Bitter Choco Liqueur
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特務魔術師レーチェ
〜アクアラクス王国滅亡記〜
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レーチェは、灰色の外套に身を包み、うつ伏せの姿勢のまま息を潜めている。目深にかぶったフードのすそから、レーチェの金色の前髪がのぞく。
「クゥン……」
後方で、銀毛の狼が不安げな鳴き声をあげる。精霊魔術の使い手にとって、友であり、下僕でもある『使い魔』だ。
いつもなら、友なる狼のたてがみをなでてやるところだが、いまのレーチェには叶わない。レーチェと相棒は、狭苦しい横穴の中にいるからだ。
(……いやな空気)
レーチェは、胸中でつぶやく。不快感の原因は、淀んだ風だけのせいではない。人工の洞穴を、淀んだ魔力が、不自然なまでに充満している。
とある村落の、放棄された坑道。岩壁に穿たれた通風孔に潜り込み、レーチェは、額にじっとりとした汗を浮かべながら、眼下の監視を続ける。
「やめて……いやっ! 助けて……!!」
地下通路として掘られた洞窟を、かよわい村娘が引きずられていく。レーチェは、眉根を寄せ、義憤をかみ殺す。
レーチェの鼻が、かすかな腐臭を感じ取る。使い魔の狼が、足下で身じろぎをする。
(……ゾンビ兵ね)
少女を連行する人影は、魔術によって操られる哀れな死体たちだった。彼らもまた、元村人の犠牲者だろう。
(なに……っ!?)
そのとき、逆立つ銀狼の毛並みが、レーチェの太ももにふれた。レーチェ自身も、獣の毛を持ち合わせていれば、同じ反応を示しただろう。
坑道の奥の闇から、ゾンビ兵よりも一回り大きい屈強な人影が現れたのだ。暗がりでよくは見えないが、ごつごつとした輪郭は、甲冑を身にまとっているからか。
なによりも、レーチェの感覚が、大男を中心に濃い魔力の渦を感じ取る。
「……活きの良い娘を捕まえてきたようだな……」
おどろおどろしい男の声が、洞窟に反響する。レーチェは、胸の奥にわき上がる恐怖心を、理性で抑えこむ。
「……いつもの場所に、連れて行け……」
大男の指示に対し、動く屍は敬礼を返すと、村娘を引きずりながら坑道の奥へと消えていく。声の主は、レーチェの視界の中心に近づいてくる。
(間違いないわね。こいつが……)
国家規模の魔術師組織である『秘法ギルド』から、脱走した魔術師がアクアラクス王国の領内に潜伏しているという情報がもたらされたのは、七日前の話だ。
脱走魔術師の名前は、ギデアル。王国を統べるエリーディア王妃が、腹心である『特務魔術師』レーチェにギデアルの確保を命じたのが、三日前。
かくして、レーチェは住人が失踪している村落に、脱走魔術師ギデアルがアジトを構えていると突き止めた。
レーチェは、脂汗の浮いた手を握りしめ、かたわらに置いた愛用の杖を確かめる。レーチェの手で精霊力を込めた、他ならぬ彼女自身の杖だ。
(こいつ……並の魔術師じゃあ、無いわね。こんな魔力量、始めてみる……)
それでも、レーチェには、アクアラクス王国の『特務魔術師』としての矜持がある。
『特務魔術師』とは、各国やギルドが抱える最上級の魔術師であり、極秘の任務を執行する王たちの懐刀だ。
まだ若いレーチェの実力を見抜き、『特務魔術師』の称号を授けてくれたエリーディア王妃に対して、彼女は深い尊敬と忠誠の念を抱いている。
(焦らないで……隙を見せるのを待つのよ……)
使い魔の銀狼の身震いを足下に感じながら、レーチェは自分自身に言い聞かせる。アクアラクス王国の精霊魔術師は、野伏せりとしての訓練も積んでいる。
(そう簡単に、気づかれたりはしないわよ)
レーチェが、そう思った瞬間だった。黒い人影の大男が、顔を上げた。レーチェが気配を殺して潜む、通気孔の内を視線が射抜く。
「……ひっ!?」
反射的に、レーチェは小さな悲鳴をあげてしまう。眼下の大男は、レーチェに向けて手をかざす。すると、狭い横穴の岩壁から、真黒いヘドロが染み出てくる。
「これは……っ!!」
レーチェは精霊魔術師の杖を握りしめる。上下左右の岩壁が、軋みをあげてる。四方にひびが入り、黒泥がひずみを押し広げていく。
大男は、かざした手のひらを握りしめる。魔力を帯びたヘドロの圧が、瞬間的に高まる。坑道に崩落音を響かせながら、レーチェの潜んでいた横穴が砕け散る。
「く……っ!?」
レーチェと相棒の狼は、身軽に回転しながら、坑道へと着地する。大男をにらみつけようと前を向くが、彼女の視界は漆黒に塗りつぶされている。
大男は、もう片方の手を、レーチェに向けてかざしていた。脱走魔術師の手の動きに応じるように、黒泥はレーチェの周囲に渦巻き、球を形作りながら包囲する。
女魔術師と使い魔を泥玉の中に閉じこめた大男は、先ほどしたように、手を握りしめようとする。しかし、今度は上手くいかなかった。
「……清き光よ! たなびく風よ! 我に──力をっ!!」
精霊魔術の詠唱とともに、レーチェのかけ声が岩窟に反響する。刹那、まばゆい閃光がほとばしり、旋風とともに、黒い球体を内側から弾き飛ばす。
(間違いない。こいつが、脱走魔術師ギデアル……それも、並の使い手じゃ……ない!!)
レーチェは、灰色の外套をはためかせながら、杖を構えつつ、正面のギデアルを見据えようとする。
「え……っ!?」
前方をにらむレーチェの視界に、高速で接近するなにかの残影が映る。
(……避けられ、ないっ!!)
呆然とする刹那、レーチェの眼前でなにかが弾け散る。友なる獣、使い魔の銀狼が、身を挺して主をかばったのだ。
高速の飛翔体は、人の頭ほどもある甲蟲だった。相棒の使い魔は、蟲の弾丸に横腹を貫かれ、レーチェの後方へと吹き飛ばされた。
(ごめんなさい。私が、不甲斐ないせいで)
レーチェは、ほんのわずか、命を散らした友獣に哀悼を捧げる。ゆっくりと精霊魔術師の杖の先端を、倒すべき敵に向けて突きつける。
「おまえが、ギデアルか」
「……だとしたら、どうした……?」
問答を交わしつつ、レーチェは、眼前の敵を凝視する。漆黒の兜の隙間から、不気味な赤い輝きを放つ瞳がのぞく。
見上げるほどの大男は、頭部と同じ黒い籠手と脛当てを身につけている。だが、甲冑と思っていた全身の大部分は違った。
レーチェが鎧と思いこんでいたものは、男の素肌だった。どす黒く変色し、異様に発達した筋肉が、岩のようにごつごつとした全身を形作っている。
(魔法で、肉体を強化している? でも、こんなのって……)
秘法魔術は、レーチェの修めた精霊魔術とは異なる魔法体型だ。だが、教養として知りうる知識では、ここまで禍々しい姿に変貌する魔法は聞いたことがない。
「……どうした、水の王国の特務魔術師。威勢がよいのは、最初だけか……?」
幽鬼のような、魔人のような、おどろおどろしい声が、廃坑に反響する。
「友の仇、とらせてもらうわ!」
レーチェは、灰色の外套を脱ぎ捨てる。編み込まれた金色の髪が、大きく揺れる。影に溶け込む被布の下から、精霊魔術師としてのレーチェの姿が現れる。
革製の手袋とブーツの他は、若葉を思わせる鮮やか緑色の魔術金属で造られた防具が股間と胸のみを覆い隠し、白い肌が岩窟の闇に浮かび上がる。
精霊魔術は、森に、山に、川に、あまねく世界に存在する精霊の力を源泉とする。
精霊力を敏感に感じるためには、諸肌をさらす必要がある。精霊魔術師は、必然的に急所のみを守る鎧を身につけることになる。
ともすれば、半裸の乙女に見えるいまのレーチェの姿こそ、紛れもない彼女の戦装束だった。
「脱走魔術師、ギデアル……覚悟!!」
レーチェは、短く呪文を唱え、指先で紋を描く。女魔術師の意志に応えるように、彼女の杖が生きているかのように姿を変えていく。
精霊魔術師の左手に握られた杖は、見る間に弓へと変貌していた。レーチェは慣れた手つきで、矢をつがえることなく、弦を引き、放つ。
耳をつんざく風切り音が、大男へと迫る。レーチェは、必殺を確信する。女魔術師の射った不可視の風の矢が、目標を貫くことはなかった。
岩影から、飛び出した数名のゾンビ兵が、腐肉の盾となって邪悪な主人の身代わりとなっていた。
「ちぃ……っ!」
レーチェは、舌打ちすると、次の呪文を詠唱する。同時に、漆黒の大男も反撃の態勢に入る。
「……水の国の特務魔術師。その実力は、いかほどのものか、見せてもらおう……」
大男が不適な笑みを浮かべながら、腕を振ると、その影から長い身を持った蟲が現れる。ムカデのような長蟲を握りしめると、男は鞭のように振り回す。
「脱走魔術師の分際で、いい気にならないことねっ!」
対するレーチェも、彼女の精霊魔法の力で、手にした弓が茨の鞭へと姿を変える。女魔術師は、自らを狙う蟲鞭を、茨の鞭で打ち落とす。
激しい打撃音が、廃坑の中を反響する。特務魔術師と脱走魔術師は、互いに間合いを保ったまま、それぞれの鞭を空中で打ち据えあう。
(なるほど、こういうこと……)
相手の打撃を打ち落とし、自らの一打も妨害されながら、レーチェは自らが抱いていた疑問の答えを得る。
そもそも、脱走魔術師が領内に逃げ込む程度の事件など、特務魔術師の出るほどのことではない。脱走するならば、その程度の魔術師だからだ。
(でも、こいつは違う……)
レーチェは、身を反らす。金色の前髪を、長蟲の牙がかすめる。
目前の男の実力は、凡百の魔術師を凌駕している。特務魔術師なみか、ともすればそれ以上だ。
そもそも、脱走魔術師風情が、村落の住人をまるごとゾンビと化して、使役するなどできるはずもない。
(なんらかの『秘宝』を持ち逃げしたわけ、ね)
相対する大男、ギデアルの情報をもたらした『秘法ギルド』の魔術師たちは、強大な力を持つ古代文明の残した『秘宝』を管理し、魔力の源泉としている。
おそらく、この脱走魔術師は、ギルドの秘匿していたなんらかの『秘宝』を所持している。場違いに強い魔力の正体だ。
「……でもっ!!」
レーチェは茨鞭を振るう腕の動きを早める。
「……ぬうっ……」
漆黒の大男が、うめく。中空における鞭の打ち合いは、徐々にレーチェが押し始める。
「実戦経験の差が出てきたみたいね! あなたみたいなのを、宝の持ち腐れ、って言うのよ!!」
レーチェは、勝利を確信し、しかし慢心はせず、一歩、二歩と前へと踏み込んでいく。特務魔術師の鞭さばきの前に、脱走魔術師の蟲鞭が弾き飛ばされる。
「もらっ……え?」
女魔術師の右肩に、深く鋭い痛みが走る。レーチェは、とっさに背後を仰ぎ見る。
銀毛の狼──他ならぬレーチェの使い魔が、主人の肉体に対して牙を突き立てていた。友なる獣の眼は濁り、狂犬病に冒されたかのようによだれを垂らしている。
「……くっ!!」
レーチェは、かつての使い魔を振り払おうとする。眼前の大男は、当然、隙を見逃さない。蟲鞭が、大きく弧を描き、一閃する。
「うあ……っ!?」
わき腹を真横から打ち据えられ、レーチェの身体は吹き飛び、岩壁に叩きつけられる。特務魔術師は、素早く身を起こそうと試みる。
「まだま、だ……ぁうっ?」
レーチェは、自らの肉体の異常に気がつく。痛みのみならず、しびれが全身に回っている。四肢が、思うように動かない。
「グルルルウゥ……」
蟲鞭の一撃とともに飛び離れた銀狼が、餓獣のうめきをあげながら、再び近づいてくる。
横腹に空いた大穴から、周囲の獣毛を赤く染めながら、臓物と鮮血がこぼれ落ちていく。
「……実戦経験が、どうかしたのか……?」
脱走魔術師のあざけりが、遠くに聞こえる。レーチェはめまいをこらえながら、状況を認識しようとする。
レーチェの使い魔が、眼前の男の魔術によって邪悪なゾンビと化したことは、ほぼ間違いない。銀狼を貫いた蟲弾に、呪力がこめられていたのだろう。
(こいつ……やはり、ただものじゃ……ないっ!)
ゾンビ化の魔術は、通常、数日をかけて完成するものだ。それを、目前の男──ギデアルは、わずかな時間でやってのけた。
さらには、ゾンビ化した狼の体液を、麻痺毒へと変質させる魔術までも、同時に完了させている。
特務魔術師であるレーチェが見ても、信じられぬほどの魔術の技だった。
「ひ。ぃ……っ!?」
どうにかひざ立ちになったレーチェは、かつての使い魔の、もう一つの異常に気がつき、悲鳴をあげる。
ゾンビ化した狼の、後ろ脚の狭間では、発情したかのように男根がそびえ立つ。
「いや……やめてっ!!」
レーチェは残酷な予感を覚えつつ、かつての友獣に哀願する。屍狼は元女主人の悲痛な叫びに耳を貸すことなく、彼女の肢体に体当たりする。
女魔術師は、力なく、四つん這いの格好に倒される。使い魔のなれのはては、牙で強引に、精霊魔術師の股当てをはぎ取る。
レーチェの脳裏に閃いた惨たらしい天啓が、成就しようとしていた。
「やああぁぁぁ……っ!!」
絶叫する女魔術師を意に介することなく、屍狼は彼女の背後から、身をのしかからせる。獣欲のまま、躊躇なく、元使い魔は、剥き出しの女陰に男根を突き立てる。
「んっ、あ、ぁぁぁ──っ!?」
レーチェのさらなる悲鳴が、廃坑に反響した。助けはこない。かわりに、闇の中から、一人、また一人と村人のゾンビが集まってくる。
「──ははははは……! 少しは、面白い見せ物になるかと思ったが……!!」
大男の哄笑が、レーチェの悲痛な叫号と不協和音を奏でる。
「……まさか、処女だったとは。少々、惜しいことをしたかな……」
餓獣の肉棒を穿ちこまれ、精霊魔術師の秘所から太ももにかけて、純潔の証である赤い血の筋が垂れ落ちている。
「いやっ! あ、ぁ、ぁぁ……」
レーチェの悲鳴が、弱々しく途切れていく。麻痺毒が全身に回り、四つん這いの姿勢すら保てなくなる。
屍狼はかまうことなく、牝の魔術師を組み伏せ、異種族の生殖器に獣根を幾度も打ちつける。
「ウ、ゥ、ウオオオ──っ!!」
ゾンビ化した牡獣が、遠吠えをあげる。それが、射精開始の合図だった。
レーチェにとって永遠にも感じられる刹那、女魔術師の膣道と子宮は、どぷどぷ、と獣の白濁液で満たされていく。
もはや指一本も動かせない。麻痺毒のせいか、心が折れてしまったのか、自分でもわからない。
「ぁ、あ……ぁ」
レーチェは、涙をこぼしつつ、わずかにうめく。まだ生暖かさを残す濁精が、処女血と混じって、太ももを伝う。
生命力の残滓を、背徳の行為に使い果たした精霊魔術師の元使い魔は、秘所から男根が抜け落ち、かつての女主人の横に倒れ込む。
レーチェの友であった獣は、使役者同様に、そのまま動かなくなった。
「……よし、連れて行け……」
ギデアルは、周囲を取り囲むゾンビ兵に対して、無慈悲に言い放つ。
意志なき屍たちは、うなだれるばかりのレーチェを両脇から抱え、彼女の身を闇の奥へと引きずっていく。ゾンビたちの股間は、大きく怒張していた。
アクアラクス王国は、山岳地帯に位置する。国土の中心に位置する一際高い急峰、その中腹から少しばかり登った地点に、清水をたたえた湖がある。
代々国を治める王家は、湖の中央に水上神殿を設け、代々、水の精霊への感謝と祈りを欠かしたことはない。
当代の統治者であるエリーディア王妃もまた、聖地へと赴き、月に一度、執り行われる豊穣の儀式に臨んでいた。
「──大いなる恵みをもたらす水の精霊よ、心優しき寛大なる風の精霊よ。我らに、実りと潤いを与えたまえ──」
水上神殿の欄干を前にして、エリーディア王妃は神官団とともに、祈りの言葉を述べる。小舟に、果実と酒を載せ、供物として湖に流す。
エリーディア王妃が戴冠してから、幾度となく繰り返された儀式は、今日も滞りなく執り行われた。
王妃は、帰路の準備にとりかかる従者を眺めつつ、白いドレスの胸の奥で不穏なざわめきを感じとる。
(なにかしら……?)
聖域の湖を背にして、霊峰を頂点として扇形に広がる国土を見やる。湖から伸びる河川は幾本にも別れ、空気にかすむ周辺国へと流れていく。
汚れなき雪解け水があふれる湖は、アクアラクスの聖地であり、王国のみならず周辺諸国にとっての貴重な水源地でもある。
決して国力が高いとは言えないアクアラクス王国にとって、豊富な水源こそ、民と国土を支える貴重な宝であった。
「王妃さま。馬車の準備が整いました」
「ええ、ありがとう」
従者の申し出に、エリーディア王妃は微笑みを返す。王妃の脳裏は、まったく関係のないことに思考が巡る。
『秘宝ギルド』から、秘密裏にもたらされた脱走魔術師の情報。ほぼ同時期に、発生した村落での住人失踪。
この二つの事件に、妙な不安を覚えた王妃は、腹心の部下であるレーチェに調査を命じた。
エリーディア王妃は、自分の判断が誤っていたとは思わない。しかし、胸の奥でざわつく得体の知れぬ感情はなんだろう。
(いいえ、だいじょうぶ。レーチェは、私の……アクアラクス自慢の、特務魔術師だもの)
エリーディア王妃は、胸中で自分自身に言い聞かせながら、馬車に乗り込もうとする。急峰から吹き下ろす冷風が、王妃の頬を撫でた。
第二話へ
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MC (洗脳・催眠)
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悪堕ち
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