【エロより】ハーレムな小説を書くスレ【幸せ】 8P

827 :赤パパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/05/16(水) 23:03:49 ID:Ev9DBJZc
 ある王国の執務室にて。
 王子ガベロンは困っていた。
 ガベロンはまだ20歳である。小国とはいえ大勢の民を抱えるこの国を治めるにはあまりにも若い。
 じゃらじゃらと神々しく煌びやかな服をまとっているが、歳相応の顔つきは威厳など微塵も感じさせないほどユルく、物事の理を見据えなければならぬ目はとろんとタレていて、王子というより田舎の大学生のような風貌であった。
 そんなヘタレたような王子ガベロンに、2人の美女たちが真剣な顔をして執務室の地図を掴んで詰め寄っている。
「殿下、いまこそ決断のときなのです!」
「あのさぁ、やっぱり進軍しなきゃダメかな……?」
「「ダメです」」
 美女二人の声がきれいにハモった。
「ネギラ国で革命が起ころうとしている今、攻め込むタイミングはこの時しかないのです!」
 一番長身の美女が強い口調で机を叩く。ドンっという音に思わずガベロンは首をすくめてしまう。
「で、でも。ネギラ国は昔いろいろと懇意にしてもらったし……。なんかいい気分しないでしょ、ガーネット」
「なにを言っているのですか! 懇意にしてもらったのは先代の話! いまの殿下には関係の無いことです!」
 ガーネットと呼ばれた美女がさらに机を叩いて言い放つ。
細く長い眉を長睫毛と大きな瞳は釣り目型で責任感の強さを感じさせる。整った鼻筋と薄くルージュを引いた赤い唇と透明感のある白い肌。
金糸のように細く長い髪の毛は後ろで一つに結ばれて、腰までふさふさと伸びている。
ぱっちりと着込んだ真紅の詰襟にはキラキラと光る勲章が何個も重ねてつけられており、胸の辺りはまるでスイカを詰めたようにこんもりと膨らんでいた。彼女の立ち振る舞いと格好はまさに参謀総長といった風貌だ。
「でもさぁ……。やっぱり戦争なんて民は喜ばないし……」
 押されながらもなんとか反論しようとガベロンは口を挟むが……、
「閣下」
 ガーネットのすぐ横で口を真一文字に結んでいた美女が冷たい声をだしてそれを遮る。
「現在の調査では、わが国の国家支持率は92%です。国の兵士募集はすでに何千人もの応募が殺到しております。なお、国民への戦争支持率も日に日に上がっております。これをどうぞ」
 彼女が出した紙には、三つのグラフが記されており、国家支持率・兵士志願者数・戦争支持率はすべて比例するように右肩上がりに大きく昇っていた。
 さぁーっとガベロンの顔が青くなる。
「う、うーんうーん。でもさ、ジェシカ。まだまだ反対する人もいるってことじゃないか。一応少数の意見も聞くことが国を延命させる秘訣だって父上が……」
 よく言えば優しい人。悪く言えばヘタレ。ガベロンはそういう王子だった。
「………」
「うっ…」
 この青髪の美女、ジェシカに無言で睨まれると途端にガベロンは口をつぐんでしまう。彼女の持つ独特の雰囲気と視線に一気に飲まれてしまうのだ。
 さきほどのガーネットを炎とするなら、彼女、ジェシカは氷という印象だろうか。白いというより青みがかかっているようなひんやりとした肌をした美女で、ショートカットの髪の毛と、人の心の奥まで見透かすような緑の瞳が特徴的だ。
 ガーネットとは正反対に碧色に光る服装はところどころにプロテクターで固められており、豊満な胸元にはちりりんと鳴る小さな鈴がつけられていた。、
「少数意見だとしても、今の時期に大きく領土を取っておかなければ、来たる戦乱の年から我が国家が生き延びるすべは無いのです」
「そうですっ。殿下もそれは知っているでしょう!」
 ジェシカの言葉にガーネットも口を大きく開いて、ガベロンに詰め寄ってゆく。ガベロンは戦争へ行く前から戦々恐々だった。
 しかし、無理もない。なぜならガベロンが統治する国は戦争という政治策から離れてはや数十年たっている。この王子をはじめ国民の大部分が戦争という言葉から代を変えて離れているのだ。
 しかも、ガベロンはまだ国を継いで半年あまり。まだ右も左もよくわかってないままなのである。
 だが、彼は知っている。もうすぐこの大陸の地図を大きく変えるほどの戦争が起こるということを。そして、その災厄に対向するにはこの目の前に居る美女達二人に任せるしかないということを。
「……わ、わかったよぅ」
 二人の怖い顔にみつめられ、しぶしぶと了承の声を出す。親にも殴られたことはないし、この二人にも殴られたこと無いのにガベロンが多少涙目なのはご愛嬌だ。
 そう言って返事するや否や、ジェシカが脇に抱えていた大量の厚い書類をどんっと執務机に置いた。そして、すぐさま、ガーネットにペンを握らされる。
「うひっ」

828 :赤パパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/05/16(水) 23:04:41 ID:Ev9DBJZc
「では、全ての書類にサインをしてください」
「うー……、またこれかぁ……」
 戦争というヤツは面倒くさいことこの上ない。毎度毎度この二人が他国への侵略(進出)を計画する度に、こんなにもの書類を書かされるのだ。
 これのせいで一日の職務時間の三分の一は終わっちゃうんだよなぁ……と愚痴がこぼれそうになるが、黙っておく。この大量の書類もガベロンの戦争への意欲を激減させる原因だった。
「こことここは何を書けばいいの?」
「閣下の名前と生年月日を」
 生年月日なんて何が必要になるのだろう。しかし、彼女の作る書類は戦争をスムーズにかつ穴無く進めるためのモノなので、戦争初心者であるガベロンは素直に従わざるをえない。
 コレも国を存続させるためと、ガベロンはため息をつきながら書類にサインを入れていく。一枚、二枚、三枚、今何時? 四時です。五枚、六枚……。
「閣下、一枚飛ばしています」
「……バレた……?」
「殿下」
 ちゃきんと耳元で音がする。冷や汗がたらりと落ちる。気がつけば高速の速さでいつのまにか、ガベロンの右の耳元に剣先が突き付けられていた。
 剣の元をつつつと視線を辿っていくと、真剣な顔でこちらを睨みつけているガーベットの腕へと続いていた。
「真面目にやってください。我々は殿下とこの国のためにやっていることなのですよ? その書類一枚で一体どれほどの民が助かるかご存知なのですか?」
 自分の耳を切り落としたりはしないと分かっていながらも、剣先を突きつけられるのは怖くてしょうがない。
「わ、わ、わっ。ごめんごめんよ! やるっ。やるって!」
「でしたら、早く指を動かしてください。このままのペースでは日が暮れますので」
 剣を突きつけられている横で、ジェシカが無表情のまま、さらにどんっと書類の束を置いてきた。
「え、えーっと。ジェシカ。この追加はなに……?」
「閣下がご出陣するための書類です」
「え」
 思わずペンが止まった。
「動かしてください」
「う、うんっ」
 ジェシカに睨まれて、ガベロンは急いでペンを動かす。にじんでしまったが、数をこなさなければならないので、書き直しはしない。
「ね、ねぇ……。出陣ってまさか」
 ペンを動かしながらも、ガベロンはなんとか聞き出そうと口を開く。
「また、僕も出なきゃいけないの……?」
「当然ですっ」
 ガーネットがふんと鼻を鳴らしてさも当たり前のように答えた。ジェシカもこくこくと頷く。
「うへぇ……」
 ガベロンは思わずペンを落としそうになった。
「またあれやるんだ……」
「演説は私が考えましたから、来週までに覚えておくようにしてくださいっ」
 ぺらりと書類の束の一番下には、ガーネットが作った戦意高揚の演説文がびっしりと書かれている紙が…。難しい単語や言い回しが並ぶが、言葉にした時のかっこよさは何物にも負けていない、炎のような熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い文章。
 しかも、なげぇ。
「……酷だよ」
「じゃあやめますか? しかしそれだと民の戦争意欲にも影響しますので、5年後この国が存続している確率は22.12%まで落ちますが」
 ジェシカの真実しか言わない口で言われると、どうしようもなかった。
「わかったよ。行くよ! 行けばいいんだろ!!」
 やけくその口でガベロンは叫んだ。
 途端。
「やったぁぁぁーーーー!!」
「わぁーーーーい!!」
 執務室の外から何人もの黄色い歓声があがった。
 思わず、ドアへ視線を向ける。瞬間。
 どちゃどちゃどちゃ。
 執務室のドアが圧力に耐えられず、大きく開いたのだ。そこから何人もの人間が押し込まれてくる。
 ガベロンの周りの全ての世話をする、世話役兼護衛でもある、ガベロン親衛隊の女の子たちだった。
「「あ」」
 ガベロンと、流れ込んできた親衛隊員たちの目があった。 いつでも動けるようにと、ぴっちりとした戦闘服に身を包んだ軽装の親衛隊たち。
 どうやら、ドア越しに聞き耳を立てて執務室での会話を聞いていたらしい。執務室の前に常に居る守衛の女の子もなだれ込んできてるので、確実にこいつもグルである。
「お前ら! なにをやっとるかぁー!」
 ガーネットが腰に挿した長剣短剣全て抜き取って積み重なった親衛隊員たちに吠えた。
「きゃぁー、逃げろぉ!」
「ひぃぃっ!!」

829 :赤パパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/05/16(水) 23:06:17 ID:Ev9DBJZc
 慌てて、飛び起きて執務室から逃げていく女の子たち。全員が脱兎の勢いで逃げ出す中、ある一人は余裕そうに逃げながらガベロンに向かって叫んでいた。
「あー、閣下ぁ! 出陣の際はこのルリを是非登用くださいませー♪ よろしくお願いしまーす♪」
「ちょっ、アンタ抜け駆け!!」
「ほら、飛んできたよ。ガーネット様の投げた短剣が!」
「きゃぁぁぁ!!」
 どたどたどたと、足音が遠ざかっていき。執務室の廊下の前は一気に人気がなくなってしまった。
「まったく、あやつらにも困ったものだ」
 ガーネットが投げた短剣をそのままに、ぷりぷりと怒りながら腕を組んで頭を傾ける。
「そうだよ。なんで僕と戦争に行くのが好きなんだろう……」
 釣られてガベロンも腕を組んでため息をついた。
「……でも、あの娘達は優秀です。ガベロン様のためなら平気で命を投げ出す覚悟です」
 ジェシカは安心させるように言ったのだろうが、ガベロンにとってはかえって心労にダメージカウンターを乗っちゃう事実だ。
「はぁ……」
「では、ガベロン様。手を動かしてください。あとこれだけです」
「はーい……」
 二人に監視されながら、ガベロンはもくもくと書類を書き続けるのだった。



 きっかけは、眠っていたただのガラクタだった。
 先代が病死し、20にも満たない若さで即位したガベロンはのんびりとした日々を送っていた。
 政治や仕事は大臣や摂政がほとんどやってくれるので、やることといえば毎日城の中をふらふらと散歩することだけだったのだ。
 しかし、彼はふとしたきっかけであるものを手に入れる。
 城下町で話題の人生ゲームとやらが、王国の城にもないかと宝物庫をいろいろと探りこんでいたところ。
 何気なしにとったランプを擦ると……。
「お呼びですかご主人様?」
 なんと、身の丈4メートルもあろうかという大きな緑色の肌をした魔人が現れたのだ。
 突然自分よりもはるかに強そうな大男の出現にびっくりして、腰が砕けてしまったガベロンだったが、魔人はそれを優しく立ち上がらせると、魔法で椅子を出しガベロンを座らせてくれた。
「……意外と優しいんだね……」
 魔人は照れくさそうに笑った。
 魔人は高らかに宣言する。どんな願いでも3つだけ叶えてやろう、理由は聞くな。と。
 耳を疑ったガベロンだったが、根が単純なガベロンはすぐさま魔人の言葉に飛びついた。
 とりあえず、一つ目の願いは何がいいかと考えて。そういえば自分はまだ王になったばかりだと思い出す。魔人にこの国の未来を問うたのである。
 魔人は大きく頷くと、厳かに語り始めた。
「五年後、滅びる」
 とても短かった。

830 :赤パパ ◆oEsZ2QR/bg :2007/05/16(水) 23:06:59 ID:Ev9DBJZc
「な、なんでさ!? やっぱり僕がなんか変な政策とかしちゃったとか!?」
「それもあるが……。端折れば、五年後にある大国に植民地として攻め取られるのだ」
 ガベロンは泣きそうになった。もうすこし詳しく聞けば、どうやら五年後この大陸で大規模な戦争が起こるらしい。ほとんどの国が攻め取られていき、最終的には大陸に存在する国はたった4つになってしまうということ。
「なんとかできないかな!? そうだ、願いで僕の国を戦争で滅びなくしてよ!」
 ガベロンのふたつめの願いに魔人は大きく頷いた。だが、すこし面倒くさそうな顔になる。
 ガベロンの顔がまた不安げに歪んだ。魔人がまたもや話し始める。5年後の大戦はあまりにも大規模なもので、魔人の力では戦争の結果を変えるということは出来ないというのだ。それほどまでに大きい戦争なのである。
「じゃ、じゃあどうするのさ!」
「……良い手がある」
 そう言って魔人ふんぬと魔法をこねくると。ふたつの燃える炎の玉が出現する。それは魂だった。ガベロンの周りを赤と青の意思を持った炎の玉が浮かんでいる。
 戦争の結果をすぐに変えるのは難しい。しかし、今のまだ戦争のせの字さえ、臭わせていない時期ならばまだ生き残るアテはある。
 魔人がとった策は、軍神を呼び出して国自体の力を強固にして大戦に望むという方法だった。そしてこの魂は軍神の魂。これを使えばすぐさま戦争にも耐えうるほどの国家を作り上げることが出来るだろう…と魔人は満足げに頷いたのだった。
 ふるふると揺れる炎に目を奪われるガベロン。
「では、最後の願いを……」
 最後、ガベロンはここでつまった。自分は王子だ。欲しいものはほとんど手に入る。そうだ、と手を打った。
「可愛い可愛い僕の結婚相手!」
 王子としての発言としては若干おかしい。
「いかほど欲しいか?」
 魔人の返答はもっとおかしかった。
「まぁ、多ければ多いほどいいけど……」
 心得た、と魔人の言葉を最後に。ぷっつりとガベロンの意識は途絶えた。

 気がつけば、宝物庫で気を失っていた。誰かに揺り起こされて目を覚ます。あれは夢かとガベロンが思ったそのとき。
「閣下」
「殿下」
 よく見ると、今起こしてくれたのは、城ではまったく見たこともない美女二人だったのだ。
 え、なに? と混乱する。そんなガベロンを前に二人が
「私はガーネット」
「私はジェシカ」
「「我々は貴方様の雌奴隷でございます。存分に御使いくださいませ」」
 魔人は軍神の魂を美女に乗り移らせ、それを彼への結婚相手へとしたのである。
 ここから、彼の戦争がはじまったのである。いろんな意味の戦争が。
76 :ハーレム隊進撃中!その2 ◆oEsZ2QR/bg :2007/05/27(日) 19:00:49 ID:Fa/mEPDr
 ★

 とまぁ、いろんなことはさておいて。
 大勢の兵士と右腕左腕大臣ことガーネットとジェシカを引き連れて(性格には引きつられて)進撃したガベロン王子軍。
 毎回の連戦連勝とガーネット&ジェシカのふたりの見事な戦争術。そして、鍛えられた兵力によって、王子の軍はほとんどダメージを受けることなくネギラ国に進出していった。
 本日もネギラとガベロンの国の国境近くの大草原で戦闘が開始された。
 その美貌と細身の体でどうやって持ち上げているのか不明なほどの大剣を振り回し、ガーネットが左舷から敵陣営へ突っ込んで切り込んでいく。
 そして、右舷からはジェシカ率いる鉄砲隊が川を挟んでばすんばすんと敵の本営を攻撃する。
その間にガベロン王子率いる(正確にはガーネットジェシカ二人の率いる)本軍が突撃し、見事に敵の軍の頭を討ち取ったのであった。
 なんか、前方から大きな歓声が聞こえる。
「あれ、温泉でも噴出したのかな?」
馬に乗ってただ戦の流れるままに身を任せていたガベロンは、前方で兵士が全力で戦っているらしい軍隊の先頭を望遠鏡で見ていた。しかし、乗っている馬は揺れる上にがちゃんがちゃんと重い鎧が災いして、よくわからない。
だいいち戦争へ出陣したのもコレが3度目なのだ。
「伝聞が向かってきています。たぶん良い知らせでしょう」
 ガベロンの横に控えていた親衛隊のルリがにっこりと笑いながら言う。
 しばらくすると、兵士たちの歓喜の声はどんどんとウェーブのように近づいていき、ついにガベロンのところまで届いた。
「王子様―――!!」
 わさわさと人の波が割っていき、軍隊の先頭を勤めていた槍を持った女兵士が王子の元へ嬉しそうに駆け寄ってくる。
「王子さま! やりました! 勝利です! われが敵の頭をとりましたぁ!」
 ぷらんぷらんと壮絶な表情で絶命した男の生首を嬉しそうに小脇に抱えて。
「わかったから持ってこないでぇぇぇ!」
 勝利のしらせと共にガベロン王子は馬の上で気絶したのであった。薄れ行く景色の中、すぐに体を支えてくれたルリに感謝を送りつつ、そのルリと女兵士の会話が妙に心の奥に残った。
「これで、私も親衛隊に加えていただけますよね!」
「ええ、このたびの手柄は大きいものですから、きっとガーネット様も賛成してくれますでしょう」
「本当ですか!!」
「ええ、親衛隊はガベロン王子様を心から愛する強い女だけがなれるのですから……」
 待て。そんなの初めて聞いたぞ。




77 :ハーレム隊進撃中!その2 ◆oEsZ2QR/bg :2007/05/27(日) 19:01:35 ID:Fa/mEPDr
「んー、やっぱり戦の後の王子様の匂いは格別ですぅ……」
「んじゅるる。王子さまぁ…じゅぶりじゅぶりぃ……」
「ルリ、ガーネット様たちが来ないうちに早く済ませろ。私まで順番が回らんだろうが!」
「んふぅ。いいですぅっ。やっぱり閣下のご神棒はぁ、最高ですぅぅぅぅっ」
 気がつくと妙な怪音が聞こえる。綴じられていた瞳をぱちりと開ける。見えるのは布で覆われた天井。ここ数日何度も見たことある天井だった。
 ここは、王子専用のテントの中だ。
 野宿用とはいえ、ふかふかの毛布に包まれて、ガベロンはあったかく寝かせられていた。
「んーと、あれ? 僕はどうしたんだっけ……?」
 僕はたしかガーネットとジェシカの二人に無理矢理戦争に参加させられた後、大勢の民たちに見送られながら、ガーネットとジェシカと親衛隊のみんなに囲まれて、ネギラの国境付近までずーっと進軍していって……。
そこで、ようやく大きな戦いになって、ほとんど何もせずに終わっちゃって、そこで兵士の一人が怖い生首を持ってきて、びっくりして気絶して……。
と、ようやく脳のハードディスクが正常に起動し始めたところで。
「閣下ぁぁぁ〜。いいですぅぅ〜〜」
「あれ、なんだか気分が……うっ! ちょっと、……え、ちょっ、な!!」
 視線を下ろして見えたのは、全裸の姿で自分の腰あたりにまたがり、ぶしゅりぶしゅりと音を立てて体を上下に小刻みに揺らしている親衛隊員のルリだった! 
ショートカットの緑かかった髪の毛を揺らして、赤い顔でガベロンの顔を見ながら騎乗位で「はぁふう」と快楽の声を漏らしている。
 あ、ルリだ……と思ったそのとき。
「あ、王子様がお目覚めになられたぞっ」
「「「「おはようございまーす♪」」」」
「ええ!?」
 上を向いた自分の視界に、親衛隊の少女たちがにっこりとした笑顔で覗きこんできた。どの女の子もいつも身を包んでいるはず戦闘服をどこかに脱ぎ捨て、全員まる裸だった。
 右腕、左腕、右足、左足。ガベロンの四肢という四肢が全裸の親衛隊少女たちに押さえつけられている。 どの親衛隊員達も全裸のままガベロンの細い腕に抱きつき、腕全体を股間に摺りつかせじゅぶじゅぶと水音を響かせていた。
「閣下ぁ、おはようございますぅ、お目覚めにひとつ閣下の胤さまを……」
 唯一正面から聞こえてきたのは、いつもガベロンのそばに控えている親衛隊員の魔法戦士のルリの声。
 ぐにゅぅ。
あふぅとルリが悩ましげな声を出すと、彼女の膣がガベロンの肉棒を一段と強く絞り上げてくる。まだ起きたばかりで快楽も十分に脳に響いていないが、寝ている間ずーっと責められていた肉体のほうは限界を迎えていたようだった。
「うぅっ」
 びゅるぅっ びゅるっ びゅるっ!
「あぁぁぁ! 閣下の胤がぁぁ! でてますぅ!!」
 ガベロンはなにもが制御できずにルリの中に向けて自分の清らかなる胤を噴出する。
「あひぃ、ひぃ、多いですぅ。閣下ぁぁ」
 びゅっ、びゅっ、びゅっ。
 目覚めの混濁した意識のなかでも、一噴きごとの射精の快感だけは波紋のように広がっていく。
 びゅるびゅびゅ……。
「ううう……」
 最後の一滴まで搾り取るように肉棒が締め付けられ、ガベロンはうめき声を上げて、あげた顔をまたパタリと重力そのままに落としてしまう。
ルリはガベロンの胤を受け止め終わると、糸が切れたように脱力しのしかかるようにガベロンの胸に倒れてきた。
 豊満な胸がガベロンの胸板でむにゅりと形を変える感触。ルリの赤い顔がガベロンのすぐ首元まで近づく。
「閣下ぁ、閣下ぁの、閣下のぉ、王家の清らかなる胤を、ルリのはしたないココにぃ、いっぱぁい、いただきましたぁ……。ありがとうございますぅ」
 昼間は天真爛漫で少年のように元気いっぱいに笑うルリ。しかし、今の瞳がとろんと潤み口からよだれを垂らしてお酒に酔ったように恍惚に笑っているルリは、昼間とは比べ物にならないほどいやらしく扇情的だ。
 いや、むしろこのギャップがあるからこそ、ルリの魅力が何倍にも増している。
 その顔にガベロンは胸の鼓動がどきんと大きく鳴り、はぁはぁと悩ましげに息を吐くルリに見とれていた。
 どろり。
 ルリの膣からガベロンの肉棒が吐き出される。自分の中から異物が排出されたことで、ルリがまた「はひぃ」と悩ましげにうめいた。
「って、ちょっと待って……。みんな、なにやってんの!?」
 と、ココに来てようやくこの甘い甘い状況に気付いたガベロンは大きく声をあげて、起き上がろうと腕をつこうとした。
 が、右腕・左腕はうごかない。起き上がれない。かろうじて動かせるのは首だけ。

78 :ハーレム隊進撃中!その2 ◆oEsZ2QR/bg :2007/05/27(日) 19:02:49 ID:Fa/mEPDr
「閣下の胤をいただいているのです」
 胸元で息を吐くルリが赤い顔のまま答える。
「って、今日はなんで僕が寝ている時にもうやってるんだよ!」
 いつもは、それなりに段取りを決めてから
「だって」
「我慢」
「できなかったん」
「ですもーん」
「えええ」
「だって、城じゃあガーネット様とジェシカ様が目を光らせて出来ませんしぃ……」
「こういう機会しか王子様と肌を合わせられないですからぁ」
「ひょっとして、僕が戦闘へ行く度に君たちが機嫌いいのも……?」
「大当たりです」
 はぁぁ、ガベロンは頭を抱えた。
 さらにたちが悪いことはこの親衛隊員たちを組織し統括しているのは何を隠そうガーネットとジェシカの二人なのである。
 つまりこの一般兵士からこの少女たちを選んだのはあの二人であり、この性格の集団を集めたのもつまること、あの軍神ことガーネットとジェシカなのである。
「あのさぁ、君たち。自分たちの立場とか僕の立場とかわかってるかなぁ?」
 多分無駄だろうけど、群がっている少女たちに一応聞いてみる。
「ええ、親衛隊は王子様のために命と体と純潔全てを捧げる乙女で構成された我が王国のエリート中のエリート部隊でございます!」
 右腕にまたがっている隊員がまるで
「ですので」
 答えになっていない。
「というか、ガベロン様は王子様っぽくないですし」
 べろりん。
 そういって、足元に居た親衛隊員がガベロンの肉棒をべろりと舐めた。放出後の敏感な赤身部分を蛞蝓のような軟体がねぶるように這う。
「それでは王子様、ルリが汚した閣下のものをお清めさせていただきます」
 すでにやってるじゃないかと、言いたかった。
「あらあら。ルリ。王子様のご神体をこんなににも汚してしまって……れろん、れろぉれろれろ」
「本当です。まったく、それにせっかく王子様がくださった種子まで、膣からこんなにも溢してます。勿体ない」
 二枚の舌が自分の肉棒を這っている。あまり慣れたようではない舌使いで、肉棒の先端、竿、付け根、裏筋を舐っている。力なく垂れ下がっていた肉棒がこの刺激にすぐさまもたげていた首を上げ、天に向かってそそり立ってくる。
 そこに響く粘液の水の音。
 じゅぷ、じゅぱ、じゅるぱ、じゅくじゅく。
 ちゃぷ、ちゃぷる、じゅちゅちゅちゅちゅ……。
「うっ、それ。いい……」
 親衛隊の一人が先端部分に唇をくっつけて、そのまま尿道をストローのように吸い上げる感触に思わずガベロンは本音のこえをもらしてしまう。
「えへ、そうですか。ではもっと、やってあげますね。じゅるじゅるじゅるじゅるじゅるっ!」
 親衛隊員の嬉しそうな声が聞こえ、またもや尿道がバキュームのように吸い上げられる。遠慮など無い、ただポンプで吸い上げるような強い強い吸引にガベロンは腰を浮かして、肉棒を少女の顔に押し付ける。
「じゅるるるっ、じゅるるっ、うわぁ……すっごいです。王子様の鈴口からべとべとするものが出てきましたぁ」
「私にも味あわせろ。じゅるるるっじゅるっ」
 別の少女の口内に入れられて、またじゅるじゅると吸われる感触が下半身を襲う。胸元で息を整えるルリが快感に悶えるガベロンを見てにこりと笑う。
「閣下ぁ、閣下の悶えになった顔……素敵ですぅ。ここにいるみんな、そのお顔にやられちゃたんですから。責任持ってくださいね」
 ルリの赤い顔が近づいてきたと思うと、ガベロンの頬に啄ばむようなキスをした。


79 :ハーレム隊進撃中!その2 ◆oEsZ2QR/bg :2007/05/27(日) 19:04:24 ID:Fa/mEPDr
 ちゅっちゅっちゅっ
 頬から唇、鼻、おでこ。小鳥が地面の餌をちょこちょこと摘むように、顔中に降ってくるルリのキスの嵐。
 それと同時に下半身を包むふたつの口内が肉棒をじゅぶりじゅぶりと音を立てて吸う。忘れていたが、右腕左腕にも親衛隊が群がっている。
 右腕を少し動かすと、またがり股間を擦り付けている少女が「あんっ」と悩ましい声をあげて長い髪を振って、快楽をむさぼっている。手首のでっぱりが一番気持ちよいのだろうか。先ほどからずっと手首に毛で覆われた口の突起物を押し付けているのだ。
 左腕の手のひらにはもうひとり、彼女だけ手の甲から肘まで大きく覆う鉄のバックラーを無骨につけたままの少女ががちゃんがちゃんと音を立てながら、ガベロンの指が差し込まれた膣で合体したまま左右にゆっくりと揺れながら、静かに快楽を得ていた。
 右から、左から、そして正面から。すべてが親衛隊のみんなの裸で埋もれてしまっている。
 じゅるじゅるという淫靡な音と感触についにガベロンの肉棒はビンビンに勃起して完全に復活した。
「ふっ。王子様。ビンビンですよ」
 いつしかじゅるじゅるとした水音はやんでいた。そのかわり、自分の肉棒が一人の少女に握られいとおしそうに撫でられている。
「ああ……」
 もう、ガベロンはポーっとしてしまい、怒張した棒を掴んでしこしこしことすばやく上下に動かしている親衛隊の声にも上の空の返事しか返せない。
「じゃあ、今度は私が頂きます。私のはしたないここにいっぱいガベロン様の胤を注ぎ込みください……」
 握られた肉棒が少女の甘い門を擦るようになぞる。その度に少女は「ああぁあ……」と声をあげて悶えている。
「それでは、挿れますね」
 ずぶっ。
 先端部分が熱い熱い少女の膣に咥えられる。
「ああんっ、おうじさまぁ」
 そのとき。

「なにやっとるか貴様らはぁぁぁぁぁーーー!」
「「きゃあああああ!」」
 ガーネットの怒号がテント中に響き渡った。
 早い早い。あれだけ体に群がっていた親衛隊員たちが一斉にガベロンの体から離れる。
 ようやく四肢が自由となり、体を起こすとテントの入り口で仁王のように立って瞳を燃やしているガーネットが腕を組んで睨んでいた。その脇でジェシカが軽蔑したようにこちらを見ている。
「こ、このっ! 馬鹿ども! なに、やっているのだ! おまえらっ、殿下から、は、離れろ!」
「もう離れてまーすっ」
 ルリ慌てたように叫ぶと、脇においてあった自分の戦闘服をがさごそと集めていく。
 密着していた暖かい体が離れ、ガベロンは少し寒気を感じ、へくちっと小さくくしゃみをした。
 それに反応したのがガーネットだ。
「お、おまえら……。毎度のごとく殿下の寝込みを襲いおって、見ろ! 殿下が風邪を引いたらどうするのだ!」
 そういうとガーネットはこつりこつりと肩を怒らせながらテントの中を闊歩していき、裸にされているガベロンに自らのマントをかぶせた。
 ガーネットの赤いマントが翻った瞬間、ほんのりとバラの香りがしたような気がした。
「あ、ありがとう……」
 気がつけばジェシカもガベロンのそばへ歩き、テントの端々に散る親衛隊員たちをじーっとジト目で見ている。
「お前らぁ! いますぐ服を着てこのテントから立ち去れぇ!」
「「「は、はい!!」」」
 ガーネットの命令にルリたちはすぐさま敬礼すると、下着と服をかつぎわらわらと乱暴に着込んでいった。そのあまりの速さにガベロンは目が点になる。
 自分があれだけ抗議しても止めなかったというのに、ガーネットに一喝されただけで脱兎のごとく逃げていく親衛隊員たち。
「……これじゃあ、僕の親衛隊じゃなくてガーネットの親衛隊じゃないか…」
「? なにか言いましたか?」
「なにも……」
 ジェシカが「?」と首をかしげた。

143 :ハーレム隊進撃中! ◆oEsZ2QR/bg :2007/06/03(日) 19:29:28 ID:CaR8fmPI
「親衛隊員ルリ! 失礼しましたー!」
「親衛隊員ラクレット! 失礼しましたー!」
「親衛隊員チキータ! 失礼しましたー!」
「親衛隊員リディア! 失礼しましたー!」
「親衛隊員ミモザ! 失礼しましたー!」
 それはもう逃げる逃げる。
 全員が全員、ほとんど肌に上着だけひっかけた状態で敬礼しテントから飛び出していく。
 ルリに至ってはお前尻見えてるぞというくらい、半裸的な格好で逃げていったのだ。どたどたと慌しく足音が響き、気がつけばテントの中に居るのはきっちりと戦闘服を着込んだガーネットとジェシカ。そしてマント一枚のガベロン。
 もし、ガベロンが王子でなければ単なる変質者である。
「閣下。あやつらになにかされませんでしたか」
「されてるよ。すでに」
 というか、明らかな集団陵辱であった。もしあの光景を見て何もされてないと言い張るならば、どんな曇った眼鏡をかけたやつだと思う。
「それにしても……」
 ジェシカがガベロンのそばに腰を下ろした。
 視線が下のほうに下がっている。視線の先には……マントにテントが張ったようにピンと突き出たガベロンの下半身あたり。
「何回出したの?」
「一回。覚えてる限りで……」
 淡白に聞いてくるジェシカの痛い視線に逆にガベロンが気恥ずかしくなって顔を赤らめてしまう。
「ふーん……」
 ふむふむと何か含むように頷くジェシカ。
「あやつらめ、もし城に帰ってきたらどんな罰をくれてやろうか……朝飯2週間抜きか。それとも逆に朝飯を全てフリスクにしてしまうか……」
 その横でガーネットはテントの入り口に向かって、誰も聞いていないのにガミガミと愚痴を垂れていた。
 ガーネットはガベロンを見ていない。そのガーネットをちらっと見たジェシカ。
「ふっ」
 薄気味悪く笑う。
 そして、ガベロンの耳元に口を寄せると、
「数発、私らで出しときますか?」
 ……。
 入り口を向いていたガーネットが、とことこと歩き、テントの入り口をぎちぎちと音が鳴るくらい締め上げている。
 んで、横に居たジェシカは冷静な顔のまま服を滑らせて、その白い肩を晒し始めていた。
 ガーネットも入り口を硬く硬く締め上げて、もう誰かサイクロプスでも引きつれて突撃して来にゃ開かんぞというぐらいガチガチに戸締りを済ませると。
「そろそろ我慢の限界だ」
 ガーネットはきゅっきゅっと軍靴を返し、すぐさま。
 ずばっ。
 ガベロンにはすぐその場で消えたようにしか見えなかった。
 しかし、違う。ガーネットは隼のような速さで大きくテントの中を跳躍したのだ。風を切る音が響き、ガベロンの顔に冷たいキリュウが流れる。視線を上に上げると、赤い影が浮かんでいる。
ガーネットはちょうど速度が一番落ちる跳躍の到達点で、テントの天井に足をついて一瞬だけ静止する。そして、
「はぁっ!」
寝転んでいるガベロン王子に向かって、飛び込んだ!
 ぼすっ。
 ガベロンの体に柔らかな衝撃が当たる。
「殿下」
 ガベロンに肢体をすべて預けるように抱きしめているガーネットはなんとすでにブラジャーとパンツだけの下着姿だった。
「ええええ!?」
 先ほど天井に足を着いたときはマント以外全てかっちりと着込んでいたはずである。ガベロンが目を丸くしていると
「ガーネットの戦闘服はワンタッチですべて脱げるように設計されています」
「嘘だー!」
 じゃあなんで演習中でも戦闘中でも脱げてないんだ。もしかして奥歯にスイッチがあるのか?
 そして時間差でひらひらとおちてくるガーネットの戦闘服。それがガベロンの頭にぱっさりと被る。薔薇色の布。ジェシカがそれを取ってくれた。
「あやつらの行為を見てたら私も我慢が出来なくなりました。どうぞ、殿下のご神棒で鎮めてください……」
「見てたの!?」
「ガーネットが先にテントの外で覗いていました。5分くらいです」
「じゃあ、なんで助けてくれなかった……うっ」
 ガーネットにマントの上からやんわりと肉棒を握られた。優しい手つきでテントの部分頂上部分をかりかりとつっつく。
「うっ、うぁっ」
 つんつんと尖った指で敏感な部分を責められ、痛いような気持ちよさが下半身を駆け巡る。
「布越しにこういうふうにされるのは初めてですよね。つんつんつん」
「うんっうんっうんっ」
「では、私も失礼します」

144 :ハーレム隊進撃中! ◆oEsZ2QR/bg :2007/06/03(日) 19:30:13 ID:CaR8fmPI
 さらにジェシカが横から手を伸ばして、ガベロンの肉棒を布の上から両手の指で優しく包む。親衛隊の、握るとはちょっと違う指全体でのタッチ感覚がまたもやさわさわする。
「殿下。こうして布越しに動かすと、衣擦れでさらに刺激が強くなるそうです。つんつんと」
 頂点を入念につつき、布の上から鈴口部分を探すように指の先ですすすすーとなぞりあげる。亀頭に当たるマントのザラザラ感が全身の意識のメーターを振り切るような痛い刺激を脳髄に伝わり、ガベロンは奥歯を噛みしめて声を抑えてしまう。
「声出してもいいんですよ。どうせ、周りのテントは親衛隊ですから。響かせてやりましょう」
 ジェシカが指を動かしながら淡々と言う。ガベロンはまるで女の子のように扱われている自分をなさけなく思った。
「あら。頂点がにじんできました……」
 つんつんとされたスポットの部分の赤が水分を含みCMYKのKを混ぜたようなどんよりと黒い色へと変わっていった。そこだけ飲み物をこぼしたように斑点となってしまっている。
「このマント、明日も着るんです……。つまり、ガベロン様の匂いが染みこんでいるわけで……」
 じゅるり。ガーネットは溢れる生唾を押さえようともせず、ねっとりとした目でにじんだ斑点を見つめた。垂れるよだれはそのままマントにポタポタ落ちている。
「ガベロン様! 明日は私、この部分を咥えながら進みますね!」
「わかったから、そのコリコリするのやめて……」
「よだれでガーネットの匂いになっていますが」
 ジェシカが自分の指にもかかる唾液を見ながら冷静に言う。しかし、ガーネットの先ほどの奇行じみた発言は気に入ったのか、
「……あとで私の服にガベロン様のを大きくぶっかけてくれませんか? もしくは擦り付けるだけでも」
「……あ、それはずるいぞジェシカ。 それなら私もいつも着ている戦闘服に肩から胸にかけて満遍なくぶっかけてもらうわ!」
「あなたのあの真っ赤な戦闘服だと確実に白い部分がシミとなりますが」
「そんなシミを胸に輝かせれば、どんな勲章よりも尊いものへと変わる!」
「その考えは嫌いじゃないですね……」
 目の前でさわさわと指を動かしつつも交わされる二人の会話は見ていると、もしかしたら自分はなにかこの二人に対してただのおもちゃとしてしか扱われてないのかと思えてきた。
 ……このままここでも、いつものように二人にいろんなやらしいことを長い時間やらされて、さらにまた明日になったら今度は親衛隊のみんながあの手この手で……。
 書いていないが、ガベロンは遠征中、朝昼夜、常に5人の親衛隊の誰かが、何らかの形でガベロンに体の一部を触れあいあわせられている状態なのである。
 王国の城内の場合でも似たようなものである。
 第一話の執務室でガーネットとジェシカに押されながら泣く泣く戦争書類を書いていたときも、実は机の下では親衛隊のチキータがズボンの上からぺろぺろしていたのである。(さすがに直接はバレると思ったのか服の上からだけだった)
 いや、ダメだ。さすがにこのままずーっと受身受身で行くわけにはいかない。自分も王子だ。なんとかこの軍神二人に一矢報いてやらねば!
「……なぁ。ガーネット、ジェシカ」
 多分、はじめてかもしれない。
「なんでしょう。ガベロン様」
「なにか……?」
「こっちに、二人とも、こっちにお、お尻…向けてくれない?」
 ガベロンは顔が真っ赤になるほど恥ずかしかったが、自分で彼女たちに命令した。ガベロンにはある考えがあった。
(ただでさえ、やられる分だけ吸われている体だ! それだったらもうこっちから攻めて先に満足させちゃえ!!)
 しかし、この時これが二次元エロ界の死亡フラグであることに彼は気付いていなかった。
「は、はいっ! 了解しました!」
「仰せのままに、閣下」
 二人は四つんばいになって、お尻を突き出すようにガベロンに向けた。
 ガーネットは下着姿のまま、ジェシカは着ていた戦闘服のズボンのベルトを外し、半分だけ下ろす。
「殿下、私たちの恥ずかしいところをご覧になってください……」
 ガーネットの丸くて桃のようなみずみずしいお尻が大きく突き出される。ぱっつんぱっつんの下着に包まれた流線型の型の良いお尻は肉厚で白くすべすべしている。
「……どうぞ」

145 :ハーレム隊進撃中! ◆oEsZ2QR/bg :2007/06/03(日) 19:31:12 ID:CaR8fmPI
 そこへ並ぶジェシカは服を着たままでズボンを膝まで下ろして、突き出している。丸くて小ぶりなお尻だが彼女が身に着けている戦闘服の裾がぺろりと被っている。
そのまま裸で下着姿になるより、半脱ぎであるジェシカのほうが何かいやらしい。別の情欲さが湧いてくる。
 そして、ガベロンも一人の男であった。自分の体にかかっていたマントを剥ぐと、びょんと勢いを上げて肉棒が天にむかってそそりたっていた。
「あぁ、閣下。いつ見てもご立派でございます」
「……ぽっ」
 ガベロンの肉棒は先端から溢れる先走りでキラキラと光を放ち、先ほどまで軽く愛撫されていた分で血流が溜まりまくったのか、どっくんどっくんと一定の鼓動にあわせて肉棒は内側がからはじけるように震えていた。
 どっちにしろガベロンももはやこの状態ではしたくてしたくてたまらないのだ。
「さて、どっちから挿れてあげようか?」
 余裕たっぷりの演技をしながら、四つんばいの二人に近づく。やさしくガーネットのお尻を撫でてやると、猫のように背骨を伸ばして気持ちよさそうな可愛い声を出してくれる。
 ガーネットの下着に手をかけると、ガベロンはそのまま両手でするすると丸めて脱がしていった。最後まで脱がすと、ちょうど股間の布部分と肌の間に小さな水の橋ができていた。その橋はショーツを丸め終わると、ぷつりと消えた。
 ガーネットの股間は水分がちゅぷりちゅぷりと溢れていた。彼女の太ももを透明な液が垂れていっている。
「殿下、今日の戦で私は覚えているだけでも78人の敵国兵士を殺しました。どうかご褒美をお願いします」
 ふるふると尻を揺らし誘惑しながら、自分の戦果を誇って懇願する。
「ふーん、ジェシカは何人?」
「指揮だから。直接は4人……」
「そっか、じゃあ……」
 ガベロンはガーネットのお尻を自分の肉棒の先端でなぞり、
「では、私から…!!」
「僕は戦争嫌いだし、少ないほうからね」
 向きを変えると、ジェシカの股間に突き込んだ。
「んっ……」
 ジェシカは冷静で淡白な表情だったが、股間はびしゃびしゃでガベロンの肉棒も挿入するのは簡単だった。
「ああっ、そんな! ガベロンさまぁ!」
 自分に入れられると思っていたガベロンのものがすぐ隣の相方に入れられ、ガーネットは非難の声をあげる。
「んはぁぁぁ」
「いくよっ」

 じゅぶぶぶぶぶ。

 ガベロンはすぐに肉棒の抜き差しをはじめる。はじめから勢いはハイペースだった。

 ぱつんぱつんぱつんっ

肌をぶつけ合う音がテントの中に響く。
「んっんぁっんっ……」
 ジェシカの中は狭く、とても温かかった。
「いいよ、ジェシカ。ジェシカの、すっごい締め付ける!」
 肉棒が差し込まれた途端、ジェシカの膣内がはっきりとした力で上下左右からガベロンの肉棒をぶっちゅりと圧迫する。
ガベロンが腰を引くと肉の壁が絡みつくように肉棒を掴み、大きな力で気持ちよく抜いてくれ、今度は挿入すると待ってましたとばかりに肉壁が抱きしめるように絞り上げてくれる。
「いいっ! いいよ! ジェシカぁ!」
「は、はいっ、…喜んであんっ、…もらえ、あん! 光栄で、あぁぁあんっ!」
 ジェシカからだんだんと冷静な声が消え、甲高い快楽によがる声が混じり始める。ガベロンはジェシカのこの変化が好きだった。
 しかし、それで納得いってないのが、ガーネットだ。
 横で半分服を着たままよがり狂うジェシカをじーと見ているだけ。おあずけ状態だ。
「ああ……。ずるいです」
 そして四つんばいになりながらも、ガベロンに訴えた。
「ガベロン様! ジェシカは指揮だからこそ、ほとんど敵を殺してないだけであって、彼女の指揮下の部隊で殺した敵国兵士は私よりはるか多いんですよ!!」
「そうなの?」
 腰の動きを止めて、ガーネットの言葉に耳を傾ける。
「んあぁっ、やめないで、くださぁい……」
 突然、挿入を止められてジェシカは普段とはまったく違うふにゃりとした口調で懇願する。四つんばいの腰を動かしてなんとか動きを再開してもらいたい!
「本当です!」
「ふーん、そっか。じゃあガーネットのほうがまだいいかもねぇ」
 ガベロンは悪役っぽくにやりと笑うと、腰を大きく引いた。

146 :ハーレム隊進撃中! ◆oEsZ2QR/bg :2007/06/03(日) 19:32:23 ID:CaR8fmPI
 ぶじゅぶじゅぶじゅ。

 ジェシカの液でまぶされた肉棒が露わになる。
「あ、あんっ、抜かないでくさ……」
「そうですっ! はやく、はやく挿れてください! お願いします! お願いしますから!」
 ガーネットの懇願する表情がいつもの強気で目を三角にしている表情とのギャップでとても新鮮だ。
「じゃあ、ガーネット!」

 ずぼぼぼぼぼっ

「ああぁぁぁああ……」
 飲み込まれていくように消えていく肉棒。
 全部入るとビクンビクンとガーネットが細かく痙攣するように震えた。
「は、はいりましたぁぁぁぁ」
「うん、はいったね。動くよ」
「ま、まってぇくだぁ……」
 ガーネットの言葉を無視してガベロンは動き始めた。
 ジェシカとは違ってむちむちと肉厚な下半身は、肉棒全体をマシュマロに包まれたような柔らかさで包みこまれ、むにゅむにゅと優しく圧迫してくる。
 そのうえ先端部分をざらざらとした凹凸が刺激し、途端にガベロンとガーネットの二人は快楽の刺激を一辺に大きく受ける。
「あんっ。はふぅ、あんっ、はぁっ、いいですぅ! 殿下の、殿下の、素晴らしいです、もっと、もっと、た、たたきちゅけてくだしゃぁぁいっ!!」
 徐々に舌足らずになっていくガーネットを背後から抱きしめる。たぷたぷと重力で下へ向かって揺れる巨乳をガベロンを救い上げるように揉む。
「う、そろそろかな」
 限界が近づいてきた。ただでさえ寸止めされていたものに我慢を重ねに重ねて行為に及んだんだ。もう無理だった。
「あ、本当ですかぁ! お願いししゅぅっ! わたくしぃに、わたくしぃに殿下のあつぅいあちゅぅいご子息さまを注ぎ込んでくだしゃィ!!」
「あ、うんっうんっ! いっぱいいっぱい出してあげるから!」
 ガベロンも腰の動きをアクセル全開まで上げて、出し入れする。ばちんばちんばちんとガーネットのお尻にガベロンの下半身が叩きつけられる音が響く。もしかしたら外にまで漏れているかもしれない。
 そろそろだ。玉袋がきゅうっと縮み、精巣から種子が競りあがっていく感覚。もうすこしで開放される快感に目眩で倒れそうになる。
「出す、出す、出すよ!」
「だしてぇっ! だしてぇ!! 私をはらませぇてくださぁぁぁぁい!!」
「うわぁぁぁぁぁぁ!」
「あんっ、イきますっ。イきますぅ。イきますぅぅぅぅ!!」
 と、そのとき。
「閣下」
 その声に振り向くと、
「その子より、先に。私に種子を注ぎください」
 すぐ横に居たジェシカが仰向けになってこちらに大きく開脚していたのだ。足を広げてまるで赤ん坊がおしめを変えるように足をガベロンに向かって浮かせているのだ。
「ほら、こんなに真っピンクなんですよ」
 冷静な顔でも、行為はとても変態的であった。
 さらに、ジェシカは両手の親指と人差し指で秘所を見せ付けるように開く。
くぱぁと開いたそこからはとても綺麗なピンク色をした貝が大量の汁をポタポタと溢れさせていた。にちゃぁにちゃぁと水の音を響かせる秘所。
 そして、ひくひくと呼吸するように開く、その奥の奥の穴。
「うんっ!!!」
 ガベロンは発射寸前の肉棒を引き抜いて、ジェシカの穴へと入れ替えた!
 瞬間。
「んぁぁぁぁぁぁ!」

 どくっどくっどくっどくっ!

「んぅぅぅぅぅふぅぅぅぅぅあぁぁぁぁぁ……」
 奥まで届くほどの勢いのある種子が発射され、ジェシカの中へ注がれていく。
「あぁぁ。し、幸せぇえ、閣下の……胤ぇ、全部、ぜんぶぅ……」
 浮かせた足をしっかりとガベロンの腰に回し、離れないように押し付ける。奥まで肉棒に刺さった状態だ。びゅくりびゅくりと子宮口に当たるごとに幸福な感情がジェシカを支配する。
ジェシカは恍惚とした表情で定まらない視線を宙に浮かべ、下半身に溢れるガベロンの種子を全て受け止めた。
「ふ、ふわぁぁぁぁぁっ」

147 :ハーレム隊進撃中! ◆oEsZ2QR/bg :2007/06/03(日) 19:33:27 ID:CaR8fmPI
 どくり、どくり、どくどく……。

 ようやく、全てを吐き出して。ガベロンの肉棒は開放された。
「ふぅ。よかったぁ」
 あまりの開放感に脱力する。ジェシカとは反対の方向へ倒れこむと、べろりんと放出して力のなくなった肉棒が吐かれる。ジェシカは快楽の頂点に達し、しばらく動けないようだ。はぁはぁと肩で息をしている。
 久しぶりに気持ちのよい放出だった。いつもいつも攻められてばかりだったので、今日は攻め返してやったのだ。
 それが、こんな快楽を生むとは。
「へへへ……どんなもんだい」
 が、しかし。彼は忘れていた。今彼がやったこと。
「殿下……」
「あ」
 脱力したガベロンの視界に、下着姿で額にぷすぷすと血管を寄らせているガーネットが覗き込んできた。
「なんで、なんで私がイく直前に抜いて、よりにも寄ってそばに居たジェシカにぶちこんで、全て種子を出してしまわれたんですか!!」
「え、えーっと。ほら、ジェシカもほったらかしだったし……」
「そんいいわけは通用しません! ガベロン様は女性の扱いがなっていませんわ! 夜伽は複数でやるときは複数でやるためのルールがあるのです!」
「え、あ、はじめて聞いたけど……」
「今日のような屈辱的な扱いは初めてですわ! ほら、ジェシカ! いつまで寝ている! 起きろ!」
 ガーネットは恍惚に浸っているジェシカをたたき起こすとと、ぷりぷりと怒ってガベロンを睨みつけてきた。そして、ジェシカにいくらか耳打ちする。ジェシカもイったばかりなのに神妙な面持ちで聞いていた。そして彼女が大きく頷く。
「ですね、いままでこう言った勉強を閣下にさせてこなかった私たちにも責任はあるということ……」
 ジェシカが呟く。その瞳はなにかまた新しいおもちゃを発見したような輝きを光らせていた。ガベロンの背中になにか冷たいものが流れる。
 そして、ガーネットは大きく指を振りかぶって、ガベロンに宣言したのだった。
「殿下! 戦争のために、明日から殿下の講義の時間に夜伽の授業を追加いたします!」
 ……。
「ええええええええ!!!?」
 ガベロンはあまりの衝撃的な宣言に飛びのいた。
「テーマは複数の女性を同時に抱くための効率の良い抱きかただ。我々のような二人相手から、百人相手の女まで。一番快楽で相手を喜ばせるやりかたを勉強するのだ!」
「明日から実践を交えて、閣下には夜のお勉強にも力を注いでもらいます。幸い練習で抱くための親衛隊の女はまだまだいっぱいいます」
「女を制するものは戦争を制すというしな、殿下が強くなれば、国も強くなるってことなのだ!」
「少なくとも、あの親衛隊達が全員閣下の指先一本だけで絶頂に達するぐらい上手くなれるように目指しましょうね。まぁ親衛隊はこれからどんどん増えていくけど……」
 くすくすくすと笑いあう軍神二人。
「………」
 呆然となるガベロン。
 聞こえるのは夜のふくろうの鳴く声と、テントの外からずっと盗み聞きしていたであろう親衛隊員の歓喜の声だけであった。


 大陸戦争まであと四年。
 これはガベロン王子がハーレム軍事国家を建設するまでを綴った、なんだかよくわからない戦争劇である。そのハズである。

(終わり)

599 :ハーレム隊教育中! ◆oEsZ2QR/bg :2007/08/10(金) 01:07:10 ID:Hsd36j2k

 ルリ
 しょくぎょう:まほうけんし
 とし:19さい
 しょぞく:ガベロンしんえいたい
 せいかく:のうてんき
 じょうたい:よくじょう

 ガベロンの寝室である王の間はゲィタレード城の奥の奥にまっすぐに高く建設された王族の塔にある。
 城のどの部屋よりも豪華絢爛な装飾と気品高い金と赤で彩られた部屋は、一人で使うにはあまりにも広い。
そんな部屋の真ん中の天蓋つきの大きな大きなベッドにて、
「はぁー〜〜……」
 ガベロンは大きくため息をついた。
「閣下。どうされましたぁ?」
 右腕に絡み付いている親衛隊のルリが尋ねる。
 銀色ショートの髪の毛に甘くて無邪気な顔立ちをした彼女は親衛隊の中でも新鋭の魔法剣士である。剣や上等の魔法の才能を併せ持った彼女はその体つきもグラマラスで、天から何物も与えられたまさに女神のような少女だ。
魔法の呪文をハミングのように口ずさみながら、その音楽に体を合わせ演舞のように剣を振り、豊満なバストを大きく揺らして闘う。
 そんな彼女も心はうら若き乙女であり。好きな男には子猫のように愛嬌を振りまいて、心ゆくまで愛してもらうのが毎日の日課なのである。
「ルリ……」
「はぁい?」
 スケスケのシミーズに身をまとったルリがガベロンの腕を枕にしながら笑う。何度も体を重ねているにもかかわらず、透けたシミーズを押し上げる巨乳の先端にある薄くピンクのポッチがつんと立っていて、とても扇情的だ。
 そんなルリを見ていると、今現在ジェシカから通達されている「閣下は城の中の女には何してもOK」である自分の立場をフル活用したくなるが……。
 ここはぐっとこらえて、自分の希望を言う。
「たまには一人で寝たいんだけど………」

「「「「ダメです」」」」

 すぐさま答えが返ってきた。そう、ガベロンのベッドの中からである。
 ガベロンが被っていたふかふかの毛布でこんもりと膨らんでいた五つの山がごそごそと蠢きだし、ガベロンの体で滑りながら、ガベロンの首元まで近づいていき、
「ジェシカ様とガーネット様からのご命令ですので」
「夜は常にガベロン様と共に行動しろということですので」
ルリと同じようにスケスケのシミーズを纏った親衛隊たちが顔を出した。親衛隊の中でも群を抜く強さと美貌を持った乙女たち、
チキータ、ラクレット、リディア、ミモザ。
 いつも、必ずこの中の誰かと親衛隊の誰かが夜伽相手として何人かセットで来るのだが、今日はなんとレギュラーメンバーのみであった。
 昼も夜も達人である彼女全員で行われた先ほどのラウンドは、ここ最近の新人親衛隊やジェシカ・ガーネットとは比べ物にならない程の大きな大きな快楽を発生させ、
ガベロンの体中の水分をしぼるだけ搾り出し、肉の先端から普段からは考えられないほどの大量の白濁色の汁を噴射させることとなったのである。
全員の貪るようなテクニックと欲情悦楽の暴風にガベロンはもはや、いろんな意味での虫の息だった。なおかつ、明日はガーネットによる擬似演習があるのだ。
 夜の部では基本甘いガーネットも、鎧を着込んで兵士を引き連れれば軍神の名のごとく厳しく鬼のように変化し、親衛隊や兵士たちを体を限界まで鍛えまくり、兵士たちが痛みさえも感じなくなるほど体を絞る。
 彼女が歩いた後は、疲労し倒れこんだ兵士たちの死体一歩手前の姿しか残らないという。ぺんぺん草ぐらいなら残るらしいのだが。
 これはガベロンでさえも例外ではなく少しでも手の抜いた戦いをしようものなら、般若の面を被ったガーネットから厳しい叱責と鬼のしごきを喰らうわけである。
 ただこれも4年後に控える先の大乱までに強大にするための必要な訓練。大国に飲み込まれないためにも必要な国策なのだ。
 だからこそガベロンもこの辛いシゴキじみた演習訓練には全力を持って参加していた。
 しかし、その前日である深夜で親衛隊たちに愛され愛撫され、体力の半分以上も持っていかている。そりゃ、ガベロンも一人で寝たくなるものだ。



600 :ハーレム隊教育中! ◆oEsZ2QR/bg :2007/08/10(金) 01:09:19 ID:Hsd36j2k
「明日演習なんだから、きっちり休みたいんだ。落ち着いて寝たくて……」
 というか、演習はこの娘たちも参加のはずでは……。
 何度も思う疑問だったが、彼女たちに言わせれば
「あたしたちは王子様で充電してるんです♪」
 ということである。電気の通っていないはずの剣と魔法のファンタジア世界に充電という言葉は無いのだが。
「王子様に一回抱かれれば、あたしは水だけで二週間は生き残る自信があります」
「ガーネット様の地獄のシゴキでも、愛してもらった感触があればどんな痛みにも耐えられるのですわー」
「私は……ご主人様の肌に触れてるだけで幸せ……。主に足とか」
 いつもの場所である右足の位置まで戻っていったミモザがガベロンの足の親指をぺろりと舐める。さっきまでの指の間を広げるように舌で割り込んでいた舐め方とは違った、挨拶のようなぺろりだ。
「ちゅばり、ちゅばちゅば……ん、おいしぃ……ちゅばちゅば……」
 だがぺロリで満足はしないようで、すぐに親指を小さな口で含み、吸い始めた。蛞蝓のような軟体の舌が爪の間をほじくるようにえぐる。唾液をふんだんに塗して音を立ててじゅばりじゅばり。
「あー、また離さなくなっちゃった」
 ラクレットが呆れたように言う。
「すいませんね。閣下。この子閣下の足だけですぐに理性なくなっちゃうんで」
「いや、むしろ合体とか望まない分、君らよりだいぶ楽だけど……」
 吸わせれば満足なんだから。
「えへへ、それは言わない約束です」
 ルリに「めっ」と口元に指を当てられた。
 「めっ」なんて幼少期に家庭教師のハミラムさんに言われたっきりだ。なんだか自分が沢山のお姉さんたちに可愛がられる末っ子の長男のような気がしてきた。

 いや、今の自分の立場なんてこんなものなんだろうなぁ。
「はぁ……」
 もう一度、ため息。
 王子となってもう一年。身分は立派で、国民の支持も厚く、国力もどんどん増し、領土も気がつけばこの地方の3分の1はすべて自分のものである。
 こうなったのも。全てあの二人のおかげだ。

 軍神の魂と人間離れした美貌を持つ、忠臣軍事参謀将軍。ガーネット。そしてジェシカ。
 彼女たちには感謝している。彼女たちは四年後に世界で起こる大戦争に備えて、小さくて平和だった牧歌的なこの国を、とてつもなくスムーズに近代的で強大な軍事国家へと変えていったのだから。

 ただ、いまこの女の子たちに囲まれている状況をつくったのも……。他でもない彼女たち二人である。
 魔人に頼んだ三つ目のお願い。『可愛い結婚相手がたくさん欲しい』と言ったお願いをかなえるためなのか、ガベロンの回りに若くて可愛くて美人な女の子ばかり置くようになっていったのだ。
 徴用された女兵士の中から生え抜きの人材を集め、戦闘ハレーム集団のガベロン親衛隊というものを作りあげた彼女たち二人は城内の人事にもどんどん手を出していき……。

 気がつけば、この広大な城の中で、兵士・給仕・将軍・参謀・宗教司祭に至るまで、
 男はこの王子ガベロン、ただ一人になっていたのであった。

(続き)

36 :ハーレム隊教育中! ◆oEsZ2QR/bg :2007/08/13(月) 23:04:39 ID:Eq/jZoWm
 
チキータ
 しょくぎょう:らんさー
 とし:22さい
 しょぞく:ガベロンしんえいたい
 せいかく:おらおら
 じょうたい:よくじょう

 さて、王国内の様子といえばあいも変わらずガベロン支持者たちの歌う国歌の音であふれている。
 公園を歩けば、そこらじゅうを鳩が飛びかい多種多様な子供たちが楽しげに走り回る、市場は毎日がカーニバルのように人で溢れかえり、食料や肉を売る商売人の声とみずみずしい色の果物が町をカラフルに染め上げる。
 軍神の魂を持ったガーネットとジェシカの政治手腕と、4年後の大乱を見越した政策により軍施設がどんどんと大きくなっていった城下町では、各所に兵士のための兵寮は城の周りにどどんと建てられ、
 軍事演習場では毎日のように兵士たちが愛国と自分の家族を守るために、日夜努力に励んでいる。
 日に日によくなってゆく生活と幸せな日々と、氷の参謀ジェシカの放ったスパイ等による洗脳的な扇動のおかげか、国内は平和と王国への忠義に溢れていた。

 平和である。

「こちらです。ミシェル女史」
「ええ」
 ミシェルと呼ばれた女がジェシカに連れられて、城内を闊歩していた。
 かっちりとした軍装をしたジェシカとは違い、ミシェルは御伽噺の世界から飛び出してきたような風貌をした褐色の肌の女だ。
薄い布をつなぎ合わせたような露出の多い軽装で、首にはじゃらじゃらと真紅に光る宝石をたくさんぶらさげている。この大陸では珍しい漆黒の髪の毛を風になびかせ、
布がめくれ、下半分が覗いている引き締まったお尻をアピールするように左右に振って歩いていた。
 場内を守る女兵士たちは、ジェシカの姿を捉えると丁寧に姿勢を整えて礼をするが、後からついてくる妙な風貌の女が、わが国の最高軍事顧問であるジェシカに丁重に案内されているのかわからなかった。
「……ネイブル。あの人は誰だろう?」
「わからないわよ。あたしも」
 ひそひそと小声で会話するが、答えは見つからない。近くにいたメイドを呼んで聞いてみる。
 場内の時計のネジをひとつひとつ巻くのが仕事である時計係のメイドは兵士に呼ばれ、ぱたぱたと歩み寄ってくる。兵士が女について聞くと、困ったように眉を寄せた。
「さぁ、わかりません。でも一つ気になることが」
「なんだ?」
「あの方、先ほどから親衛隊の皆様の詰め所や修練所などを周ってらっしゃるようなんですが……。軍設備などは見ないで、私たちメイドや兵士ばっかり見てるようなんです」
「まぁ、それは格好から見てわかる。あんなひらひらの服では闘えないだろう」
 メイドは用事が済んだと思ったのか、ぱたぱたと離れていった。
「我々を見ているということは、我ら兵士に関係あることなのかな? ジェシカ様が連れているということは軍関係者だと思うのだが……」
「でもそれじゃあ給仕係を見ている理由がわからないわ」
 ふぅむ、と女兵士二人は考え込んでしまった。



「……どうですか、ミシェル女史」
 廊下を歩くジェシカとミシェルの二人。
「親衛隊はこの国の王子様に一番近いんよね」
 ミシェルが片手に持った紙の束を眺めながら聞く。紙にはガベロン親衛隊たちの個人のプロフィールや戦跡、経歴まで全て書かれていた。
「ええ。場内の警備や給仕は一般の兵士やメイドが行いますが、閣下の身の回りの世話や護衛などは全て親衛隊が行います」
「親衛隊ねぇ」
「特にその一番上に記載されている親衛隊の者は、親衛隊の中でも実力もさることながら、閣下への忠誠心も一番です。」
「王子様が死ねといえば?」
「喜んで身を差し出すでしょう。閣下の命令こそが彼女たちの至福です」
 その回答にミシェルは満足そうに頷いた。ぺろりと舌を出して、紙束をめくる指を舐めるとさらに一枚一枚を検分していく。
「ルリ・チキータ・ラクレット・リディア・ミモザ、………あと、ベルよね」
 親衛隊メンバーの名前を呟いて、その響きにミシェルが陶酔するように体をよじらせる。
「気に入りましたか?」
 ジェシカの言葉にミシェルは大きく頷いた。


37 :ハーレム隊教育中! ◆oEsZ2QR/bg :2007/08/13(月) 23:05:39 ID:Eq/jZoWm
「ふふふ。この適度な閉鎖空間に、偏った男女比……そして王子様への愛に厚い忠誠なる下僕の女の子たち……。気に入ったよね。こんないい素材を集めたところなんてはじめてよね」
「ええ。あなたのために揃えたのです」
 その言葉にミシェルは苦笑して振り向く。じゃらりと首に下げた宝石がぶつかる音が大きく響く。
「あたしのためじゃなくて、『王子様のため』でしょ?」
 ミシェルはそうジェシカの言葉を訂正する。
「だめよね。あなたもハーレムの一員だから。機嫌とろうとして『あたしのため』なんて言わなくても」
「……ふふ、そうですね……」
 氷の軍神であるジェシカがくすりと静かに笑った。
「へぇ、あなたも笑うのねぇ」
 些細な口元の緩みにミシェルが楽しげに笑って肩を震わせた。が、彼女はすぐに真剣な表情へと戻る。
「まぁ、素材はいいわ。こんな夢のような空間なんて初めてだもの。城にいる男が王子さまだけという状況にも」
 ただし……、ミシェルが歩みを止める
「その素材がちゃんと生きてくれなきゃ、意味が無いわ」
「そのためのあなたです。」
 歩み続けるジェシカがミシェルを追い抜いた。彼女が向かうのは、軍神ジェシカの仕えるこの国の王の住居。高く高く空へ伸びた王族の塔だ。
 親衛隊の一人とすれ違う。親衛隊はジェシカを見つけて大きく礼をしていった。そして隣にいた客人であるミシェルにも礼をする。急いでいるのか、親衛隊は礼が終わると走ってジェシカたちが今来た道を戻っていった。
「ああいう美人な娘ばっかり?」
「ええ。しっかりと指導をお願いします」
「わかってるわ」
 すれ違った親衛隊の娘の走り去る後姿を見ながらミシェルは、久しぶりのやりがいのありそうな仕事に期待感を高めていた。



「と、いうわけで。今日からあたし達の仲間になりました。ベルちゃんですー」
 どんどんぱふぱふー。
 ガベロンの寝室では、出入りを許可されている親衛隊のゴールドメンバーことルリたちが集まって歓迎会をしていた。
 豪華なテーブルにフルーツやパンプキンパイと色とりどりのリキュールを並べて、我が物顔でパーティをくり広げている。
「み、みなさんっ。ふつつかものですがっ。よっ、よろしくおねがいしますっ」
 ベルと呼ばれた幼げな娘が恥ずかしげに顔を真っ赤にして親衛隊たちに頭を下げる。
 ベルは茶色の整った髪を後ろでまとめたサムライレディの髪型をした童顔の少女だった。中性的で短めな眉毛とぱっちりとした目元は、ガーネットのような派手さは無く、人間そのものの素朴さを感じさせられる。
 親衛隊の中でも一番に若い彼女は、誉れともいえる親衛隊の制服を着ているがぶかぶかで、首を引っ込めれば服に埋もれてしまいそうである。現在、城下町の大手被服店でサイズ待ちである。
「ベルは私の妹みたいなものだ。素直でいい子だからみんな可愛がって欲しい」
 チキータに肩を引き寄せられ、ベルは褒められたことにさらに顔をピンクに染めて、恥ずかしげに俯いてしまう。
「お、お姉さま……。そ、そんな。わたしはっ……」
「ほらほら、謙遜しないの。自信もって良いのよ」
 果物の皮を剥くラクレットに言われ、ベルは伏し目がちの顔をすこしづつ上げる。
「ほらほら、閣下や皆に可愛い顔を見せてみろ」

38 :ハーレム隊教育中! ◆oEsZ2QR/bg :2007/08/13(月) 23:06:24 ID:Eq/jZoWm
 チキータは自分の身長以上ある大槍を使う親衛隊員だ。ガベロンより二十センチも高い彼女は、抜群のプロポーションを持ち合わせており、大きな胸と引き締まったボディは軍神ガーネットさえ感心するほどの美しさとかっこよさを併せ持っていた。
 そんな素晴らしい魅力的な体を持った彼女は、それを奢ることなくさばさばとしており素直で直情的で他人を思いやる気持ちは人一倍強い。それでいて世話好きでもある。
 ゆえに、親衛隊の中でも彼女の人気は高く、チキータは多くの後輩にお姉さまと呼び慕われていた。なんとなく百合フラグっぽいが、残念ながらチキータの本命はガベロンただ一人なので、そういう方面の絡み合いはまったく発生しなかったらしい。
 ハーレムスレとしては安心である。
「みんな……元気だね」
 その部屋の主であるガベロンはガーネットの演習の疲れが抜けきっておらず、大きな天蓋つきのベッドで大の字なってダウンしていた。
 今日も今日とて、あの人間離れした美貌のガーネットに怒鳴られしごかれもうヘトヘトになってしまい、演習後、この大きな部屋でずっと休んでいたのだった。
「みんなも演習に参加してるのに……、僕だけへとへとでなんか情けないよ」
 本来なら、新しくメンバーに加わった親衛隊の女の子をルリたちと共に歓迎するべきだと思うのだが、疲れてすぐ横になったせいで、足がぎしぎしと痛くて動けないのだ。
 ただ、驚きなのはいまここにいる親衛隊員はすべてガベロンと同じように演習に参加しており、なおかつガベロン以上に体を動かしていた。
 いくらデスクワークが主の王子ガベロンとはいえ、女の子に体力で負けているというのはなんだか男として負けている気がして辛い。
「大丈夫です……。私たちが異常なだけですから……」
 ガベロンの足元に腰掛けて、やさしくぱんぱんにむくんでいるガベロンの足を優しく揉んでマッサージしていたミモザが優しげに微笑んで答えた。
 両手を使い、ふくらはぎを優しく手のひら全体で包み柔らかく筋肉の火照りを冷ましてくれている。ああ、気持ちいい。ミモザのマッサージにガベロンは幸せな気分になる。
「そうそう。こんなこと出来るのはあたしたちだけですっ。他の子たちはみーんなダウンしちゃってますよ」
 ルリがあははと笑いグラスにリキュールを注ぎながらミモザに続いて言った。それに続き、チキータもベルに言い聞かせる。
「うむ、だからベル。君はこの歓迎会に参加しているだけで、とても強いという証明なのだ」
「本当ですか? お姉さま」
「ああ」
 チキータはベルを安心させるように大きく頷いた。ベルの表情がぱぁっと明るくなる。
「ほらほら、あなたの歓迎会なんだから。いっぱい食べなさい」
 ルリにせかされたベルはおずおずと手を伸ばして、こんがりと狐色に焼けたパンプキンパイをひとかけら摘む。それを一口食べる。
「おいしい……おいしいですっ!」
 すぐにぱくぱくとパンプキンパイを食べていく。まるで田舎娘が、はじめての都会で専門店のパンケーキを食べた時のようだ。
「ほら、これも美味しいわよ」
 ラクレットが果実酒が注がれたグラスを差し出すと、それもベルは美味しそうに飲み干していく。
「こんなおいしいもの生まれて初めてです!」
「あら、そう言って貰えると嬉しいですわ」
 自分の作ったパンプキンパイを美味しそうに食べていく上品そうに口元に手を当ててリディアが微笑む。ガベロンの食事係も兼ねている彼女の料理の腕は天下一品で、彼女のおかげでガベロンは嫌いだったズッキーニを食べられるようになったぐらいだ。
 まぁ、そんなことはどうでうでもいい。
「すごいです。このワイン! 甘くて癖がなくて……」

39 :ハーレム隊教育中! ◆oEsZ2QR/bg :2007/08/13(月) 23:07:15 ID:Eq/jZoWm
「城の酒蔵はいいものが多くて……。本当、酒蔵係様はいい仕事しています」
 笑いあう声がベッドで横になっているガベロンの耳にも届く。それにしても、親衛隊の歓迎会なんて初めてやらないかな?
 ふと、思う。そういえば、いつもいつも彼女は親衛隊の女の子を連れてくるけど……。
 ベルはこれまで一度もつれてきてもらったことが無いなぁ。戦場や城内では何度か見てたけどベッドで対峙はしていない。
「どうしました……? ご主人様」
 ふと、気がつくと先ほどまで足をマッサージしてくれていたミモザが垂れた目で天蓋を見つめるガベロンの顔を覗き込む。
 首を少し起こすと、テーブルではベルを囲んでわいわいとルリたちがはしゃいでいるのが見えた。ベルの顔がずいぶん赤いなぁと思ったが、お酒のせいだろう。
「あ、いや。なんでもないや……」
「痛かったら言ってくださいね……」
「うん」
 ミモザの両手が再び足を掴んでもみ始める。ガベロンは考えるのをやめ、心地よさに身を任せることにした。
 ごりごりとミモザの拳が足の裏をついてくる。すこし痛くなってきて、ガベロンは「てててて……」と声を漏らしてしまった。
「あ……」
 その様子にミモザがぽつりと呟く。ガベロンは少し怖くなった。しかもなんかやたらとミモザがその痛い部分を集中的にゴリゴリするし。
「……いた、いたた」
「痛いのは、悪いところです」
「これ、どこが悪いの?」
「………」
 何故か質問には答えず、ミモザは一心不乱にごりごりと両足のかかとと足ふまずの間あたりを押し込んでいた。

(続く)

540 :ハーレム隊教育中! ◆oEsZ2QR/bg :2007/09/09(日) 23:26:20 ID:+3gMICey
ラクレット
 しょくぎょう:けんし
 とし:23さい
 しょぞく:ガベロンしんえいたい
 せいかく:あはーん
 じょうたい:よくじょう

「王子様。王子様もいっしょに飲みましょうよ」
 歓迎会が盛り上がってきたころ。高級ワインの瓶を山ほど持ったラクレットがガベロンが倒れこむベッドにのぼってきた。
 ルリやチキータが主役のベルにかかりきりだった。ベルは下戸だったので、彼女を気遣うルリたちは実は最初の一杯だけであとは酒を飲んでいない。
そのため、酒豪のラクレットは一人でがぶがぶとアルコールを飲んでいたのだ。しかし、一人自分のペースで酒を飲むというのはつまらないらしく、最終的にミモザのマッサージを受けているガベロンのそばまで遊びに来たわけだ。
 ガベロンが少し頭を起こすと、体をぽわぽわとピンク色に染めて笑うラクレットが見えた。
 柔らかな癖っ毛をした茶色の長髪にアルコールでとろんとした顔つきがラクレットの可愛さをいっそうひきたたせる。軍服も前ボタンの上4つを見事にはだけさせており、彼女の胸元がぱっくりと晒されていた。
ピンク色のブラが覗いていて、それに包まれた大きな胸が、肌色の柔らかな谷間を形成している。それはまるで肌色のボールを二つ並べて押し付けたように圧迫していた。
 まて、この世界にブラはあるのか? さておき。
「ほら、ミモザ。どいてどいて」
「……えぇ」
 大きなベッドに乗り込んだラクレットはのっそのっそとシーツの上を膝立ちで歩き、寝転んだガベロンの首元までやってくる。
「ほーら、ガベロン様。ベキミス酒ですよぉ。カントー地方の純米で作った銘酒『精霊殺し』もありますけどー」
赤いボトルと白くて紙に包まれた瓶を両手に掴んでうしししと笑うラクレットをガベロンはぼーっとした顔で眺めていた。
「んー……?」
 けだるげなガベロンの体を優しく起こすラクレット。上半身だけ起こされたガベロンは目をこすってあたりを見渡す。テーブルではルリたちがぺちゃくちゃと話している。
 時計を見ると先ほどまで頂点を指していた時計の針がぐるりと180度回転して6の数字を指している。
「あれ。もう結構時間経ってるのかい?」
「もう、始まって30分ぐらい経っていますよ。ほらっ、ガベロン様っ。お酒!」
 ラクレットはボトルをきゅぽんと開けると、瓶口をガベロンに突き出した。そんな風にビン口を差し出されてもさすがにラッパ飲みは無理である。
「あ、うんうん。えーっとミモザ。グラスとってくれないかな」
 ガベロンは横に居たミモザに頼む。
「はい」
 ミモザが頷くとベッドから立ち上がり、歓迎会のテーブル席からグラスをとろうとした。
「あ、そーだっ。いいこと考えた」
 ラクレットが舌をぺろりと出して笑いながら言う。そして、グラスをとろうとしたミモザを止めた。ミモザは?と首をかしげてまたベッドに戻る。
「今日は私の特製のグラスを使ってください」
「特製のグラス?」
 あれ? ラクレットってガラス細工とか趣味だったっけ、とガベロン。違いますと横のミモザに即座に否定される。
そんな王子にラクレットがチャシャネコのようにニヤニヤと笑いかけた。その顔の下では何故か左右の手で軍服の前ボタンの残りをぷちりぷちりと外していく。
「私の特製グラスは……これですよっ」
 そう言うと、彼女は軍服の左右の襟を両手で掴み、がばりと両手を天井に向かって放り投げた。上へと引っ張られた軍服の上着は彼女の腕をするりと抜けていき、そのまま上空へと飛んだ。
 このまま裏返りまた腕を通って戻ってくればヤッターマン二号の変身シーンの再現となるのだが、目的が違うのと再現は結構無理に近いため上着はベッドの横へとひらりと落ちたのだ。
「わっ!」

「……わぉ」

 何度見てるにもかかわらず、感嘆の息を吐くガベロンとミモザ。
 上着を脱げばもちろんそこに残るのは、ガベロンの前にその桃色に火照った肌を晒したラクレットだ。
 下半身は軍服のスカートのままだが、上半身は裸で大きな胸をそのピンク色のブラを装着してしまっているだけの姿でこちらに妖艶に笑いかけるラクレットの柔らかな姿に、ガベロンの喉がごくりと鳴る。
「なんで脱ぐのさ!」


541 :ハーレム隊教育中! ◆oEsZ2QR/bg :2007/09/09(日) 23:27:04 ID:+3gMICey
 ただ、何度も見ているため、ガベロンもすぐに言葉を返す。
「だーから、グラスはこれなんですって♪」
 ラクレットがブラのカップ部分をつまみ、そのまま一気に下ろすと、ぷるん、というよりぶるりんっと大きく弾けだしたロケット型の双球がガベロンの眼前へ、そして彼女はその自分の生き生きとした張りを持つ大きなメロンパイを下から抱えるように両手で抱え持ったのだ。
 つながった柔らかな玉同士がぶにゅぅりとくっつき、深い谷間が刻まれる。
 その大きな谷間を見て、ミモザはラクレットが何をしたいのか気付いたようだ。彼女がベッドに持ってきていたワインをなれた様子で詮を抜いた。
「注ぎます……」
「え、そそぐって?」
「見ててください」
 
 とくっとくっとくっとくっ。

 ミモザがラクレットの首元あたりに向けてビンを傾ける。ビン口から溢れる赤い果実酒が糸のように滴り落ちて、ラクレットの鎖骨に撥ねる。重力にしたがってワインはラクレットの体を静かに流れていった。
 そして、果実酒は両手の圧力で栓がされたラクレットのその胸の谷間のくぼみに溜まっていく。
「ひゃっ、つめたぁい」
 みるみるうちにラクレットの胸の谷間に赤い池を形成されていき、ぴちょりとビンの中にあった全ての液体が愛肉の杯へと注がれた。
「うふふっ。ラクレット特製のおっぱいグラスですよぉ。王子様、こぼさないようにお飲みくださいませぇ」
 ガベロンにとってはじめて見た、愛欲のグラス。おそらくこんな艶かしい杯は、どの食器棚を探してもないだろう。細かくて神々しい装飾がついた銀食器でさえも、このラクレットのグラスには勝てない。
 甘い声と甘いワインの匂いに誘われ、ガベロンはぼぅっとした表情ながらも、すこしづづラクレットの杯に唇を近づけていく。
「さぁ、どうぞっ。王子様」
「……口つけていい?」
「ええ、もちろんですよっ」
 自分の胸を他人へ差し出すという行為にラクレットはなにか愛しさにも似た何かを感じていた。まるで母親のように母性に満ちた様子で微笑む。ガベロンの問いにも笑顔で即答だ。それ以前に、断る理由などどこにあるのというのかもわからないしね。
 ガベロンは呆けた顔で、彼女の胸元へ顔を寄せる。
「ほらっ。持ってください」
「うん」
 ラクレットが支える手の甲に、自分の手を優しく添える。ラクレットの手の甲ごしでも伝わる柔らかさに思わずこのまま、彼女の手をどけて揉みしだきたかったが、ワインをこぼす訳には行かない。
「おいしそうな、ワインだね……い、いただきます」
 演技のようにガベロンはそう呟くと、口を半開きにしてラクレットのグラスのワインへに口づけた。

 ずずずずずずずず……。

 すする音がベッドに響き渡る。所々でガベロンの唇が胸の丘をこするように触れて、ラクレットも段々と感度が増していく。
「こんなこと、ミモザには出来ないでしょう♪」
「……」
 自分の胸をすかすかと掴もうとしていたミモザは、無言でラクレットを睨み返した。

 ガベロンが支えていた手の指がさわさわと動き出し、ラクレットの桃色の突起物を指でまさぐる。
王族の綺麗な親指がピンっと起立した乳首を探し当てると、ガベロンはそれを指の腹で胸の中へと押し込むようにピンクのポッチを押しつぶす。
「んくぅ……」
 ずずずずず、という音が響く中、敏感な場所への攻撃に軽く声を漏らした。
 それが耳に届いたのか、ガベロンは両手の親指に力を入れ、さらに敏感な突起物に愛撫をくわえてゆく。親指の腹で乳首の穴をこすり、穴をほじくるように親指の爪先でえぐる。
「んはぁ…、んんぅ……」
 指の動きに合わせて、ラクレットのルージュを引いた赤い口から漏れる吐息も色っぽく変化していった。
唇の端からよだれがしたたり、それが胸元の肉の杯へ落ちる。高級なワインはラクレットの汗と唾液とエキスを混じらせていく。
大きな赤い溜まりにガベロンはすするのを止めて、今度は自分の舌で掬うようにワインを舐め取るように変えた。先ほどの低い音とは違い、こんどはぴちゃりぴちゃりとキーの高い水音が響き始めた。

 ぴちゃ、ぴちゃ…。

 食事マナーとしてはとてもはしたない飲みかただ。しかし、妙に二人の官能はその音に静かに煽られてゆく。
赤い軟体の物体が、大きな胸に浸られたワインを掬うように動く様を、二人の横に居たミモザは魅入られたように静かに眺めていた。ガベロンの舌の動きを目で追いながら、ミモザは知らず知らずのうちに自分の股間を片手で押さえていた。

542 :ハーレム隊教育中! ◆oEsZ2QR/bg :2007/09/09(日) 23:28:33 ID:+3gMICey
 ガベロンの指がまたもや動き出す、親指で十分遊んだ乳首に今度は人差し指を伸ばしたのだ。
 二つの指が両端の敏感なところへと集まる。甘くて弱い痺れをラクレットに与えていたところに、今度は痛みをくわえようとしたのだ。すなわち。

 はみっ。

「んつぅ!」
 ガベロンはラクレットの両乳首を摘まんだのだ。
 指と指の腹で上と下を潰すように摘む。むずむずと痺れを起こすように指先を震えさせて、ガベロンは刺激を与えていく。
「つつつ、い、いたいですっ。王子様ぁ」

 ちゅるぱっ、ぴちゅるっ。

 しかし、ガベロンはただ目の前にあるワインを舐めることに集中しているのか、ただ単に無視しているのか、言葉を返さない。
「いたぁいっ、つぅっ、お、おーじ様ぁっ。ああんっ あっ! いたぁっ」
 指先の圧が断続的に強く弱く変化するので、ラクレットの声も針を振り切るように甘く高く変化する。甘い声の奏でるドレミはピアノをしっちゃかめっちゃかに叩いたように不協和音のごとく上へ下へと響きわたるのだ。
 ラクレットの脳内に痛み混じりの刺激が針のように突き刺さる。しかし、ラクレットの心の奥に痛みと共に湧き上がっていく熱さがあった。
 摘んだ乳首をガベロンは軽く引っ張ってみた。
「あああっ」
 こぼさない様に、長く摘んで引っ張る。
「ああああああああああ………」
 断続的だった痺れが連続で襲い掛かりラクレットの漏らす声も悲鳴まじりへ。
 が、ラクレットは止めようとしない。ガベロンもやめようとしない。
 おおきい乳の敏感な箇所を引っ張られて、そこから甘い痺れともに発熱していくラクレットの体。そそがれた胸のワインが沸騰しそうなほどである。
「んぁぁぁっ。 おーじさまぁ。おーじ……。ああんっ……」
 ガベロンは時々、乳首への圧を変化させるごとに上目遣いに目線を上げてラクレットの反応を見て、楽しんでいた。
 何度も体を重ねたことのある相手だ。ラクレットの弱いところもガベロンはほとんどわかっている。だから、こそラクレットはただの乳首だけの愛撫でもこんなににも声を漏らして顔を赤くして反応するのだ。
 その間にもガベロンの舌は蠢き、ワインを掬い舐めている。最高級ワインはさらにラクレットの汗を混じらせ、塩分を多く含みだす。ガベロンはその舌で微妙な味の変化に気付く。
 甘い味と甘い声。
 ベッドの上では、テーブルのベルの歓迎会とは違う、艶かしい晩酌が行われていた。
「ご主人様……」
 ?
 目線を横へとずらす。
 控えめそうに声をかけたのは、先ほどからずっと横で放置されていたミモザだ。そういえば、ラクレットのグラスとワインに夢中ですっかり忘れていた。
 舌を動かしつつも、視線でガベロンは聞く。「どうしたの?」と。その視線にミモザがこくりと頷く。
「ご主人様、ラクレットのおっぱいグラスと最高級ワインは美味しいですか?」
 こくり。舌を動かしながらもちろん頷く。
「そうですか……」
 ふと見ると。ラクレットの姿が妙だ。彼女に向けた視線を降ろしていく。白いシーツの上にピンクまじりの肌色が見えた。
そう、ミモザは下半身だけ露出していたのだ。下腹部の下にあるたてすじがはっきりと見えた。そこは、まるで蜜を垂らしたかのように光っていたのだった。
 正座とアヒル座りの中間のようにベッドに尻をついた彼女は両足をしっかりと閉じている。Yの字の線が浮かぶ。
 わけもわからず、ガベロンは視線をミモザの顔へ戻す。
 するとミモザは、恥ずかしげに顔を赤らめ、節目がちな目をガベロンに向けた。その手にはラクレットが持ってきた、封の開いた銘酒『精霊殺し』を掴んでいる。
 その『精霊殺し』をゆっくりと傾ける。

とくとくとくとく……。

 しっかりと閉じたミモザの股に、アルコールの液体が注がれていく。
「私の『ここ』のグラスで飲む最上級純米酒はラクレットより美味しいですよ……?」
(続く)

827 :ハーレム隊教育…中? ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/03(水) 00:05:19 ID:2CWKfca2
 リディア
 しょくぎょう:どうし(ねこみみ)
 とし:26さい
 しょぞく:ガベロンしんえいたい
 せいかく:ばにら
 じょうたい:よくじょう

 ミモザとラクレットの女体ワイングラスを使った、乾杯をしているベッドの周りにはすでにガベロン親衛隊が目を輝かせて群がっていた。
 ミモザのおまたに頭を突っ込んで、俗に言うワカメ酒をじゅるっじゅるっとすすっているガベロンに親衛隊全員がわくわくと期待した瞳で眺めていたのだ。
「んー……」
 敏感なところに溜められたちめたい水を舐められる感覚にミモザは目をつぶり顔を赤くしてガベロンの舌を受け入れていた。
 透明な酒のプールを泳ぐガベロンの舌は時折、しょぼしょぼと控えめに生えた林をかきわけてびらりびらりの貝あわせをなぞる。
「ミモザは幸せそうですねぇー」
 同じく豊満な谷間の頂きをワインの真紅の色の染みを付けたラクレットがミモザ頭を撫でながら幸せそうに笑う。
そのみずみずしい二つの果実でおっぱいグラスを披露したラクレットだったが、最終的にガベロンはミモザのワカメ酒のほうに夢中になってしまったため、今はミモザの可愛がりと給仕に専念している。
 ずずずずず……とワカメ酒が無くなる。
「ラクレット。もっと……」
 おかわりを要求するガベロンにラクレットは妖艶に微笑んだ。
「ガベロン様。そろそろお酒はおやめにして、芳醇な果実でありますわ、私たちを食べていただけませんか?」
 え、と顔を上げるガベロン。この普段消極的なくせに一度スイッチが入るとエロモードに移行する王子はようやくベッドに親衛隊のメンバーが群がっていることに気付いた。
 ルリ、チキータ、リディア、そして新入りのベル。ベルはチキータの腕を掴み背中から覗くように眺めていた。頬はりんごのように紅潮していて少女のよう。エッチなことに関心はあるけど、ちょっと……という感じだろうか。
 少し怖いのだろう。だからこそ、彼女はチキータに支えられて覗いているのである。視線が合うとベルはりんごの頬をさらにぽわわんと赤く染めて俯いてしまった。その表情が可愛くて、ガベロンはクスリと笑う。
 ルリがベッドに登ってきた。軍服はいつの間にか脱がれ、キャミソール一枚の姿である。ピンク色のベールに隠れた胸はブラをつけておらずスケスケの胸のラインと自己主張するポッチのあとが見て取れた。
 横から同じようにリディアも登ってくる。ネコミミカチューシャをいつも頭から離さないリディアは実はこの中では一番年上の女である。
 ウェーブのかかった緑髪でぽわぽわと母性溢れる優しさを全身から滲ませた、美少女というより本当の美女というのが適切なレディだ。その胸元はラクレットに負けず劣らず双球が突き出している。
 その双球も今は紐と三角の布をつなげた細い衣服で支えられているだけの格好だった。ヒモビキニというヤツである。
 二人はガベロンの腕を持つと、それを自分の背中に回しちょうど左右に抱きとめられたようにして、自分の反対の腋の下に通す。そして、ガベロンの手首を内側に向かって曲げさせれば……。
 むにょ。むにゅるんっ。
 ガベロンの両手でルリとリディアそれぞれの乳房を抱き掴んだ形となるのだ。
 右側に居るルリはオレンジサイズの右おっぱい、左側に居るリディアはメロンサイズの左おっぱいをガベロンの手のひらで握られる。
「あはぁ……」
「んぅ……」
「ルリ、リディア……」
 両手で二人の片乳を握ったガベロンは赤い顔で左右から顔を寄せて甘えてくる二人に軽くキスをしてあげた。唇を軽く舐める程度の挨拶のようなキス。
ちゅっ、ちゅっと唇を合わたら、二人はそれを合図に自分のおっぱいを包むガベロンの手の甲へ自分の手を重ねる。
「王子様、遠慮なく私たちのおっぱい……、楽しんでください」
「もみもみいっぱいしてくださいですわ」
 ルリとリディア、二人の手がガベロンの手の上から動き始める。
 むにゅぅぅ、にゅぅぅぅ、もみゅぅぅ、
 ゆっくりと上下するガベロンと二人の重なり合った手。その動きに合わせて二人のおっぱいは上下左右へゆるりゆるりと蠢く。上へ下へのごとに柔らかな感触はそのまま直接ガベロンの手のひらへと繋がるのだ。

829 :ハーレム隊教育…中? ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/03(水) 00:06:25 ID:2CWKfca2
「んぅぅぅ〜〜……、ガベロンさまぁ〜〜、あんんぅぅぅ……」
「はぁぁぁぁ……、ふぅぅぅぅ……、はぁぁぁぁ……」
 顔をガベロンに寄せながらも彼女たち二人は胸の動きに合わせて熱い声を吐く。ゆっくり動く手とそれに掴まれたおっぱいにあわせて溢れる彼女らの艶やかな声。ゆっくり目な分、なんだか快楽をスローフードのようにゆっくりとちょっとづつ味わっているみたいだった。
 まぁ刺激として緩めなのは仕方が無い。手を動かすのは二人、なのでおっぱいの愛撫は二人自身が自分のペースに合わせているためだ。
 それでも、ガベロンに触れてもらえているというだけで、感度をびんびんと上げることができるのが親衛隊たる彼女たちの凄いところである。
 ガベロンも両手に握られるおっぱいの感触に嬉しくなってくる。あまり自分では動かないようにしたほうがいいかなとも思ったが、手に取ったおいしそうな果実。指から溢れる柔らかみを感じれば、揉みたくなるのが心情。
ガベロンは手のひらに収まったおっぱいを指全体で大きく掴んだ。
 ふにり。ふにり。
「リディアのおっぱいはマシュマロみたいだね」
 その言葉にリディアはにまりと口元を緩める。ふにりふにりと指五本全体で愛撫すれば、張りのあるおっぱいが指から溢れる。
 マシュマロに例えるならその先端のポッチはストロベリーだろうか。ガベロンの指の間から覗くピンク色の乳首は先端がピンと持ち上がり、その存在を主張している。
 ガベロンの指が擦れる。
「はぁぅっ」
 リディアの声が一際高くなった。
しかし、ガベロンはそれを聞いていきなり先端を攻めたりしない。おっぱいの先端付近を親指と四本の指で挟み、搾乳するように先端付近全体を掴みあげた。ふにゅりふにゅ。
 そうして強弱をつけて上へ下へもみもみと愛撫する。発熱したリディアの肢体が汗を分泌させ、その一筋が指に触れた具合でようやくガベロンは乳首に指を這わせた。
 こりっという音が似合うほど勃起した乳首を先端から押さえられる。
「ああんっ! 王子さまぁ……。やっと、そこを……」
「そこ?」
 ぐにぐに。揉み挟みながらも、伸びた人差し指は尖った乳首を押さえ込み、乳房の中へ埋没させる。かと思えば、今度は中指も伸ばし、先端を摘み上げた。豆をつまむように赤いポッチを指の間に強く挟む。
「いひぃぃっ! あんっ、王子様、つまむのォ、あはんっ、いいぃっ、ですわぁっ、んんんっ!」
 リディアはこの乳首攻めに弱い。火照ったリディアの体がガベロンの胸に寄りかかり、熱い息が鎖骨にあたる。潤んだ瞳で見つめるリディアにガベロンはまるでニンフのようだと思った。
 余談だがニンフは山や川に現れる若くて美しい妖精で、しばしば人間の男に恋して拉致していくという言い伝えがあるので、なにかエロパロ版のSSの材料にできそうな方は誰か電波受信してください。それはともかく。
 リディアの乳首をこりこりと挟みあげるガベロン。リディアは片方のおっぱいだけ愛撫されることに、堪らなくなったのか自らの手ももう片方の胸に当てて、自分で乳首を責め始める。
 そのうち胸全体へと手のひらを広げ、ガベロンに体を寄せながら自らの乳房を揉みあげていた。
 母性溢れるリディアの、恥ずかしい姿にガベロンの目は釘付けになった。と、突然ガベロンの耳がれろりと冷たい軟体が通る。
「ひゃっ!」
「閣下ぁ。私のおっぱいをないがしろにしないでください」
 もう片側に居たルリだ。おっぱいを掴まれたまま邦って置かれたルリは頬を膨らませ、抗議するようにガベロンの耳にピンクの舌を這わせる。
「わわわ、ルリ。それはちょっとくすぐったいよ」
「大丈夫です。すぐに慣れますよ」
 ガベロンの両手は二人の乳房にぴったりと合わさっているので抵抗できない。そんなガベロンの耳元に顔を寄せたルリは、じゅるりじゅるじゅるとたぁっぷり甘い唾液を塗したピンクの舌を口から除かせると、耳の穴に向かって差し込んだ!

 じゅぱっ

830 :ハーレム隊教育…中? ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/03(水) 00:08:32 ID:2CWKfca2
 まるで風呂でもぐった時のようにぴちゃぁっと粘液のねで聴覚が塞がられたと思うと、ルリの唾液が耳にべっちょりとつけられぴちぴちと泡立つ音が耳元に残った。
 穴から外れたルリの舌はそのまま溝の間をなぞっていき、垢をこそぐように舐め唾液をまぶしてゆく。その感触が妙にガベロンには堪らない。耳も性感帯なのだと気付いたガベロンは彫るように溝を移動してゆくルリの舌に頭を任せた。
はみはみと耳たぶを甘噛みしたルリはぺろりと全体をひと舐めすると、今度は耳の裏へターゲットを絞る。
「閣下、耳の後ろって以外と汚いんですよ。ルリが綺麗にしてあげますぅ……」
 舌の先端が狙いを定めた。耳の裏、付け根、耳の陰となり誰も注目することのなかった秘密の大地を、探索者ルリがよだれだらけの舌で蹂躙する。

 れろん。れろ、れろれろれろれろれろれろ。

「んがっ、わわわわっ、わわっ」
 いままでにない感触に思わず、ガベロンは声をあげて反応した。
 穴を掘るような耳の付け根を責めるルリのひゃくれつなめはガベロンの背筋を大きく反らせ、体も驚きで硬直する。その瞬間、指で挟んで虐めていたリディアの乳首を強く締めてしまい、ピキンとした敏感な場所の鋭い痛みでリディアは声を出さないまま絶頂した。
胸だけでいっちゃった……と呟くリディアを抱いたまま、耳の裏の陰日向を責められるガベロン。れろ、じゅる、れろ、じゅると唾液を含んだルリの舌先が動き回り秘密の場所を襲う。
「れろれろ、ほらぁ、閣下。どうれす? こんなところ今まで気にしたことなかったれしょ……?」
「う、うん。いいねぇ、コレ……」
 くすぐったくもある責めだが、抉るように動く軟体にだんだんと快楽が分泌されてゆく。相手がいつも一緒に居て傍から離れないルリであることも悦びの要素の一つだ。
 こんなところに気持ちいいスポットがあったのかとガベロンは感銘を覚えた。人間の体はまだまだ判らないところばかりである。毎日女の子に囲まれお互いの体中を乳繰り合っていても、人体の神秘は隠されているのだ。
 ふにゃりと表情が緩んだ。
 無意識のうちにルリのおっぱいを柔らかく揉む。プリンのように弾けるルリの可愛い胸はいくらこねくり回しても飽きない。むしろ、こねくり回すが自然なほどガベロンの手のひらにジャストフィットしていた。
 その感触に嬉しくなったルリはお返しにと、耳への愛撫をさらに強める。ガベロンの聴覚器官のひとつは唾液の粘つくじゅぱじゅぱじゅるるんと言う音で支配されてしまった。
 はぁはぁとリディアの口から漏れる息を吸いながら、ルリに耳をはみはみされる王子様。だが、親衛隊のメンバーは二人だけではなかった。
 リディアとルリに夢中にむっちゅうしている間に、手の開いたラクレット、チキータ、ミモザの三人は半分被っていたシーツをめくりちゃっかりガベロンの寝巻きのズボンを下げ下ろしていた。
「ふふふ。おっきく膨らんでるわ。お・う・じ・さ・ま・の♪」
 ベッドに四つんばいになって股間に顔を寄せたラクレットのいうとおり、下着は大きくテントを張ってその存在を主張していた。限界異常まで膨らもうとする肉棒の先端から溢れる汁がテントの頂点を黒く湿らせていた。
「おっき、おっき」
 同じく四つんばいになったミモザも目を輝かせていた。
「ベル、王子のを見るのは初めてだろう? こっちへ来い」
 チキータも同じように顔を寄せていたが、ふと思いついて膝立ちになってベルを呼んだ。ベルはルリとリディアと絡み合うガベロンを目の前にしてる時点で、すでに顔を真っ赤にさせて天蓋付のベッドの柱に隠れてしまってたのだ。
「わ、わたしは……!」
「緊張するのは誰だって同じだ。無理なら今日は止めとくのもいい。でも、見るだけなら出来るだろう?」
 真っ赤なままちらりちらりと視線を寄せていたベルに、チキータは優しく傍にくるように誘う。おずおずとベルはベッドに昇ってきた。親衛隊員服をやらしく着崩したチキータたちとは違いボタンを上まで留めたまだ真面目な格好だった。
 チキータは近づいてきたベルを抱くと、一気に体を落としテントに自分とベルの顔を寄せさせた。四人が四つんばいになってテントに顔を寄せている。
 後ろから見れば、親衛隊員のスカートをぱっつんぱっつんに張らしたお尻が四つ並んでいるように見える。しかも前から見た映像では、麗しい美女美少女たちが顔を寄せ合っているのは男の大きなシンボルなのだ。
 どこからカメラを回してもエロい。

831 :ハーレム隊教育…中? ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/03(水) 00:09:32 ID:2CWKfca2
「まーまー。ほら、ご開帳〜♪」
 ラクレットが下着に手をかけて、ずるずると降ろす。もじゃもじゃとした茂みが徐々に現れていき、大きな棒は縁部分に引っかかって一度布に引っ張られた。下まで押さえつけられた肉棒。ラクレットは最後はひょいっと勢いよく抜き去った。
 途端。

 べろんっ!

 引っぱられた肉棒が自由になって、四人の顔面の前に反動をつけて飛び出した!
「きゃあ♪」

 ぴちゃっ。

 鈴口にたまっていたねとつく少量の我慢汁が飛び出した拍子に宙を舞い、四人の顔にぴちゃとひっつく。ぺたりと透明な汁を鼻に垂らしたチキータはそれをぺろりと舐めた。
「な、舐めちゃうんですか? お姉さまっ」
「もちろん、もったいないからな」
 さも当然のように答えるチキータにベルが驚愕の瞳で、舐め撮った唇を見つめていた。
 相変わらず耳と胸への愛撫を楽しむガベロンはさすがに自分の肉棒が自由に晒されたことには気付いたみたいだったが、それはスルーして、耳を舐められながらも今度は抱いたリディアに頭を寄せ、唇を吸う。
 半開きの瞳のまま、リディアも絶頂の余韻から抜け出せないまま無意識的にガベロンの唇をちゅうちゅうと吸いかえす。
 ちゅうちゅうちゅうと音が響く中で、ガベロンの股間の肉棒はその肉竿に青と赤の血管を浮き立たせ、カリをキノコのように大きく開き、鈴口からはぱくぱくと透明な我慢汁をあふれさせていた。
 はじめてみるベルの目にはよほどグロテクスに写ったのだろう。この地球上のものとは思えない突起物に思わず目を手で覆い隠してしまう。
 しかし、毎夜毎夜、この肉棒で愛してもらっている親衛隊員たちにはこのグロテクスなものは愛しくて愛しくて堪らないガベロン様自身。
「うふふふっ、いつも以上に膨らんでて……とってもたくましいですよ。ガベロン様」
「びくん、びくん、反応してる。えへ」
 ラクレットとミモザは熱い視線を肉棒に送る。
 チキータは目を隠して見ようともしないベルに視線を送る。そして口を開いた。
「見るのも見ないのも自由だ。我々の閣下への奉仕もベルが無理だと思うならしなくてもいい。しかし、閣下を満足させることができない者は親衛隊にはいらないということを覚えておくようにな」
 まるで、いたいけな少女を脅すようなチキータの重い口調。
「そ、そんな! お姉さま! そ、それだけは……!」
 死刑宣告にも似たチキータの言葉に、焦ったベル懇願の声をあげては覆っていた手を離す。そして目の前に現れた光景に、ベルは改めて息を呑んだ。

 ちゅばちゅちゅちゅばばっ、じゅばりじゅばじゅばちゅううぅぅ……。 じゃっぽじゃっぱじゃぶじゃぼっ!

 そこにはラクレットにミモザ、そして尊敬するお姉さまことチキータが、ギンギンに怒張した肉棒に恍惚の笑みを浮かべた美しい顔を寄せあわせ、お互い競い合うようにそれを音を立ててしゃぶりあう姿があった。
(続く)


272 :ハーレム隊教育中? ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/31(水) 22:24:09 ID:4mT8oyQZ
ベル
しょくぎょう:どうし(ねこみみ)
 とし:16さい
 しょぞく:ガベロンしんえいたい
 せいかく:ばにら
 じょうたい:よくじょう


 じゅぼっじゅっぱ、じゅぶぶっ!

「あ、あぅあぅあぅあぅ……」
 ベルは目の前の光景にじっと見入っていた。
 自分よりも年上であり憧れだった三人の親衛隊の先輩たちが、この王国の最高権力者である王子の股間に立てられた肉棒にまとわり着いているのである。
「べろ、べろっ。やっぱり、閣下のは、先走りだけでも、すっごい匂いだな! べろっ、べろべろ」
 大きく膨らんだ亀頭の鈴口を舌先でほじくるように動かすのはベルの直属の上司でもあったランサー親衛隊チキータ。顔つきや表情は冷静だが、鋭い瞳は情欲に染まり鈴口から溢れてくる先走り汁を吸い込んでいる。
「ほらほらぁ、ガベロンさまぁ。このおちんぽの裏側。きれいきれいしましょうねぇ♪」
 ゆさゆさと大きな胸を揺らしながら、ガベロンの肉棒に顔を寄せ傘の裏を丹念にねっとりと弄るのはラクレット。艶ややかな表情とガベロンの傘の裏からこそぎ出した恥垢を美味しそうに舌に乗せ、肉棒から唇を離さぬまま口の中で味わう。
「もがごっ。もごご、もご」
 一番下でくぐもった声を出すのはミモザだ。先ほどまでぺろぺろと足を舐めていた口はガベロンの袋をぱっくりと含み、こりこりもごもごとくぐもった声を出しながら、精子がたっぷり詰まった玉2つを口内の粘膜と舌でやさしく転がす。
 三人が三種三様。思い思いの方法でガベロンを悦ばせようと躍起になっていた。この三人が昼間は何人もの兵の上に立ち、厳しく兵士たちを虐待一歩手前まで調教してたというのだから、人はわからない。
 ぺちゃぺちゃじゅるじゅると響く唾液の音にガベロンのうめき声が混じる。
「あああっ。うんっ……ラクレット、チキータ、ミモザっ。いいよっ。それぇ、腰に力が入んないや……」
 そうして名前を呼ばれた途端に三人はさらに愛撫を強くしていくのだ。
 ガベロンはリディアとルリに顔中を嘗め尽くされてべとべとだ。ガベロンは自分の胸板押し付けられるリディアの豊乳と顔や耳を這うルリの舌にさらに下半身の集中的攻撃に、脱力していく。
 そうしてぼふりとガベロンの上半身はベッドに倒れた。胸を掴まれていたリディアとルリも釣られて倒れる。
「あんっ、おーじさま。もっと、もっとわたしのおっぱいを虐めてくださぁいですわぁ」
 リディアの甘ったるい声と同時にガベロンの頭は、リディアの大きな二つのメロンパイに包みこまれた。
 むにゅぅぅぅぅ。
「おぼっ……。こ、これは……」
 大きな大きな白い谷間がガベロンの視界をすべて支配する。左右の頬肉が挟まれたおっぱいにむにゅむにゅされて、ガベロンは夢心地だ。
 そして、リディアが自らの双球を揉みしだく。自由自在にうごめくマシュマロおっぱいの母性的で心豊かなエロっちい愛撫に顔面の骨を甘さで溶かしてしまいそうなほどの快楽がガベロンの脳髄を駆け巡る。
 ちょっと、苦しいけど……。谷間の間は空気が薄いのではぁはぁと酸素を求めるガベロンの荒い息が行き場を上へ変えてひゅうひゅうとリディアの顎に向かって噴出していた。
「おーじさまぁの息、あっついですぅ」
 どきんどきんと胸越しに聞こえるリディアの心臓の鼓動が早鐘のように鳴り響いている。
「ああー。ガベロン様の頭、おっぱいサンドイッチになってます」
「よし、じゃあこっちもおっぱいサンドだ」
 舌でつんつんと肉棒を突いていた、ラクレットとチキータはお互い目配せしにやりと笑いあうと、自分の軍服の胸元をがばりと開いた。ぷるるんと溢れ出す4つの乳房。
どれも、両手で収まりきれないほど大きくピンク色の小さなぼっちがつんと張っていて、ラクレットとチキータはそれを救い上げるように支える。
「せーのっ」
 ぶにゅぶにゅぅ。
 左右から合計4つのおっぱいをガベロンの肉棒を挟むように押し潰した。二人の大きな4つの果実が重なり合って、敏感な圧力を肉棒へ与える。
 2人のおっぱいは巨大だったが、それでもガベロンの肉棒は4つの重なり合った中心からちょこんと顔を出しており、ひくひくと
「おおおおおお……」
 おっぱいに挟まれたガベロンの顔から感嘆の声が上がった。
 母性や懐かしさがこみあげてくる感覚に腰が浮いてしまい、乳圧をもっと受けようとおっぱいの波を書き分けるようにガベロンは肉棒を乳の間にすり抜けさせる。
「あははっ、ガベロン様のアレ。ぴゅうぴゅうお汁を出してあたし達のおっぱいから、顔を出したり入れたり♪」
「もっと、良くしますね」
 チキータがミモザに合図するようにミモザの頭を撫でた。。



273 :ハーレム隊教育中? ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/31(水) 22:26:02 ID:4mT8oyQZ
 袋を口に含んでころころしていたミモザが、顔を上げた。おっぱいに挟まれたガベロンのモノを上から見下ろし、そこから顔を出す亀頭を眺める。
 ミモザの手がベッドの横に伸び、果実の入ったバスケットを掴む。その中からライチほどの大きさの青い実を取り出した。ひとつ、口の中へ。もごもごと口を動かし、ぷちりと歯で皮を破る。
 そして、口から割れた一枚の皮を取り出すと、もごもごと中身をいれたままの口をおっぱいの波に揺れる亀頭の真上へ。そのまま彼女は口をあけた。
「れろぉ……」
 彼女の口から出てきたのは、どろどろになった果汁。
 果汁は亀頭を中心にラクレットとチキータの胸周りにべどべどと落ちていき、それが二人の乳腺テカテカと光らせる。
「な、なんですかそれ……?」
 ミモザの様子を見たベルが、恐る恐る聞く。
「この果実の汁は、強い粘性と潤滑性を持っているんだ。この汁をかけて愛撫すると、私たちの唾液を使うよりも数倍、気持ちよくなっれっるっ!!」
 答えるチキータの言葉の最後は跳ねるような口調になっていた。チキータとラクレットの胸が潤滑汁によりその形をさらに大きく変形させ揺らし、ぶるんぶるんとおっぱいの波を高く強く揺らしたのだ。
 お互いの乳首同士が重なり、潤滑汁によってすべり擦れることで胸を合わせる二人も快楽を得ているのだ。
「あぁっ、それにぃ、予想外に滑ってっ、快感っ!」
 チキータの手がラクレットの胸に伸びると、ラクレットの手もチキータの胸へのびる。互いが互いの胸を揉み合って押し付ける行為。
「あんっ、もぉっ。チキータぁ、あんた、やっぱりぃ、おんなのこぉの扱い、うまいわねぇっ」
「ラクレットぉ、お前ぇ、またっ、すこぃしぃっ、大きくなっただろぉっ、うらやましいぞっ」
 顔を快楽に染めて、キスできそうなほど顔を近づけ、重なり合った胸を愛撫しあう。
その光景にベルは、股間がじんじんと熱くなっていくのを感じた。うわぁ、どろどろだぁ。呟く声にピンク色の艶やかさが混じりつつある。
 どろどろぐにゃぐにゃ暴れまわる乳の中心に居るガベロンの敏感な塔は、摩擦が大きくなりさっきよりも速く素早く愛撫される感触におふおふと声にならない声をあげる。
 皮が乳の上下運動と連動して、すべって亀頭をかぶったり吐き出したりする感覚は、唾液を使った時よりも何倍も気持ちよかった。腰砕け。
「あふぅ、あふぅ、ふぅー……もごご」
「あぁん、王子様ぁ、舐めていいんですよぉ、いっぱい、いっぱい舐めてくれてぇ」
 ガベロンが息苦しい中べろべろと舌を動かせば、リディアは喜んでさらにぐいぐいと巨乳を押し付けた。ガベロンの頭に手を回してロックするリディアは、やろうと思えば乳で圧殺することが可能かもしれない。
 それに負けじとおっぱいサンドをしている二人も動く。お互いの重なり合った乳首を4つの果実の中心へと集める。ピンク色のポッチ同士が真ん中の赤い亀頭へとキスした。
「えいっ、えいっ」
「ふふふっ、閣下の弱いところ、私の弱い乳首で、刺激しますっ……」
 亀頭の縦線からびゅくびゅく汁を流す赤い玉の傘を4つの乳首がなぞりあう。勃起して硬くなったそれらは指とは違う予想外の動きをして、ちょびちょびと竿を活性化させる。
 傘をなぞられる度にガベロンの尿道はびくびくとその管を広げ、射精のカウントダウンに向けてびゅくんびゅくんと猛々しく熱くなりはじめる。
 ラクレットとチキータが座っている部分は、どこからか溢れた汁でシーツをびしゃびしゃに濡らしていた。
 潤滑汁のぴちゃぴちゃという音と各人の荒い息遣いがベッドの上で重奏曲を奏でていた。
 おっぱいの間から間欠泉のごとく噴出す先走りを舐めるのは、上半身から移動して来たルリだ。ミモザはいつのまにかお気に入りのガベロンの足にポジションを移し、れろれろといつものように小さな口で親指人差し指の間を舐めている。
「そろそろかなぁー」
 ルリはてかてかにまみれたガベロンの亀頭をじっと見つめてわくわくした顔で呟く。
 確かに、この愛撫もはじめてから結構な時間が経っている。そろそろ限界が来てもおかしくない。
「ねぇ、ベルちゃん」
「は、はい。なんですかっ!?」
 ルリは呆然と見つめるベルの緊張を研ぎほぐすように声をかける。
 ベルの足を内股にしてもじもじとさいている様子に、最初の頃の自分を思い浮かべたのだろうか?
 くししと悪戯っ子のように口元を緩めると、ルリはおいでおいでと手招きをした。
「ベルちゃん。ちょっと、ここに顔を近づけてみて」
「こ、ここにですか?」

274 :ハーレム隊教育中? ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/31(水) 22:27:05 ID:4mT8oyQZ
 ルリはおっぱいが波打つサンドイッチの上方へベルの顔を持ってくる。ベルの十数センチ下には、我慢汁を噴出すガベロンのてっぺん。
「あ……あのー…、これって?」
「ふふふ。ベルちゃん。まずはガベロン様のに慣れて見ようかー」
 不安げにルリと挟まれた肉棒を交互に見るベルは、段々怖くなってきたのか顔を引っ込めようとする。それを姉貴分であるチキータが止めた。
「ベルっ、いいからっ、目を閉じずにっ、眺めていろっ、もうすぐだからなっ!」
 胸を揉まれながらのチキータに咎められ、ベルはどうしようもできず、結局てかてかと光るガベロンのを上から見下ろした。
「もうすぐそこからガベロン様の命の源が溢れてくるんですよぉ」
 ガベロンを胸に抱えたリディアは首を後ろに回して、あふあふと荒い息遣いのままベルに教える。
「命の源?」
「ええ、私たちはいつもそれをガベロン様から頂いているのよ」
「あふぅー。ジェシカ様もガーネット様も頂いてらっしゃるのよ。ガーネット様なんて床に飛び散ったそれをもったいないなんて言って舐め取っちゃうほどですわ……」
「え、それ本当なの?」
「見たことはっ、あるなっ、んぅっ」
 命の源と、言われ、ベルはここから飛び出すなにかに淡い期待を寄せたようだ。
「う、そろそろ、でそぉ……」
 ガベロンの息遣いがさらに荒くなり、大きく膨らんだ竿がびくりびくりと激しく脈動する。それにあわせて胸を合わせたラクレットとチキータの動きも激しくなった。
「ほら、もうちょっとよっ」
「ベル、目を閉じないでねぇっ、あんっ、あっ」
「お前一人に正面からっ、んぐぅっ、全て頂けるのだぞっ、ちゃんと受け止めろぉ、んはぁっ!」
「はい! 私。正面から受け止めます!」
「出るっ、出るっ、出るっ、もぐぐっ」
「王子様! 王子様! 王子様!」
「ふぅうっ、んはぁぁっ! ふぅあんっ! あああっん」
「んぐー…、ははぁ、ああんっ、閣下ぁっ、閣下ぁ、閣下ぁ! 閣下ぁぁ!!」
「…………っ!!」

 びゅぅぅぅぅぅぅ!!

「んぁっ、きゃあ!」
「出たぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
 鈴口から噴出した精液は勢いよく天に向かって飛び、頂点に居たベルの顔面へびちゃぁとぶつかった。
 ベルの鼻頭に当たった白濁色の液体は四方に飛び散り、顔全体を汚濁に染めていく。その勢いに驚いてベルは思わず顔を離した。

 びゅううう。びゅるるっ、びゅるるんっ

 第一撃の後は、それよりも勢いが劣る精液が飛び、粘液汁で光る二人の巨乳に垂れ落ちていった。あたりがじんわりと独特の匂いで満たされてゆく。
「王子様の絶頂の時の表情ぉ。私独り占めですわぁ」
 リディアは胸に顔をうずめたガベロンに、恍惚として笑い母親のように頭を撫でる。

 びゅるるんっ、びゅるる……。

 ふぅ、と全てを出し終えて脱力するガベロンの下半身でラクレット・チキータ・ミモザの三人は早くも胸に飛び散った精液の舐め掬いあいが始まっていた。
「あははぁ、今日も……、素敵なほどの量ですわぁ」
「桃まんのホワイトソースあえ、だなぁ。ぺろ、ぺろ」
「果実汁と混ざり合ってる……。甘い……」
 精液を吐き出しぐにゃりと脱力させた肉棒をラクレットがちゅうちゅうと吸って、尿道に残ったわずかな精液も回収すると、チキータとミモザは頭を伸ばして乳にまぶされた精液を赤い舌で舐めあう。
「ぴちゃ、ぴちゃぁ、ふふふ、こうやって口の中で泡立つのが、たまらん」
「くっちゃ、くちゃ……」

275 :ハーレム隊教育中? ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/31(水) 22:28:13 ID:4mT8oyQZ
 しかもそれをお互いに見せ付けあうように、口の中を開けて音を立てて咀嚼しあう。さらには口まで合わせ、精液同士を口腔交換するのだ。
 顔面に精液を受け止めたベルは鼻から垂れる精液をぬぐうのも忘れ、その光景に見入っていた。
 優秀で憧れでもあった姉貴分と先輩があんな貪りあうようなキスを、それも女の人同士でしあうなんて!
「ベールちゃん」
 いつの間にか隣に居たルリに鼻頭を舐められベルはハっとする。
 ルリは、えへへとベルの顔についた汁をぺろりぺろりと舐め、目が合えば悪戯に成功した子供みたいな顔で笑う。
「これが……、命の源なんですか?」
「そうだよ。ガベロンさまの命の源。赤ちゃんの元」
 ベルは鼻頭からこぼれる精液をぺろりと舐め取ってみた。
「に……にがいです……」
 ぺろぺろと舐めあうので甘いのかと思った命の源は顔をゆがめるほど苦く、ベルは思わず吐き出しそうになる。
「あはは。やっぱり慣れないとダメだよねぇー……。こっちに顔向けて。私が舐め取ってあげる♪」
 しゃぷっしゃぷっしゃぷっ。
 ルリのピンクの唇がおでこに触れた。そこから啜る音と共にベルの顔を滑っていく。くすぐったくてルリが目を閉じると、その瞑ったまぶたの裏をちゅっちゅっと啄ばむように吸われていった。
 優しげなキス。ああ、気持ちいい……。
「ふふふ、恍惚って感じね。ベルちゃん……」
 ぽわぽわと頬が赤く染まり、ベルの表情もゆるんでくる。あの潤滑果実のせいだろうか。あの果実は、実は匂いにとても強力な催淫効果が含まれているのである。
 何度も使ったことある親衛隊員たちはすでに耐性が出来ているので平気だが、あれは初めて間近で見て匂いをすぐ近くで長時間嗅いでしまったベルには効果抜群であった。
 ベルはふにゃふにゃと愛のついばみに夢中になってしまったのだ
「どうです? 王子様。ベルちゃんも仲間に入れてあげましょうか?」
「んぐーっ、んぐーっ!」
 リディアの胸でガベロンは一際大きい興奮の声を漏らした。



 ベルはベッドの上で憧れのお姉さまであるチキータに支えられる。
「お姉さま……」
「ベル。今からお前を私たちの姉妹にしてやろう。いいか?」
 姉妹、という言葉にベルはぱぁぁぁっと顔を輝かせた。場に飲み込まれたとでも言うのだろうか、先ほどまであった恐怖感は消え去っていた。
「はい、姉妹になります」
「ほら、ベル。閣下と姉達にお前の全てを見せてさしあげるんだ」
「はい……」
 服を脱ぎ捨て、真っ裸になったベルはチキータの胸のまくらに後頭部をうずめ、自分の全てをベッドの上に居る皆に曝け出していた。腕はチキータにとられ股は大きく開脚させられている。
やはり心の中ではとても恥ずかしいのだろう。顔は真っ赤になって瞳は切なげに潤んでいた。
 中心に居るガベロンはもちろんのこと、ラクレット・ミモザ・リディア、そしてルリ。全員妖艶で快楽に支配された顔でベルの体を眺める。
 ベルの体はチキータやラクレットと比べ、幼児体型と言っても過言ではないほど小さかった。
 この中でいままで一番貧乳であったミモザを大きくリードして『ぺったんこ』と言う擬音が似合いそうなほどの平べったい胸には、可愛らしいピンクのラズベリーがぴょこっと2つくっついているようだ。
 下へ目線を移すと、両足の付け根に綺麗な一本線のたてすじ。毛は生えておらず、そこから溢れている水がきらきらと光っていた。幼子のような
 しかし、すべすべとしたきめ細やかな肌と、腋の下から腰まで至る緩急の無い幼げなラインの体つきは、禁忌じみた魅力となってガベロンの心をわしづかみにする。
「綺麗だよ。ベルちゃん……」
 思わず呟いたガベロンの言葉にベルはいやいやと首を振る。
「御免なさい。ガベロン様……。お姉さまと違って、貧相な体で……」
「いや、全然そんなことはないよ」
「そうですわ。とっっても可愛いですわ」
 リディアの母親のような笑顔に、泣きそうになっていたベルの表情がいくらか緩和される。
「その証拠に見てみてよ。閣下の愛棒……♪」
 先ほど、あんなに出したばかりだというのに、ガベロンの肉棒は大きく膨張し反り返ってどくんどくんと音が聞こえそうなほど脈打っていた。
「お前の体に興奮してくれているのだ。ベル」
「あ、ありがとうございます。ガベロン様ぁ……」
 チキータの手がベルの下半身に伸びてゆく。細くてたくましい指が綺麗な縦線をなぞると、ベルの細やかな声とちゅぷちゅぷという水音が溢れていく。
「ああん……お姉さまぁ……」


276 :ハーレム隊教育中? ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/31(水) 22:29:03 ID:4mT8oyQZ
 無抵抗のベルの下でチキータの指は線を何度か往復し、粘りとした蜜にまみれてきたところで人差し指と中指を縦線に引っ掛けるとゆっくりゆっくりくぱぁ……と開かせる。
 綺麗な縦線を割って出てきたのは綺麗なピンク色でとくとくと蜜を吐く、幼げな初々しい膣口だった。ルリがひゅぅと口笛を吹く。
「ベル。ガベロン様にお前でさえも知らない恥ずかしいところを見られているぞ。気分はどうだ?」
「み……見てください……」
 てっきり抵抗するか、恥ずかしさに嫌がるかと思ったが、意外にもベルの欲求の言葉を口にする。
「ガベロン様ぁ、わたしでさえも知らない、恥ずかしいお○んこ……、穴が開くまで見てくださぁい」
 熱に浮かされたベルの表情は、快楽を求める要素が強くなってきた。女性器の呼称も口ごもることなく自らばんばんと連呼し始めた。
「お○んこぉ、はじめて見せちゃいましたぁ……、ガベロン様にお姉様ぁ……、これがベルのお○んこですぅ……。どうぞ、自由にお使いくださぁい」
 ベルの身悶えっぷりと代わりように親衛隊の4人は顔を見合わせた。
 そんな中、ガベロンは無言で全裸のベルに近づいてゆく。
「ベルちゃん……」
「が、がべろんさま……ん、んちゅ……」
 ガベロンとベルの影が重なった。唇を重ね合わせただけのキス。欲望のキスではなく、気持ちの、愛情のキスだ。
 ベルにとっては、男性相手でのファーストキスだった。
「……ベルちゃん。いくよ?」
「はい……来てください」
 口を離した後、ベルの心の中はガベロンでいっぱいだった。心の底まで彼女はガベロンのモノへとなってしまったのだ。
 もはや、彼女がガベロンを裏切ることはないだろう。こうして、ベルは本当の意味でガベロンの親衛隊となった。
「うううう……」
「んんんんんっっ!!」

 ずずずずずず……。

 ガベロンの肉棒がベルの縦線に吸い込まれていった。ぶちりという音と共に、重なり合った性器から赤い純血の証が垂れていく。
 ベルの体は痛みに震えた。体の芯を張りで突き刺された感覚と下半身から昇ってくる異物感に思わず悲鳴を上げそうになる。
(んぐっ、き、きつぅぅぅぅう)
 ガベロンも悲鳴を上げそうだった。ミモザたちの時とは比べ物にならないほどの小さなベルの膣は、肉棒を突き入れるだけでもかなりの抵抗で締め付けてくるのだ。
 奥まで全て入った時には、根元から圧迫してくる流動する膣にすぐにでも果ててしまいそうだった。飛び出しそうになる精液を、肛門に力を入れてなんとか食い止める。
「うふふ。おめでとう。ベルちゃん。これで、身も心もガベロン様のものだね」
「おめでとう、ベル」
「おめでとう」「おめでとぉー」「おめでとう……」
 ベルの純血とぽこんと肉棒の形に膨らんだ下半身を眺めながら、ルリたち親衛隊員は笑顔で口々に賞賛の言葉をベルにかけた。
 彼女たちも昔は、このようにしてガベロンの女になったのだ。自分の時と今の破瓜したベルと重ね合わせているのだ。
「あ、あ…りがと……、うござ…い、ま、すぅぅ……。お姉ぇ、さま…た、ちぃ……」
 苦しさに顔を歪め、グリーンの瞳からはぽろぽろと涙を溢れさす。しかし、心の中は悦びで満ち溢れていた。その証拠にぎゅうぎゅうと締め付ける膣はきつめながらもガベロンを悦ばせ快楽を与えるべく、蠢いていた。
「大丈夫か? 痛いだろうが、我慢したまえ。すぐによくなる」
「は……い、お姉…様……」
「王子様。動けます?」
「ん、なんとかね」
 ゆっくり、ゆっくり、ガベロンは腰を動かす。
 初めての挿入にベルはガベロンが腰を動かした途端、イってしまった。しかし、それだけじゃ終わらない。呆然とした意識はすぐに現実に戻され、すぐに異物の刺激に絶頂へと押し上げられるのだ。
「ベルちゃん、すっごい感度がいいですわねぇ……」
「3秒ごとにイってるよ……」

277 :ハーレム隊教育中? ◆oEsZ2QR/bg :2007/10/31(水) 22:30:23 ID:4mT8oyQZ
 ルリとリディアはお互い顔を見合わせ、ベルの表情から感想を言い合う。
 対する経験豊富なガベロンもあまりの快楽に眩暈がしそうだった。
 きつきつの膣はガベロンが腰を引いただけで、肉棒に絡みつくように無数の突起が離すまいと手を伸ばすようにして抜かれていくのだ。
 反対に腰を押し込めば、こんどは挿入を拒否するかのように閉じた口が肉棒を摺り上げ、奥まで届いたときは子宮口にキスされる。
 そして、ベルがイくたびにきゅぅぅと力いっぱい肉棒が締め付けられ、おっぱいサンドイッチとは比べ物にならないほどの圧迫が肉棒を襲ってくる。
ガベロンはすぐに限界を迎えてしまった。
「ごめん、ベルちゃんっ。もう、もうでる!!」
「え、あ!? あ、ああんっ! あんっ! あんっ!」
 高速に動く腰の動きとともに二人の絶叫が響いた。
「んああああっ、出るううううううう!」

 びゅくるるるるっ! びゅるるるる!

「あああああああああああああっ、出てますぅぅぅぅぅうううううう!」

 びゅるるるるんっ! びゅるるる! びゅびゅびゅびゅびゅーーーっ!

 大量の精液はベルの膣内には納まらず、結合箇所から愛液混じりのピンクの汁を噴出した。
「あらら。すっごぉい……」

 びゅくっ、びゅくっ、びゅくっ……。

「閣下。いままで見たこと無い顔してるわ……」
「ベルって、もしかしたら。超名器なのでは……?」
 絡み合っていた二人の姿に見とれていた親衛隊員たちは、あまりの二人の激しさにしばし呆然としていたが、ガベロンとベルが気持ちよさに気を失って倒れると、全員慌てて二人を助け起こした。



 その様子をじっと眺める目があった。
 暗闇に光る4つの瞳。
 秘密の覗き穴からベッドで脱力するガベロンを見ていたのはこの国の最高軍事顧問ジェシカとミシェル女史だった。
「どうでしょうか」
 ジェシカが同じくベッドの絡みようを見ていたミシェルに聞く。ミシェルはカップに注がれたココアを一口飲んで口を開く。
「……ふぅん。なるほど。ハーレム要員たちの忠誠度は合格。愛情の深さも大きし、なによりお互い仲がいいのがポイント高いわよね。こういうハーレムって女の子たちで変に派閥とか出来ちゃうとやりづらいのよね。」
 でもね、とミシェルは続ける。
「親衛隊員が、ちょっと自分の欲望にストレート過ぎるわよね。王子様が少し消極的だから、あれじゃあ、いずれは女の子たちで暴走しちゃって逆レイプみたいになっちゃうわよね」
「それは、私も感じていました。だからこそあなたを呼んだのです」
「ええ、わかってるわよね」
 そう言うと、ミシェルはカップを傾けココアを全て飲み干した。
「この国は、これまで私が出会ったどの国よりも、最高のハーレムがつくれそうな環境なのよね。だから、私も気合を入れて指導をするのよね」
「是非、おねがいいたします。ミシェル女史」
「ん、こちらこそね……」
 ふふふふふふっ………。

 ミシェル。
 彼女はこれまでいくつもの国で、王族の後宮やハーレムを作り、プロデュースしてきた、ハーレムのプロフェッショナル中のプロフェッショナルであった。

 大陸戦争まであと四年。
 ガベロンの国はじわりじわりとその領土を少しづつであるが広げつつあった。
(終わり)

835 :赤いパパ ◆DjhlgVcMVE4u :2010/04/20(火) 23:34:49 ID:AyCJsveD
書き込み失敗し、トリを晒してしまったので新トリです。今後はこちらでいきます。
ご迷惑おかけしました。

改めまして、ハーレム隊を投下します。
時系列には「進撃中回想シーン」→「(今回)」→「進撃中」→「教育中」なので、親衛隊がまだ二人しかいない状態でのお話です。
ではどうぞ。
(あと、途中投下が止まったら規制に引っかかったとか思ってください)


836 :ハーレム隊集結中! ◆DjhlgVcMVE4u :2010/04/20(火) 23:36:45 ID:AyCJsveD
 チキータ。
 立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。
 そして走れば俊足、突き刺せば  刺した槍は柘榴のよう。
 大きく育った果実のような大きな胸と、可憐な凛とした美貌を持ったメロル国家の最強の女槍騎士であった。
 自分の新調以上もある愛用の大槍を構え、一人槍の修練に励んでいた。目の前の訓練用の案山子を敵国の兵士に見立て、頭の中でなんども戦いの様子をシミュレートする。
 右・左・タイミング、1、2。刺す。刺す。刺す。
 3度目の突きで板金製の案山子は大穴を開けられ、吹っ飛ばされた。
「次!」
 すぐさまアシスタントに新しい案山子を用意させる。
「はぁっ!」
 また鉄の案山子に向け、槍を突き刺す。
 180センチの長身の体とグラマラスな体つきでありながら、彼女の槍を扱う動作は素早く、そして力強い。
 訓練でも手を抜かず、目の前の案山子に目掛けて全力で攻撃を加える彼女にサポートをしていた新米女騎士達はうっとりとしていた。
「お姉さま……」
「凛々しいお姿です……」
 この小説であるか無いかぐらいの百合成分はココね。
 まだ新人であるため、稽古の補佐をしていた二人の少女がチキータの汗を流す姿に見惚れる。
 だが、ここはハーレムスレのため百合っぽい展開には続きません。どがぎんとまたもや案山子が吹っ飛ばされる。
「次だ! ベル! 早く!!」
「「は、はい!」」
 新人たちは頬を赤らめる間もなくすぐに案山子の補充に戻った。
チキータは自分の身長以上ある大槍を使う女騎士であった。この王国の王子であるガベロンより二十センチも高い彼女は、大きな胸と引き締まったボディは軍神ガーネットさえ感心するほどの美しさとかっこよさを併せ持っていた。
 元々はただの貴族の四女だったチキータだが、ガーネットとジェシカによって戦闘術の才能を発掘された後はみるみるうちに実力をつけていき、いつのまにかこの騎士団での最強の人物へと成り上がっていた。
 まさに、メロル国家が軍事国と変化したからこそ出てきた金の卵なのである。

 今のチキータには目標があった。
 それは、
(ガベロン親衛隊……ッ! この国の王であるガベロン様に直接仕えることができるメロル国家最高位騎士団! 私はそこへ到達するのだ!)
 その思いを胸に彼女は今日も槍を振るうのだった。

 しかし、今現在のガベロン親衛隊として数えられているのは、たった二人だけ。
 しかも、その二人は、
「ガベロン親衛隊、隊長のルリでーす!」
 元々はただの町娘からの志願兵であり、半年前までは剣すらまともに扱えなかった、16歳の弱小女兵士と
「ガベロン親衛隊、副隊長のミモザです……。いぇい……」
 元々は城の給仕係の補佐の見習いという騎士団になる前は戦闘員ですらなかった17歳の元メイド。
 まったく、親衛隊が務まると思えない人物たちなのである。
(どうして…ッ! どうして……! どうして……ッ!! 騎士団最強である私が真っ先に親衛隊に選ばれなかったのだ!)
 その事実がチキータを苛立たせ、彼女の稽古をさらに鬼気迫るものにしていた。




837 :ハーレム隊集結中! ◆DjhlgVcMVE4u :2010/04/20(火) 23:37:44 ID:AyCJsveD

「軍神であるガーネットとまともに戦えるのは彼女だけでしょう」
「へぇ、凄いなぁ……」
 そんな、チキータの戦闘稽古を訓練場を囲む城壁の上から眺めていたガベロンはジェシカの説明を聞いてほぇーと口を開けて応える。
 下ではチキータは鬼気迫る勢いで案山子をふっ飛ばしているにもかかわらず、上の王子は能天気であった。
「なんで、あんなに怒ってんだろ」
 チキータの必死な思いはガベロンにはどうも届いていないらしい。
 まぁ、今のところこの大陸に戦争の臭いは感じられておらず、ガベロンもまだまだ平和を享受しているのだ。まだまだメロル国家は平和ボケしみているのである。
「なにか嫌な事でもあったんですかねー? イライラしてるようですよー」
 そんなガベロンの右腕を抱きこんでデート気分で見ているのが、親衛隊隊長のルリである。
「案山子がもったいない……」
 そしてルリよりはいささか淡白だがしっかりとガベロンの右腕を抱いて、覗いているのが副隊長のミモザだ。
 ガベロンとしては、人前でこんなにくっつかれると恥ずかしくて仕方が無いのだが、同世代の女の子のルリの柔らかな身体とミモザの可愛い身体は正直嫌ではなくむしろ大好き。
 ガベロンの右手は自然とルリの背中の腰元(というかほぼお尻)が定位置になっており、左手もミモザの控えめな胸の感触を楽しんでいるが常であった。
 恥ずかしいっての嘘だろ……。
 ぴったりとくっついて見当違いな会話を続けるガベロンたち三人にジェシカはじとりと目をやる。
 仲が良いことはいいが、なにぶん緊張感にかけている。こんなことで親衛隊たちはガベロン王子を守れるのだろうか?

 いくらでメロル国家最高位騎士団である親衛隊と言っても、ルリとミモザの二人はそこまで強くない。むしろ騎士団の中でもかなり下層の実力であるだろう。
 そんな彼女たちが何故、親衛隊に選ばれたのか?
 それは先々月に起きた大臣首謀の王子暗殺騒動がきっかけだった。
 ガーネットとジェシカの王子ご推薦軍事参謀によって、ほぼ無理矢理に近い形で権力を奪われた大臣や貴族や司祭たちが、ガベロンの命を亡き者にせんと動き回っていた中、
 なりゆき上ではあったが何の下心もなくただ想いと忠誠心だけでガベロンを守護したのがルリとミモザだったのだ。
 最終的に内乱はガーネットとジェシカの二人により鎮圧したが、彼女たちが活躍しなければ、ガベロンは簡単に殺害されていたかもしれなかったのだ。
 その命がけで王子を守った勇気と、王子への忠誠心、そしてそれによって生まれた王子への何よりも変えがたい『愛情』を大きく評価され、
 ただのしたっぱ兵士と給仕係の補佐のさらに見習いだったのルリとミモザの二人はメロル国家最高位騎士団であるガベロン親衛隊に大抜擢されたのである。
 なお、これらの部分はそこだけでも一作できそうであるが、なにぶんエロシーンがないためハーレムスレでやるにはちょっとスレ違い気味である。
 なので、いろんな部分や描写をかなり端折って説明していることをここに併記しておく。あとこれらの設定はこの物語の雰囲気づくりみたいなものなのであまりつっこまないでいただきたい。
 ハーレム隊進撃中はただの女の子達といっぺんにいちゃいちゃキャッキャッにゃんにゃんすることを目的とした純粋なハーレム小説なのだ。
 
 言い訳はともかく。

 この時点で親衛隊とは強さや実力ではなく、「いかに王子に忠誠を誓っているか」ということで選出されていた。
 ガーネットとジェシカが王子のために欲っしたのは自分たち以外で王子に忠誠忠実である者だったのである。
 んなわけで……、まだまだガベロンの忠誠心を図りきれないチキータは、実力がありながらも親衛隊に任命されなかったのだ。
 しかし…、しかしだ。ジェシカはじっとチキータを見つめる。
(しかし……、これからどんどんと戦火が広がっていくことでしょう……)
 5年後に起きる大戦。今は平和な王国だが、いずれは大陸全体を覆う戦争の闇に見舞われることだろう。
 今度は城だけではなく、外の国からも多くの暗殺者がガベロンの首を奪いに来ることになる。
(そのためにも……この親衛隊を強固なものにしなければ………!)
 ガベロンがミモザになでなでし、ルリがそれを羨ましがって自分にもなでなでをしてくださいっとワイワイガヤガヤキャッキャッウフフといちゃいちゃしていたガベロンたちの横で、ジェシカはある決意を固めていた。
(やはり、チキータを……、親衛隊に加えることにしましょう……)




838 :ハーレム隊集結中! ◆DjhlgVcMVE4u :2010/04/20(火) 23:39:14 ID:AyCJsveD

 その日の夜……。
 ガベロンは親衛隊のルリとミモザの二人とチェスをしながら夜の時間を過ごしてた。
 対戦相手はルリで、ガベロンのサポートにはミモザが入っている。
「こんな月が明るい夜は私たちのはじめての夜を思い出しますね。閣下」
 ポーンをガベロン側に進めながらルリが笑いかける。窓から照らされる月明かりで白と黒の盤面を睨んでいたガベロンはその声に、まるで田舎の大学生のような朴訥とした顔をあげる。
「はじめて…?」
 ナイトで攻めようか、それともピジョップで叩くか、それとも脇に控えるミモザの「ポーン」の言葉に従うか、考えに迷っていたガベロンはルリの言葉をうまく聞いておらず、なにが?と聞き返す。
「私たちがはじめて親衛隊に任命された日です」
「今日とおんなじ……満月の日……」
 そうだっけ、と、とりあえずミモザの「ポーン」を無視してピジョップを黒のマス目へ移動させる。
「もう、二ヶ月ぐらいだよね。うーん、もう二ヶ月も経ったんだ」
 5年後の大戦まで、まだまだ長い…と思っていたが時というものは相応にして流れるものであり、大戦の日までの日数もどんどんと消えていく。
「大戦まで、あと4年10ヶ月かぁ……」

 ガベロンが統治するこの王国の状況はがらりと変わっていた。
 大臣や貴族達による官僚政治の大規模撤廃。軍神であるガーネットとジェシカの二人による政策と裏工作により、城内の権力をすべてガベロンに一極集中させたのだ。
 その後、ガベロンの忠実な手先となった彼女らにより、牧歌的であり平和だったガベロン国家は純然なる軍事国家へと変貌した。兵士の大量徴用をはじめ、防壁の建設、魔法兵器研究所への多額投資……。
 もちろん、同時に民衆の公共事業への投資も惜しみなく行い、国民の生活レベルをも向上させ、国の方針への不満を出させず、小さくなった革命軍の芽も全て摘み取っていった。
 国の指針をはっきりと5年後の世界大戦に向けて運営し始めたので、国の動きは迅速かつ正確でしっかりしたものだった。未来が多少なりともわかっている分指針も取りやすいのだ。
 巧みに今回の資金はすべて5年後の世界大戦で取り返す算段である。
 まぁ、政治的なお話をあんまり描きすぎるといろいろと突っ込みどころが出てくると思うのでこの辺で現在の状況を止めておこう。
 実際のところガベロン自身も軍神二人に直接説明を受けてるのだが、このあたりに関して話半分しか理解できていないのである。いいのか一国の主がそんなんで。
 まだ世界には戦争の字はほとんど出ていない。だが軍神であるガーネットとジェシカの二人によって国は徐々に変わりつつある。ガベロンはいまだにその実感が持てていなかった。
 ただ実感としてあるのは。

「私たちは閣下の腕であり、下僕であります」
「私たちの全てを殿下にお捧げします」
「どうぞ、私たちに閣下の印を刻んでください」
「「さぁ……」」

 ガーネットとジェシカによる筆おろしは最高だったという、なんともアレな記憶だけであった。
 いやもう、初めての童貞喪失があんな美女二人からで、女性の体の神秘を惜しげもなく教えてもらい、ベッドの上であーんなことやこーんなことまで……。
 昔から王子は姫と最初で最後の肉体の契りを交わすべしとか言われてたが、そんなんもはやあの二人の胸に上下からサンドイッチされた瞬間、貞淑思想は吹き飛んでしまっていたのでした。
 変貌しつつある国家。ガベロンの暮らし。
 何から何までガーネットとジェシカにやってもらってるなぁ……。と、ガベロンはそれでも満更でもないとニヤニヤと口元を緩めていた。

「そして私たちがはじめて閣下に女にされた日でもありますね、うふっ」
「記念日です……」
 うっとりとした瞳でルリとミモザは視線を合わす。
 そうだ、この二人との初体験もしっかりと脳に刻み込められている。
 ちょうど二ヶ月前……。



 ガベロンの寝室。天蓋つきの大きなベッドに五人の男女が肌を絡みあわせていた。

「ああっ! んっ! んんっ! んんんっ! くぅっ!」
「殿下、腰の動きが弱いっ! もっともっと大きく突き上げるんです!」
「いや…っ、そんなこと言われても……、ルリの、キツくて……、これ以上無理っ!」
「遠慮してはむしろ親衛隊に失礼です。彼女をモノのように扱ってください。それこそ、ただの穴だというように」
「そんなムチャな……」
「ちゅば、ちゅばちゅば……ご主人様の……おっぱい……ちゅば……」


839 :ハーレム隊集結中! ◆DjhlgVcMVE4u :2010/04/20(火) 23:40:11 ID:AyCJsveD
 ベッドの上で裸のまま身体を絡み合わせているのは、このメロル王国の王子ガベロンその人と軍神の魂であり戦争参謀のガーネットとジェシカ、そしてまだ結成したばかりの親衛隊のルリとミモザである。
 男女比は驚きの1:4で、ただ一人の男であるガベロンの身体に四人の美女と美少女たちが肌を重ねている。
 白いシーツの上で肌色の身体同士が擦れあい、振動でぎしぎしと天蓋が小刻みに揺れていた。
「うう……っ、ルリの中、ぎゅうぎゅうで……。僕、きつぅ……」
 その女の園の中で唯一男であり、一生懸命腰をぶつけているのがこの国の王子のガベロンである。
 野暮ったい顔つきと犬猫のようなくせっ毛は、王子というよりどちらかといえば田舎の学生のような風貌だが、今の状況はまさに王族といえるものであった。
「まったく殿下。これから国を背負う者がただの少女にそれぐらいで声をあげてはいけません」
 そして、ガベロンの背中に張りついているのが赤の軍神、ガーネットだ。その筋肉質で大きな胸から引き締まった身体と細い腰をぴったりとガベロンの背中から腰まで張りつき、
 彼の肉棒の挿入をサポートしている。手はガベロンの腰に添えられ、必死に動くガベロンの身体を胸と軽い膝立ちで支えていた。
「いいっ、んっ! んぁ! んくぅ!」
 ベッドに寝たままM字開脚をし、そのガベロンの挿入をその自分自身で受け止めているのが親衛隊のルリだ。
 彼女は涙まじりの瞳でガベロンの顔だけを集中して見つめながら、口から溢れる悦楽の声を抑えようと必死に歯を食いしばっていた。
 体の中に誰か他の人の体の一部が入っていること、そしてそれが自分でも知らない奥の蜜を貪られていることで、頭が真っ白になっていた。
 それでも、身体は反応しているようで声が漏れてしまう。残った羞恥心で声をなんとか口の奥へ抑えるが、しかしどうしても静かに漏れていってしまう。
 なにしろ彼女にとってはこれが生を受けてからの初めての性交なのだ。きらきらと光る彼女の血液まじりの愛液があふれた二枚貝に差し込まれているガベロンの性欲の塊。
 ルリの脳内はスパークし、彼女の膣もガベロンの挿入を拒否するかのようにキツく締められていた。
 その中を頑張ってガベロンの肉棒が咥えこまれている。が、あまりにぴったりと閉じた二枚貝に前に進めない。
 そのうえ目の前には可憐な美少女であるルリが痛そうに顔を歪めて、潤んだ瞳でこちらを見つめているのだ。
「んんぅっ! 閣下ぁ…っ! やぁ…… くぅぅ……!」
 痛みに耐え、なにかの恐怖に身を引き締めているルリを安心させようとガベロンが彼女に手を伸ばす。しかし、その手は二人の美少女によって動きを止められる。
「ちゅぼっ、ミモザ、ただ舐めるだけでは獣と同じです。あなたは人間であり親衛隊なのですから、きちんと頭と口を使ってどうすれば閣下がここで感じるのか考えるのです。そして舐めつきなさい」
「は、はぁい……、了解しましたぁ。 ちゅぅ、ちゅううっ」
 ガベロンの胸には二人の美女が顔を寄せていた。
 氷の参謀ジェシカはメガネを外し、青い髪を揺らしながらガベロンの胸のポッチに口を合わせ、音を立てて吸い付いている。
 そのもう片方に居るのはミモザ。彼女は表情の乏しい顔を真っ赤にしながらガベロンの胸に張りつきべろべろとキャンディーのように舐めていたが、
ジェシカの教えを素直に聞き、彼女も同じようにちゅうちゅうと吸い付き始めた。
「んー〜〜……ちゅっ! ん〜〜……ちゅっ!」
「その調子です。音を立てて……、口をすぼめて……、まだまだ刺激が少ないですからね。んちゅぅぅう……」
「んんんんっ……」
 真反対に乳首を吸い付かれ引っ張られ、ガベロンはくぐもった声を漏らす。ルリに伸ばした手も一旦下がり、ぽんとジェシカの頭に置いてしまった。まるでもっと吸い付いてくれといわんばかりである。
 その手が嬉しいのか、ジェシカはもっともっと吸いつきを強くする。
「ちゅうぅう、ぽッ。 ふふ、閣下。ここを私たちのキスマークだらけにしましょう。ちゅうっ」
 頬をすぼめてまで吸い付き果物の果汁を吸いだすように吸引、ひと呼吸あり大きなちゅぼッという音とともに放す。
 こんなことを続けていけば、ガベロンの胸の周りは内出血で青い痣でいっぱいになってしまうだろう。
「ちょ、やめてよ。それ、かっこわるいし」
「浴槽係のメイドを変な気分をさせてやります……ちゅぅぅう〜〜〜ちゅば! ちゅうううう!」
「ううう……っ」


840 :ハーレム隊集結中! ◆DjhlgVcMVE4u :2010/04/20(火) 23:41:06 ID:AyCJsveD
 しかし、ジェシカのテクにミモザはノリノリで応えた。ジェシカよりももっともっとキスマークを残そうと胸に吸い付き音を立てる。
 なぜ必死なのだろう、浴槽係のメイドに嫌な思い出でもあるのだろうか。
「ぶちゅっ……ちゅっぽ! ぶちゅ……ちゅっぽん! ちゅぅぅう……ぽんっ! うちゅ、もっともっと濡らさないと……ぶちゅちゅちゅぅぅ……ちゅぽんっ!」
「ちゅちゅっ、ちゅぅぅぅうううう……ちゅぱっ! ちゅ、ちゅぅううううううう……ちゅぱぱっ! おうじさまのおっぱい……とっても可愛くて素敵です。うふふ……ちゅうううちゅぽ!!」
 二人が吸引音のアンサンブルとまだまだ未開発気味な胸の弄りにガベロンは身体をよじる。
「ああああぅうう……いい……、ジェシカ……ミモザぁ……」
 しかし、胸の刺激に気をとられると今度は腰の動きが緩やかに、おろそかになってしまう。
「ほらほら、ダメです! 腰が動いていません! まったく! 殿下、やはりまだまだ私が手伝ってあげなければならないようですね!」
 背中にしっとりとした肌を重ねて張りついていたガーネットが怒った口調で声をあげた。
 しかし、その口調の言葉の中になにやら情欲が混じっているように聞こえたのは気のせいなのかな?
 まるでさっさとルリとの性交を終らして、早く自分とセックスをして欲しい! という気持ちを隠しているような……。
 ただ、ガーネットの抜群のプロポーションの胸の柔らかで逞しく凛と整ったおっぱいの感触に後頭部を受け止められているガベロンにはまだまだ感じ取れないようだが。
「て、手伝うっって、またアレぇ…!?」
 アレとは、アレとはジェシカの処女を奪った際に行われたガーネットによる荒業なのである。
 実のところ氷の参謀ジェシカもルリ同様、蜜壷の中は非常にキツキツな名器だっためガベロンの肉棒挿入時にはかなりの時間を費やした。挿入後もキツく締まるジェシカのおまんこにガベロンは腰が動けなくなってしまったのだ。
 そのとき、ガーネットはガベロンに背中から抱きつき、ゆっくりと腰をあわせて………アレである。
「ええ! 殿下もきちんとその腰つきをマスターするのです!」
 ガベロンの腰に置かれたガーネットの手と指に力が入る。腰の動きをガーネットに抑えられたガベロン。炎の軍神の力はこの指数本だけでも軽くガベロンの身体を制御できるのだ。
「ちょっと、ガーネット。またこんなことされたら……前みたいにすぐ出ちゃうかも……」
「いきますよ。殿下。すぐに射精してはいけません。ルリ、お前もきちんと受け止めるのだ」
 ガベロンの言葉も聞かず、ガーネットはその鍛えられた腰を押し出した。 後ろからの圧力、ガベロンは逃げようとするが腰を抑えられているために、真正面以外に圧力を流すことが出来ない。
 そのまままっすぐ、ルリの膣内の奥の奥まで押し込んでしまった!
「んくぅぅう!!!」
「る、ルリちゃんっ!」
 奥の奥、まだ幼さを残した同年代の女の子の誰にも陵辱されていない膣を一気にずるずると通っていき、未知の領域の子宮口の入り口までガベロンの肉棒の先が達する。
 しかし、ガーネットの後ろからの進撃は終らない。ずんずんと彼女の腰は進んでいき、
ついには子宮口の入り口を押し広げ、中の蜜空間までガベロンの亀頭がにゅるりと侵入していってしまった!
「んんっ!!!!」
「んんんんんっ!!」
 途端、ガベロンとルリ二人のくぐもった声がハモる。
 それもそのはず、初めての挿入で浅かったところから無理矢理に深〜いところまで突き破ったのだ。
 彼女の身体はワケがわからないほど緊張し、その反応にあわせてガベロンの肉棒を咥えこんだ膣内も伸縮を強めた。
 ガベロンにとっては、先っぽちょっとしか入ってなかった肉壷に突然根元進められ、そこから竿全体がぎゅうぎゅうにねじるように締め付けられたのだ。
 きゅんっ、と一瞬だが破壊的に強力な愛の締め付けにガベロンは腰が砕けそうになる。
「る…ルリぃぃぃぃ……!」
「ご主人様ぁあ……!!」
 もちろんルリも腰が砕けそうだった。腰の内側からぎゅんっと快楽の大波と少しの痛みにもはや彼女は、すがるようにガベロンに両手を伸ばした。
 ガベロンもジェシカの頭から手を話し、ルリへと手を伸ばす。ルリの手とガベロンの手が正面から合わさった。いわゆる恋人つなぎという形だ。
 ぎゅっと力をこめて、白くなっていくルリの手に、ガベロンは射精欲に耐えるように同じように力をこめて握り返す。
「殿下、耐えてください。ルリがイク前に果ててはいけません……よっ!」
 ずんっ。
「いひぃ!」
「あっんっ」

 ずんずんずんっ。

841 :ハーレム隊集結中! ◆DjhlgVcMVE4u :2010/04/20(火) 23:41:57 ID:AyCJsveD
 ガーネットはまるでディルドーをつけているかのように、ガベロンの腰に自分の腰をシンクロさせて前後に振り出したのだ。
 ガベロンの腰は自分の意思とは関係なく揺れ、ペニスはただでさえキツいルリの膣内に問答無用で出し入れさせられる。
 ずんっ! ずんっ! ずんっ! ずんっ!
「あっ! あっあ! きぃ! んあっ!」
 まるで女の子のような声をあげるガベロン。その後ろでガーネットがルリに叱責を飛ばす。
「ルリ、気持ちいいなら、耐えるな、素直に言葉に出せ。殿下にお前の恥ずかしい声を聞いてもらうことが、親衛隊の役目でもあるのだぞ」
「あん…っ、あ……りょ……、りょうかいっ、しま、したっ……。ご主人様ぁっ……はしたない女だと……思わないでぇっ……、くださいね……っ ぁん!」
 ぎゅっと恋人つなぎした手に力をこめた。ルリは主人であるガベロンに
「ごっ…ごっ………、ごっ…………、ごっ……………、」
 すぅぅぅ、
「 ご主人さまぁぁぁぁぁ…! いいです! 気持ちいいですぅ! なんだか、わからないけど、ご主人様ぁぁ、ルリ、気持ちいいんですぅ!!!」
 突然の嬌声にガベロンは目を丸くした。
「ルリ?」
「いやぁぁぁ、もっと、もっとご主人様のくださぁいっ! ご主人様のが私のここを、きゅんきゅんきゅんっ♪て、突いてくださる度にっ! 私ぃ! 切ないんですぅぅぅぅ!!」
 きゅきゅきゅきゅきゅーーーーーっ!!
「うわぁ……」
 本能が開放されたとでも言うのだろうか? ルリの響くような嬌声に目を覚ました蜜壷は、本領発揮とでもいうかのようにきゅうぅぅぅとガベロンの愛棒を締め付けだした。
 きゅんっ! きゅんっ! ぎゅっ。
「る、ルリちゃん! や、やばいって!」
「ご、ご主人さまぁぁ〜〜っ! 大好きですぅぅ! もっともっと、ルリをどきどき切なくさせてくださぁい!!」
 さらに亀頭の先を吸盤のように吸い付きだした。お、おちんちんのさきっぽが子宮口でキスされている!ガーネットの無理矢理な挿出にもなんとか耐えていた射精欲がこれで一気にせりあがってきた。
 股間の中で溜まりに溜まった精液の塊が出してくれ出してくれと大暴れしているのがわかる。
 それなのにルリの蜜壷は、きゅ♪ きゅっ♪ とリズミカルに伸縮し、ガベロンの亀頭、カリ、竿を容赦なくぐにぐにと押しつぶす。
 ガベロンの口は開きっぱなしになって、呆けたように快楽を享受していた。脳の理解のリミッターが一瞬飛んだのか?

 ずんっ、ずんっ、ずんっ!

 ルリが城中に響きそうな大きな嬌声をあげても、王子がそんな状態でも、ガーネットの腰は止まらなかった。
「ほら、殿下! しっかり、ルリに負けないこと!」
 ガベロンの頭はガーネットの胸に支えられ、腰はガンガンと叩きつけられる。
 後頭部にガーネットのはぁはぁと荒い息があたっているのがわかった。
 ガーネットはガーネットで、初々しくもなんとも本能的な声をあげてよがり狂うルリと、我が主君との性交を間近に捉えて興奮しているのかもしれない。

 ずんっ! ずんっ! ずんっ!
 ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ!
 腰の動きはどんどんと激しくなっていく。結合部から溢れるおつゆが水音をベッドの上に響く。

 ぱんっぱんっぱんっぱんっぱんっ!

 その腰の動きは、ガベロンの股間のペニスの根元にある玉袋にも伝わっていた。
 ガベロンの腰が前に押されルリの膣を抉ると、ぶら下がったタマは一泊遅れてルリのお尻に叩きつけられる。その度にぱんっと情けない音を立てるのだ。

 ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ、
ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ、

 女の子の愛液と睾丸の音が混じる変な交響楽が生まれている。なんだか、マヌケみたいだな…、とガベロンは頭の片隅で思った。
 と、

 さわさわさわ……。

 うううう! この気持ちいいにもくすぐったいにも似た、感触はなんだ!?
 答えはすぐわかった。
「閣下ーぁ……。ここもいいんじゃないんですかー……?」
「じゅるじゅる……、さっきから気になっていたんですが、これは一体なんなんですか?」
 胸に顔を寄せ赤子のようにちゅうちゅうじゅるじゅると吸い続けているジェシカとミモザだった。
 どうやら、彼女たちも乳首に吸い付きながらもこのタマタマの存在と動きは気になっていたようで、二人は下から手を伸ばして、指で撫で回していた。
 その合計10本の細い指はガベロンの二つの精巣を容赦なく弄る。
「ちゅぱっ、ジェシカ様……、これは一体なんなんですか……? ぶにょぶにょしていて……、中に何か入っているようですが……」

842 :ハーレム隊集結中! ◆DjhlgVcMVE4u :2010/04/20(火) 23:42:40 ID:AyCJsveD

 こりこり。

「うっ!!!」
 ミモザはどうやら、コレについての知識は無いらしい。そのせいか、ソレがいかに男にとって敏感な部分とわからないため、なんてことなしに袋の中を転がすのだった。

 こりこりこりこりっ。

「んぐうう!」
 ジェシカはそんなミモザの手の動きをわかっていながらも止めなかった。そしていつものように、部下に教えるように答える。
「これですか? これは……ガベロン王子閣下の、タマタマです」
 こりっ。
 さわっ。
「タマタマ?」
 こりこりっ。
「ええ、タマタマです。ちゅぱ」
 さわさわっ。
「タマタマとは……なんですか?」
 こりこりこりっ。
「タマタマとは閣下の胤処です。閣下の中で我々が一番守らなければならない本丸、いわば天守閣なのです」
 さわさわさわっ。
「ちゅぱ…」
「まぁ、実際には後宮と言ったほうが正しいのかもしれませんがね。目的を考えると」
 こりこりこりこりこりっ。
 さわさわさわさわさわっ。
「大事なところなのですね」
「ええ、大事なところです」
 こりっこりっこりっ さわさわさわっ こりっこりっこりっ さわさわさわさわっ。
「ここでガベロン様の精液が作られます。あなたが先ほど頂いた種子も全てここから出来上がるのです」
「はぁ………なんと……。そう思うと、なんだかこのタマタマが愛しく思えてきました……」
 こりこりこりこりこりこりこりこり……。
「ええ、大事なところですが……実に可愛がりのあるところでもあるのです。どんどん可愛がってあげましょう。」
 さわわわわわわわわわわ……。
 二人の指はガベロンの袋に触手のように絡みついていった。
 ミモザは中のタマを指でぎゅっと握りこりこりと絶妙な刺激を与え、ジェシカは指の腹で袋の皺と付け根の筋をなぞるように優しく伸ばす。
「タマタマ……」
 ミモザはタマタマという響きになにかを感じたのか、まるで愛しい名のように「タマタマ……タマタマ……」と呟きながら指の動きを続ける。
「ふ……ふたりとも、限界がきそうなのに……そっちもは……やばい……」
 ガベロンの言葉もあろうことかまったく無視。彼女らはただ一心不乱に玉袋を揉み続けた。もちろん口元はガベロンの乳首につけたままである。
 もしかしたら、ずっとルリとガーネットに気をとられていたことにちょっと嫉妬しているのだろうか?
 ジェシカたちのちゅばちゅぱの唾液の音と、ルリの愛液がはじける音、そしてガーネットの肌をぶつける音。
 これらが前後左右下からの4方向からサラウンドで響き、その音源からはガベロンの敬愛と隷属のまみれた雌達に快楽を与え続けられている。
「うぁぁぁぁぁぁ……」
 言葉にならない。ガベロンの頭はもはや霧がかかっていた。
 ずんずんずんずんっ!
「ほらっ! ほらっ! 殿下! ルリを陵辱しつくのです! 腰をもっともっといれて! ほらほらほらほら!!」
 ガーネットの腰つき。
 じゅるじゅるじゅるじゅる。
「ちゅぱっ! ちゅぅうううううっちゅぱぱっ! ちゅぱぱ……ふ……閣下のお胸……キスマークだらけになってきました」
 ジェシカの吸い付き。(+ミモザ)
 こりこりっ、さわさわっ、こりこりこり!
「タマタマ………タマタマ……うふふ……うふふふふふふ……」
 ミモザの指使い。(+ジェシカ)
 そして、
「んああああんっ! あああっっん!! ぁぁあああっっん! ご主人様ぁぁ! ご主人様ぁぁああ!」
 ルリのきつきつのおまんこ。
 だ、だめだ。もう限界だ……。

843 :ハーレム隊集結中! ◆DjhlgVcMVE4u :2010/04/20(火) 23:43:16 ID:AyCJsveD
 パンパンに膨れ上がった睾丸が刺激を与えられひくひくと振るえ、急速に精液が作られている。
 ペニスの根元から快感のボルテージがせりあがっていく。これを一気に放てばどれだけ気持ちいいのだろうか。そんな期待が心の中でどくんどくんと心臓をノックする。
 出したい! 出したい! ルリの膣で……、射精したいいいぃぃぃぃぃぃ!!
 で、でも、ルリがイクまで耐えなきゃ……!でも、でも、ルリはいつになったらイクんだ!?
「ご主人様ぁ! 好きですぅっ! 大好きなんですぅ!」
 ルリの嬌声が響く。
「ぁあああん! えっちぃっ! ご主人様ぁ! 好きぃっ、好きぃっ! 好きぃぃ! 好きぃいい!!」
 そうだ、こんな時は僕も好きって言ってあげるんだ!
 ガベロンはもはや固く結ばれた手に無い力を振り絞って握り返す。
「ルリ! ……僕も好きだよっ! ルリぃぃ!」
 好き。彼が愛の言葉を口にした瞬間。ルリの表情は一気に明るくなった。
「ああああああ! 私もっ! 私もっ! 私もっっ!! 大好きです!!」
 刹那、彼女の膣がこれ以上ないほど締め上げられた。
 ぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅーーーーーーーっっっ!!!
「うわぁぁぁぁぁぁああああ」
「大好きぃいい! 大好きぃいいいいいいイキ、イキ、イキますぅぅぅぅーーーー!!」
 絶頂を迎えることを告げる彼女の叫びに、ガベロンの暴れる精液を押さえていた門をついに開門した。
「あああっ……! ご主人様、ご主人様ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「ル、ルリぃぃぃいいいいいいいーーーーー!!」
 き、きもちいいいーーーーー!!

 ドピュピュピュドピュドピュドピュピュピューーーーーー!!

 尿道を濃い粘液の胤が掻き分けられ、少女のような膣へ流し込まれていく。
「あああああぅぅぅっ、あああああぅぅ……」
 ガベロンはガーネットに支えられ、口からヨダレを流しながらも下半身の反応に身を任せていた。
 腰は自分の意思から外れてぐるぐると律動し、獣の本能に任せて胤付けを続けていた。
「あ、どちらもイキましたね。殿下、おみごとです」
 ガーネットの嬉しそうな言葉も彼の耳には届いていなかった。

びゅくっびゅくびゅくっびゅくっ。

 断続的に発射されるガベロンの精液。絶頂を迎えたルリの膣はぐにゅぐにゅと扇動し、粘液状の種子を受け止める。

びゅるる、びゅる、びゅる……。

 絶頂の時間はすぐに終る。ガベロンの腰と精液は勢いを失っていき……、最後はしぼんだペニスがでろりと肉門から飛び出した。
「はぁ、はぁ、はぁ、ご……ご主人様……」
「る、ルリ……………」
 二人の視線が交差した。玉の汗をびっしょりとかいたルリのつやつやと光る肌が眩しい。はぁはぁと息を整えていた彼女は、数秒経って途切れ途切れながらも言葉を紡ぐ。
「あ、ありがとう、ございます……。ご主人様……、とっても気持ちよくて……ルリは幸せです。えへっ……」
 初体験であまりにも無理矢理に近い挿入で辛かっただろうに……。それなのに、彼女は頬をピンク色に染めて幸福感に満ち溢れた顔でガベロンに笑いかけてくれる。
「そう、……よかったよ。ルリも……」
「はい……、ありがとうございます……」
 まるで恋人のようだ。
 ガベロンはルリを愛しく想う気持ちでいっぱいになり、その笑顔だけで癒されるよ……、そう言葉をかけてあげとうとする。が、口が動かない。
 脱力感がひどい。
 がくんっ、ガベロンの体が傾く。
 背中についたガーネットが慌てて肩を掴んで支えたのだった。


844 :ハーレム隊集結中! ◆DjhlgVcMVE4u :2010/04/20(火) 23:43:50 ID:AyCJsveD



「まったく初々しかったですねー、私たちも」
「……うふふふ……タマタマ……」
「といっても、あのあと火がついたガーネットとジェシカにレイプ同然にセックスさせられたんだけどね……」
 確かあの時はルリ・ミモザが1回づつだったにもかかわらず、ガーネットは4回、ジェシカでは前後ろで6回もやっちゃったんだよなー…。
 あの頃はまだまだガーネットとジェシカも性に貪欲だったものだ。いまも十分貪欲だけど、まぁいささか落ち着きを持ったという意味で。
「えへっ、チェックメイトです」
 ルリの右手にはナイトが抓まれ、ちょんちょんと白いマスへと動いていった。
 そうだ、チェスをしてたんだった。慌てて視線を盤面へ戻すと、ガベロンのコマの周りには黒い駒の包囲網が完成されていた。
 盤上のガベロンクイーンはどこへ逃げてもどの選択肢を選んでもバッドエンド確定。詰みである。
「……」
「ミモザ、ごめん」
 敗因はただのガベロンの見落としの凡ミス負けである。横に居るミモザの「だから言ったのに」という視線が痛そうなので、ガベロンはすぐ横は見ないようにした。
 ちなみに王子とルリのチェスの実力は4:6である。もちろんルリが6であり、王子のほうが4と一国を任されている身としては平民上がりの親衛隊に負け越しているのはちょっと情けない。
 うーんと、ガベロンは首をかしげた。
「どうして勝てないんだろう」
「私が言うのもなんですが、ガベロン様は戦局の考えかたが行き当たりばったりなんですよ。もっと、盤面を大きく見ないと」
「うーん、難しいなぁ……」
 そうは言われても、なかなか上手くいかない。こんな調子で戦争に勝つことなんて出来るのだろうか……。

 刹那、
 ばぁぁん!

 突然、ガベロンの部屋の戸が大きく開かれた。

(つづく)





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