めているあぜらが物の怪とは思えない。彼女はなんと
シィキルに衣服をひっぺがされて置いてきぼりをくらったのである。そうい
えば結局シィキルにはいれずじまいだったな、というと、彼女まだ処女だか
ら、とあぜらの声を初めて聞いた。なんとなく幸せになった肉彦は、とりあ
えず素っ裸のままあぜらをつれて家に帰ることにし、トンネルを抜けた。





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